やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

10万円以下で始められる高配当株はコニカミノルタを要チェック!

ミノルタと言えばカメラを連想

 何気なく投資サイトを見ていたら、こんなタイトルを見つけた。

 『10万円以下で始められる高配当株はコニカミノルタを要チェック!』

 

 コニカミノルタが高配当株だって?この記事、5年前のやつなのかな?

 こんな甘い言葉に騙されていろんな銘柄の高配当株や優待株を買ってしまったことがあると、このブログに書いたのがつい一週間前のこと。騙されたと書いた時点で、買って失敗したと言っているも同然なのだが、コニカミノルタはどうしようもないくらいのクソ株として、今もずっと塩漬け状態で持っている株の大御所なのである。

 その大御所とも言えるコニカミノルタがまた脚光を浴びているのか?記事の日付をみたら、今年の初めに書かれているものだった。

 その記事を読んでみると、『株式投資を行うのであれば、なるべく配当利回りの良い株式を選びたい』と書いてある。この意見には賛成だ。特に僕みたいに、買った株がことごとく下がってしまう銘柄しか選定できない投資家にとっては、当初の高配当利回りさえ確保できていれば満足なのである。

 『初心者は損するのが恐いからなるべく少ない投資金額から始められるところがいいと考える』とも書いてある。この意見には半分そう思うし、半分はそう思わない。いくら高配当株だと言っても、投資金額が少なければ少ないほど、もらえる配当金も少なくなるからである。と、以前の僕はそう言っていたと思うけれど、これまで百万円単位の軍資金をつぎ込んでは損切りするという行為を繰り返しているうちに、とうとう軍資金が底をついてしまった今となっては、なるべく少ない投資金額で済むような銘柄を買うような気がする。

 上記の2つの大前提から紹介されていたのが、コニカミノルタだったのである。

 そこには、コニカミノルタの今の株価は約560円であるが2019年まで平均約1000円ほどの価値があったことが書かれてました。

 そりゃそうだろう。僕が買った時がそうだったもん。で、そのあと一気に300円まで急落したんだよね。記事には、急落の原因は新型コロナによる影響による業績悪化が大きいと考えられるって書いてあるけど、僕が買った影響もあったんじゃないかなw

 で、その後は徐々に業績も回復して株価も300円から560円まで上昇してきていると。配当金は2023年度は20円の見込みなので、配当利回りは約3.6%となり高配当株と言える。今後業績が回復すれば現在よりさらに高利回り株となる可能性が高いです・・・というような言葉で締めくくられている。

 なるほど。

 昔の僕がこの記事を読んでいたら、間違いなくコニカミノルタの株を買っていただろう。なんていったって、業績が回復して株価も上がってきているし、今後さらに高利回り株となる可能性があるって、専門家が太鼓判を押しているから買って損はないだろうと。

 でもなー、1月に書かれているこの記事なんだけど、よくよく読んでみると要チェック!と書いてあるだけで、買うべきとは書いてないんだよな。内容も超高配当って書いてあるけど、単なる過去の実績が書いてあるだけで、将来高配当株になるっていうことじゃないんだよな。さらに「今後業績が回復すれば」っていう前置きがあることから、もはやこれは『タラレバ』の世界になっているんだよな。コニカミノルタ株を買わせようとする魂胆があちらこちらに見え隠れしている、煽り記事じゃないかなって疑ってしまいます。

 

 この記事を読んで高配当を期待してコニカミノルタ株を買った人は、あれから7カ月たった今、どういう気持ちでいるんだろう。なぜなら・・・

 ・現在の株価は456円で1月から約20%も下落

 ・2023年度の配当金は20円の見込みから一転して10円に減配

 ・2024年度の配当金はさらに減配して5円の見込みで配当利回り約1.1%

 案の定、これのどこが高配当株って言えるんだろう。しかも日経平均株価TOPIXが20%上昇しているなかで、コニカミノルタの株価は大きく下落してるしな。

 って言うか、ずっと塩漬けで持っている僕の身にもなってくれよ。