もうかなり前の話になるが、去年の11月19日に、四国グリーン紀行という切符の恐ろしいほどの魔力に憑りつかれてしまい、ポテンシャルを最大限生かしてお得に旅をしようかと策を練った話を書いた。
そして、できるかぎり多くの観光列車に乗ることと、四国スタートで四国終わりの日程にすることを考慮した結果、前日の夜に、名古屋ー丸亀間の夜行バスに乗車して、早朝に四国入りを果たし、最終日は松山市宿泊とし、翌日の朝に松山城を観光して昼のANA便で帰るというプランを立てたのだった。
「現存天守を巡る四国観光旅行」ということでスタートした四国旅行だったが、最終的にはただただ「列車に乗る4日間の旅」になってしまった旅程は、以下のとおりである。
初日 夜行バスで名古屋を出発し、翌日の早朝に丸亀駅のバス停到着
2日目 丸亀城見学
特急しおかぜのグリーン車で丸亀を11:17に出発し、松山に13:15着
観光列車の伊予灘ものがたりで松山を13:31に出発し、15:12伊予大洲着
大洲城見学
特急宇和海で伊予大洲を18:07に出発し、18:55宇和島着
宇和島宿泊
3日目 宇和島城見学
窪川駅周辺観光
観光列車の時代の夜明けのものがたりで窪川を15:13に出発し、17:53に
高知着
高知宿泊
4日目 特急南風グリーン車で高知を7:00に出発し、8:11に阿波池田着
特急剣山で阿波池田を8:32に出発し、9:47に徳島着
徳島駅周辺観光
観光列車の藍よしのがわトロッコで徳島を10:32に出発し、12:59に
阿波池田着
阿波池田周辺観光
特急南風グリーン車で阿波池田を14:24に出発し、15:19に児島着
児島駅周辺観光
観光列車の瀬戸大橋アンパンマントロッコで児島を16:11に出発し、16:33に
坂出着
特急いしづちで坂出を17:04に出発し、17:11に宇多津着
特急しおかぜグリーン車で宇多津を17:15に出発し、17:40に観音寺着
観音寺宿泊
5日目 琴弾公園見学
特急しおかぜグリーン車で観音寺を9:53に出発し、10:08に多度津着
ホームにて観光列車見学
特急南風グリーン車で多度津を10:48に出発し、11:41に大歩危着
大歩危観光
観光列車の四国まんなか千年ものがたりで大歩危を14:21に出発し、17:14に
多度津着
特急しおかぜグリーン車で多度津を17:25に出発し、19:23に松山着
松山宿泊
6日目 松山城見学
とまあ、こんな感じのスケジュールでした。列車の乗車時間は4日間で1321分、つまり22時間の乗車。一方観光に費やした時間は、6日間の旅行で1075分なので、列車に乗車している時間の方が多かったという、実に駆け足の観光旅行でした。
今回の旅行の内容については、どうやって観光列車の切符を予約したのかも含めて、備忘録としてそのうち書きたいなと思っていますが、いったいいつになることやら。
今回の旅行では、四国にある現存天守閣のうち、高知城を除いてすべて見学することができたし、さらに木造で復元されたお城として有名な大洲城まで見ることができました。また、ずっと前から一度見て見たかった観音寺町にある琴弾(ことひき)公園の銭形砂絵「寛永通宝」も見ることができたのが嬉しかったです。ちなみに、高知城は少し前に行って十分に見学してきたので、今回の旅程からは外しています。
残念だったのは、大歩危峡をはじめとして、四国の紅葉を楽しみにしていたのですが、時期としてはちょうどいい時期にいっているにも関わらず、ほとんど紅葉らしきものを見ることが出来なかったことです。
この四国グリーン紀行の切符を通じて知った観光列車。結論から言うと、ものすごく記念になる旅行ができました。友達同士で利用して感動を分かち合うのもいいですが、地元民の温かい歓迎とアテンダントのサービスに感動する一人旅での利用もお勧めです。
では、また。