やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

沖縄離島物語 その12 最終回

石垣市立図書館

沖縄離島物語のブログもいよいよ大詰め。

今回の石垣島及び周辺離島の旅も、とは言っても黒島と小浜島の2島しか上陸していないが・・・、今日で6日目、最終日を迎えたわけであるが、最後に選んだベッセルホテル石垣島でゆっくりと朝食を食べて11時前にチェックアウト。自転車を借りて近くのマーケットを見に行ってきたのである。よくよく考えたらチェックアウト後も自転車が借りられたのにはビックリ。小浜島での待遇とはえらい違いだ。

 そういえば、このホテルの特徴としてビーチ用のバスタオルを無料で貸し出していたので、「このホテル近辺で、歩いて行けるところでいいビーチがありますか?」と聞いたところ、残念なことに「無い」との返事でした。いったい、このバスタオルの貸し出しって、ニーズがあるのかなって思っていたところへ、買い出し要請の家族連れが来ちゃいました。どうやらレンタカーでどこかに出かけるみたいです。なるほどね。

 気を取り直してママチャリで訪れたのは、「ゆらてぃく市場」という、JAおきなわ八重山支店に隣接して建つ大きなファーマーズマーケットだ。地場の農作物などが並んでました。

 続いて訪れたのが、ユーグレナモールにある石垣市公設市場。那覇市にある第一牧志公設市場みたいなのを想像して行ったのだが、規模的にはそれほどでもなく、ガッカリでした。

 この二つを見た後で、向かった先は宿泊ホテルの近くにあった石垣市立図書館。

 空港バスの出発時間を気にしながら、沖縄の写真集とか、歴史・文化について書かれた本を見つけて、ペラペラと読んできました。最近の旅行では、図書館を見つけると、ついつい立ち寄って地元に関する本やガイドブックなどを見てしまうことが多いです。もっとも時間をかけて図書館で勉強するっていうところまではいきませんが・・・(#^.^#)

 さて、時間になりました。

 行きと同じ離島ターミナル前からの乗車でもよかったのですが、もう少し歩けば始発の乗場があるので、今回はそこから乗ることにしました。そのほうが、座れる可能性が高いからねw

始発乗り場となるバスターミナル

空港線のあるこちらの乗場から乗車します。

バス乗り場に隣接して売店もちゃんとあります

石垣島空港に到着です。熱帯魚のいる水槽がロビーにあるのは沖縄の定番でしょうかね

午後からの便なので、昼食の八重山そばを食べました。

行きとは違うお店です。価格が安い上に、並んでなかったのが選択の理由です。

全日空に乗り込み

いよいよ離陸です

今回も多良間島が眼下に見えました

下地島伊良部島があります。宮古島とは橋でつながっています。

宮古島池間大橋でつながっている池間島も見えます

阿嘉島座間味島渡嘉敷島などの慶良間諸島も見えました

沖縄本島の上空を通った後は、与論島が眼下に見えます

間もなくセントレア到着です。海に機体の影が映ってます。

無事にセントレアに到着しました。

 ということで、今回の沖縄離島の旅も終わりです。
 一応狙っては行きましたが、無事に梅雨明けの沖縄を楽しむことができて、とても満足しています。半面、もっとシュノーケリングで楽しむ予定で離島を選んだのですが、何十年も昔の海と、今の海とではかなり様子が違ってきているのかなっていう気持ちも持ちました。開発が進んで海が汚染される一方で、地球温暖化の影響も少なからず出てきているのではないでしょうか。もし、タイムマシンがあるのであれば、20代の頃の自分に戻り、黒島でシュノーケリングをしてみたらどんな海だったんだろうって、ついつい想像してしまいますね。

 情報化社会になり、なんでもネットで情報を得ることができる時代だったから、航空運賃も安く入手できたし、船の時刻表も簡単に手に入れることができてスケジュールが組みやすくなったし、現地での移動も地図アプリを使えば観光スポットだけでなく、歩くルートや時間まで表示されてしまうというメリットを得ることができたんですよね。  

 これって、かつて情報機器というものがなかった時代から、何十年という年数を経ているからできていることなんですよね。

 どっちの時代がいいんでしょうね。

 より多くの素晴らしい自然が残されていて、しかもタイパは抜群に良くて生活は便利で安心して旅が続けられる世の中。そういう時代を生きていきたいなってw

 え!? 欲張り?

 じゃあ、もう過去には戻って楽しむことはできないから、これから先の人生を楽しんでいくしかないですね。

 今度はどこに旅しようかな。。。

沖縄離島物語 その11 ホテル編

今回宿泊したのはベッセルホテル石垣島

 いよいよ沖縄離島旅行も最後の宿泊となり、今夜は石垣島のベッセルホテルにお世話になった。明日の昼過ぎには中部国際空港に向けて石垣島を離れる訳だが、最終日の宿泊を空港のある石垣島にしたのは、万が一天候不良等の理由で船が運行しなかったら石垣島に戻れなくなり、飛行機に乗れなくなってしまうからである。

 石垣島に宿泊していればそういった心配をすることがないので、よほどのことがない限り明日には自宅で寝ることができるわけである。

 さて、石垣島でお世話になったベッセルホテル石垣島については、レンタル自転車のこととか、部屋の様子をこれまでのブログで紹介しているが、今回朝食内容も取り入れながら忘れないように書いておこうと思う。

 前日の夜、石垣牛を食べてホテルに戻ったら、早速ドリンクとアイスクリームをいただいた。

ロビーにてアイスクリームとソフトドリンクをいただく

 このホテル、ウェルカムサービスとしてさんぴん茶とソフトドリンクの他にアイスキャンディーがいただけるのだ。アイスキャンディ―は1回につき1本と制限がかかっているのもの、昼の14時から夜の23時まで提供しているので、夕食を食べてからホテルに戻ってきてもちょっとしたデザートになるのである。

 私にとって一つだけ残念な点が、大浴場とサウナがないことである。もともと沖縄県には入浴時に浴槽に浸かるという文化がないそうなので仕方ないのかなとも思いました。離島の民宿に宿泊するとシャワーのみというところもたくさんあるようで、今回宿泊した小浜島もそうでした。

 ただ大浴場こそなかったものの、部屋のユニットバスは想像していた以上に大きくて、ゆっくりと湯船につかることができました。(#^.^#)

 さて、ここからは翌日の朝食についてです。宿泊者は1500円で食べることができます。私は朝食付きプラン(6月下旬金曜泊1名1室朝食付きで12500円を少し超える額でした。)で申し込んでいるので、実際にはもう少し安かったと思います。

 私がチョイスして食べた朝食はこれ。

私の朝食内容

 朝食会場はこんな感じでした。

朝食会場

 大好きなアイスクリームもありました。ちなみに、ブルーシールアイスです。ビッフェなので、アイスクリームも食べ放題なのですが、とにかく食べたいものが他にもたくさんあって途中でお腹がいっぱいになってきたので、少ししか食べれませんでした。

 ベッセルホテル石垣島の公式ホームページには朝食内容が紹介されていますが、本当に数多く揃っているなと思いました。今回、自分では食べることができなかったものを中心に、写真を撮ってきました。

 

粗挽きウインナーとベーコン

スクランブルエッグとごろごろ彩り温野菜

チーズボール&コーンボールと鶏のから揚げ

沖縄料理の定番 ゴーヤちゃんぷる

沖縄スパムポークと人参シリシリ

クーブイリチーとペペロンチーノ

石垣名物 じゅーしー 味ご飯みたい

カレー

タコライス、タコスなど

もずく、山クラゲ、パパイヤ甘酢漬け、サバ塩焼き等

ベッセルホテル石垣島のまぐろ丼コーナー

青パパイヤ、彩り海藻ミックスなどの命薬たち

ヨーグルトと沖縄黒糖ぜんざい

フルーツとサーターアンダギー

味噌汁

ラフテーとゆし豆腐

3種類のブルーシールアイスクリーム

八重山そばと薬味

泡盛

各種パンセット

ドリンクバー

コーンスープ

いろんな種類が盛りだくさんのコーヒー、紅茶、ソフトドリンク

 ざっと、こんな感じの朝食会場でした。写真をアップするだけでも疲れるわ~。

 結構挑戦しがいのある内容で、連泊してもいいかなって思えるくらいでした。もちろん、今回も朝食会場では1時間半を超える滞在で、ゆっくりと時間をかけて食べました。チェックアウトが11時なので、安心してゆっくりできたのもいいね。

 さて、これからチェックアウトを行い、空港バスに乗車するまでの間、少しだけ自転車を借りて市内を回りました。

 その話はまた後で。

 

 

 

信じられない信州の暑さと庭の草取り

長野県松本市 松本城

 先週、信州へプチ旅行に出かけたのだが、ちょうど梅雨も明ける頃で、好天に恵まれたのは幸いだったけれど、ずっと市内を荷物を背負って歩いていたので予想外に汗をかいてしまって大変だったのである。信州って、もっと涼しいイメージを抱いていたのだが、松本市街地がこんなに暑いとは。でもよくよく考えてみたら、私の思っている信州って、今からもう何十年も前の旅行で行った、蓼科、乗鞍、上高地、車山といった標高の高い場所のイメージであり、近年のように酷暑と言われる気候でもなかったので、涼しいというイメージはあながち間違えてないのかも知れない。

 ケガした足をかばいながら2日間重い荷物を背負って歩き回ったせいか、旅行途中で反対側の足までも痛めて(おそらく筋肉痛だろう)しまい、自宅に戻った翌日はベッドで静養する羽目になってしまったのだ。

 足も動くようになってきたので、庭仕事や畑作業をしようと思って昼間に外に出たら、異常な暑さに見舞われた。梅雨明けから連日熱中症警戒アラートが発表されていたのである。

 『どえりゃー暑いわ!!』

 この暑さ、松本市で味わった暑さと次元が違う。

 ごめんなさい。松本市がこんなに暑いなんてって思ってましたが、三重県と比べたら全然涼しかったです。

 ベッドで休んでいるときに、気になっていた庭の雑草。

 ほら、こんな感じになってる。

寝室から見た庭の様子

 いやいや、雑草が気になって気になって。もう、寝ても覚めてもという状況ですね。これ、ホンマに精神衛生上悪いです。でも、熱中症警戒アラートが発令されて最高気温が35度まで上がる屋外での作業は健康上悪いです。ヘタしたら命を失いかねないのだから。

 で、考えました。

 気温が上昇するまでの早朝に草取りをしたらいいんだ。

 その日は、一睡もせずに徹夜で過ごし、5時から作業を開始し、気温が30度を超えてくる8時半過ぎまで草取りを続けました。

 翌日も同様に。

 そして今日で3日目。

 これまでずっと夜型人間で生きてきたのに、いきなり早朝からの作業はリズムが狂います。昼寝をしているとは言え、さすがに寝不足でフラフラです。

 でも、働いた分、ちゃんと綺麗になってくれました。気分いい~♪

寝室から見た庭の様子(草取り作業後)

 とはいっても、これ、1週間経ったらまた元の木阿弥何だろうな・・・

 退職してもヒマにならないのは、庭に雑草が生えるからだろう。いや、庭だけではない、畑もだ。これに夏野菜でも作っていたら、その世話も加わるのだ。

 退職後に夢見ていた、『のんびりと優雅な一人旅をして過ごす人生』っていうわけにはいかないのである。

 毎年この時期になると、『わが辞書に草取りの文字しかない』と諦めている自分が悲しい。

沖縄離島物語 その10 石垣島編

牛の家(うしのや) 

  夕方4時にホテルにチェックイン。部屋で少し休んだあと、ホテル周辺を自転車で回ることにした。このホテル、京都でもそうだったが、なんと2時間以内であれば無料で自転車が借りられるのだ。(預り金の1000円が必要となるが・・・)

 靴擦れして歩くのもやっとだった私にしてみれば、非常にありがたい。これからプチ観光旅行だw

 というわけで最初に出かけたのが、石垣市八重山博物館

石垣市八重山博物館

 古い建物・・・。博物館自体が博物館だ。昭和47年に開館したそうなので、もう50年以上も前の建物ですね。入館料は200円だそうですが、私が到着したときには閉館時間の5時を少し回っていたので見学できませんでした。

 続いて訪れたのは、八重山島蔵元跡。

 到着するまで、『八重山酒造でもあったのかなぁ』とか『大きな酒蔵とかが残っているのかなぁ』とか想像していたのですが、到着してみると・・・

 

こんな場所で、看板だけありました。

看板の説明書きを読んでみると・・・

 『蔵元とは、首里王府が地方統治のために創設した政庁で、八重山のほかに宮古島久米島に置かれていた・・・・(中略)・・・・1879(明治12)年の廃藩置県後もなお存続し機能していたが、1897(明治30)年に廃止となり、八重山島蔵元としての370年余りの歴史を閉じた。』とある。

 なんと、お酒とは全く関係がなかったのである。

 いやはや、来てみないとわからないものである。

蔵元跡の側に建っていた石柱

道路元標の説明版

 近くにあった説明版を見ると『道路元標』と書かれていて、道路元標は大正9年に施行された旧道路法で各市町村に1つ置くこととされていたので、道路元標そのものは珍しいものではないようだが、説明版には、『その後、国内の道路元標は徐々に姿を消していき、さらにそのほとんどが戦前に設置され、法に基づいて高さ60センチほどの四角柱状の石材に文字が彫られているのに対し、この道路元標は・・・』と説明が続いていた。

 要するに、戦後の米軍統治下に置かれていた影響からか、オベリスク型の標柱に銅製のプレートを組み込んだ形となっているのが大変珍しく貴重なものとされたようである。ちなみに、設置当時の銅製のプレートはさきほどの石垣市八重山博物館に保存されているそうだ。

 続いて向かった先が、桃林寺。

桃林寺

 なんでも、桃林寺は日本最南端の禅寺で、臨​済宗妙心寺派のお寺とのこと。御朱印御朱印帳に書いていただけるとのことでしたが、生憎今回の旅行では御朱印帳を持ってなかったので、次の機会にいただくことにしました。だって私、日本最南端のお寺って聞くと、その御朱印が欲しくなってしまう性質なんで(笑)

 そろそろ夕飯を予約した時間が近づいたので、一度ホテルに戻って自転車を返却し、歩いてお店に向かいます。

 離島ターミナルがあるあたりの美崎町界隈は焼肉屋がとっても多くてビックリしました。これから向かう先は美崎町ではなく隣の浜崎町なのですが、ここも焼肉屋の看板をたくさん見ることが出来ました。

 今日のお店は牛の家。

 これ、「うしのいえ」って読んでしまったら、牛舎になっちゃうよなw

 「うしのや」って言うそうです。

 冒頭の写真がそのお店の外観。

 え!?焼肉屋っぽくないって?

 そうなんだよなー

 最初見た時、唖然としました。

 おいおい、ここはスナックか?って

 なぜここを選んだのかって?

 ホテルから歩いて行けるくらい近くて、しかも石垣牛が食べられるところで、口コミの評価が高いところだったから。

 で、先ほど書いたとおり、この界隈でも何軒かのお店がヒットしたのですが、決め手となったのが、自分が住んでいる三重県にこれとよく似た名前の焼肉店があってなんとなく親しみが湧いたというだけの理由から。

 実際に現地に来てみて、その外観を見て『失敗したかな!?』って思ったものの、既に予約していたので中に入ってみました。

 

店内の様子

 ほら、やっぱりスナックじゃん(笑)

 料理はお任せだというので、とりあえず5000円の予算で予約したのですが、美味しい肉があれば追加は構わないとも付け加えてあります。

 で、出てきた料理がこれ。

最初のローストビーフと烏龍茶

出された順に並べると、こんな感じでした

 肉の部位の説明もありましたが、まる腸だけはわかります。あと、いちぼとか、経産牛のヒレ肉とかあったけれど・・・。みんな忘れてしまいました。料理に出された肉は全て、保有している農場で飼っている経産牛と石垣牛ということです。

 この店で食べた経産牛のヒレ肉、やわらかくてとても美味しかったんです。

 ちなみに経産牛って聞きなれない言葉だったのですが、国の経済産業省が飼っている牛のことではなく、帳尻合わせの計算用としての肉のことでもなく、出産を経験したことのある雌牛のことです。地元のスーパーで「経産牛」って書かれた牛肉を見かけることは今までなかったので、あまり市場に出回っていないのかも。いや、もしかすると経産牛って書いていないだけで、私がよく買ってしまう安売りの黒毛和牛のモモ肉は、実は黒毛和牛だけれども経産牛のモモ肉かも知れないな。

 写真で示したとおり、こんな感じで牛肉のオンパレードでした。

 味付けは胡椒がふってあるだけで、タレに漬けて食べる感じではありませんでした。

途中でウーロン茶をお替りし、やわらかい石垣牛をたくさん食べ、ガーリックライスやスープもでてきたので、もう満腹です。

 お会計をお願いしました。

追加の肉が1400円。これにソフトドリンク代が600円。

 合計金額7000円を支払って、お店を出ました。

 女将さんが一人で切り盛りしているお店でした。時間が早かったので、お客は私一人だけでしたので、いろんな雑談をしながら食事を楽しむことができました。

 食事が終わりかけのほうになった頃に、予約していた常連さんのグループが入店したため、女将さんは俄然忙しくなったようでした。

 最初、えええ~~って思ったお店でしたが、お店の人と喋ることができるようなアットホームなお店で、選んで正解だったのかなって思いました。

 

夜はこんな外観です

 次回、同じホテルに泊まった時には、またこの店に来ちゃうかも。

 

 沖縄離島物語もその10を超えちゃうけど、その11に続きます。

 

 

沖縄離島物語 その9 小浜島編

西大岳(にしうふだき)展望台

 もう一つの高い展望台とはどこか。

 それは、昨日登った大岳展望台のすぐ西側にある西大岳展望台だ。

 標高99mの大岳が小浜島で一番高い山だとすると、おそらくここは二番目に高い山になるのであろう。ちなみにここの標高だが、私は知らないw

 マングローブ林が望めたかカトレ展望台から西大岳に歩いている途中で、松の木のような大木が3本程並んでいる不思議な光景に出会った。

これがその大木

 大木といってもそんなに大きい木ではないのだが、周りの景色からは目立っていたのである。グーグルマップでも確認が取れなかったので、どういうものなのかはわからなかった。

 カトレ展望台から歩くことおよそ30分。かなり疲れが出てきており、最後の展望台に登る階段ではよろけながら、しかも途中で少し休憩しなければ息が続かなかったのである。相当疲れてきていたのかなぁ。

 頂上からの展望はこんな感じ。

コーラルビーチ側の海。遠くに嘉弥真島(手前)と石垣島(奥)が見える。

由布島西表島

ちゅらさんの碑

 西大岳から見た風景の最後の一枚は、これ。小浜島最高峰と言われる大岳からはどう望んでも撮れなかった風景だ。

大岳を望む

 そういえば、ちゅらさんのロケ地としての島なのであるが、ちゅらさんというNHKの朝ドラを見ていなかったので、特に何の感動も湧かなかったし、既視感もなかった。せっかく小浜島という離島にやってきたのに、ちょっと残念な感じ。で、ちょうどこの頃にNHKでちゅらさんが再放送されており、三重県に戻ったら是非見て、小浜島の風景をドラマで確認してこの旅を懐かしもうと思っていたのだが、結局まだ一度も見ていない。ずっと家にいるのでいつでも見られると思うと、ついつい見そびれてしまうのだが、そのうちドラマの再放送が終わっちゃうかもね。

 ふらふらしていた原因がわかった。

 疲れているだけではない。無性に喉が渇いていたのだ。暑い日中を長時間歩き続けたため、体の水分が蒸発してオーバーヒートしかけていたのかも知れない。

 ちょうど西大岳のふもとにあるちゅらさん広場(つまりは大岳のふもとと一緒)にドリンクの自動販売機があったので、そこでスポーツ飲料を買った。

公園に設置されている自販機なので、価格は150円と良心的だった。

 この時点で1時半。残された時間は残り30分だ。お腹もすいてきたので、唯一の売店に立ち寄ってパンを200円で購入し集合場所に向かう。

たまごロールパン

 約束した時間の2時までに無事に宿泊場所に戻ることができた。チェックアウトをしているので自由に飲めるセルフのコーヒーは飲まずに、自販機で買ったスポーツドリンクでパンを頬張った。

 このあと、港まで送り届けていただき、やってきた船に乗り込む。

小浜港ターミナル

小浜港ではシュノーケリングやダイビングに出かけるボートと遭遇

 

小浜港の桟橋

まもなく出航時間だったので桟橋で待っていたら、安栄観光の船がやってきた。

大きくて立派な船だ。来た時とは大違い。

と思っていたら、乗船するのはこっちに停泊している船だったwww

 船は石垣島行きであるが、途中で竹富島に立ち寄る便だった。小浜島から竹富島に行く場合は、この船に乗れば石垣島で乗り換えることなく直接行くことができる。

立ち寄った竹富島の港。何十年も前の話だが、初めてここに来たとき、港なのに海水が透き通っていて綺麗だったことにびっくりしたのを思い出した。懐かしい・・・

石垣港に到着

 スケジュールを変更して、当初の予定より早く石垣島に戻ってきたので、これからホテルにチェックインして、夕食までの間少し観光することにした。

 今日の宿泊するホテルはここ。港の目の前というわけではないけれど、歩くのに苦痛というほど離れてもいない「ベッセルホテル石垣島」だ。ここを選んだ理由の一つには、京都にある『ベッセルホテルカンパーナ京都五条』をよく利用していたというのがあげられる。

広いベッドがあって機能的な部屋だ

 このあとも、続きます・・・多分

沖縄離島物語 その8 小浜島編

小浜島で見つけたシーサー

 いよいよ小浜島での最終日。つまり、島に来てから3日目の朝を迎えた。沖縄離島の旅も6日目となり、残りは今日と明日の2日間となった。

朝食

 当初の予定では、ゆっくりと午前中からお昼にかけてシュノーケリングを楽しみ、夕方の16:50の便で小浜島を発つ予定を組んでいたのです。

 でも、宿泊場所からビーチまでは遠く、しかも歩いていくしか方法がなく、1日目も2日目も、どう見てもサンゴ礁に戯れる色とりどりの魚たちが見られるようなポイントなんてなさそうで、自分好みのビーチではなかったので、海に入ることを諦めて予定を早めることにしたのだった。

 小浜島って、もっとシュノーケリングが楽しめる海岸なのかなって思っていたので、今日の夜の宿泊場所のホテルで、シュノーケル機材を洗って干す場所があるのかを確認したくらいだ。(個々の鍵付きの保管場所が屋外にあるという返事をいただいてました。)

 ところが・・である。

 船の便の変更を宿泊場所のオーナーに伝え、送迎時間の変更を申し出たところ、送迎は朝しかしていないとのこと。

 ・・・・・

 いやいや、予約時に到着時刻と帰りの時刻を伝え、そのうえで送迎をしていただける条件で宿泊している旨を言ったのですが、どこの島でもチェックアウト後は送迎をしていないと言う。

 黒島では、午後の便での送迎をしていただいた事と、ここでは宿泊予約時に夕方の船で石垣島に戻るので、送迎をお願いしますという条件で予約した旨を再度伝える。

 結果的には、2時に送迎してもらえることとなり、2時にここに戻ってきて欲しいとのこと。

 よくよく考えてみると、この宿泊場所は共同のシャワールームというのがなかったので、海水浴をして帰ってきてからシャワーを浴びて着替えようと思っても、チェックアウト後はできないということがわかったので、やっぱり海に行かなくて正解だった。

 チェックアウト後の荷物は預かってもらえるという事だったのでほっとしたが、それも無理って言われたら困ってしまうところだった。

 ちなみに、今回利用した安栄観光の往復チケットは、往路は日時を指定しないといけないが、復路は行きの航路の乗船日から14日以内まで有効で出発時間もオープンなので急遽予定を変更しても大丈夫なのだw

 さて、今日も歩くぞ~~!!

 向かった先は、石長田海岸。

 「また海?」

 「いやいや、泳ぎませんって ^^;」

 この石長田海岸は、マングローブが群生している海岸なのです。防波堤があるので、砂浜のようなものはなく、干潮になるとタコの足のような気根が見えるようですが、残念ながらまだ潮が満ちているような時刻でした・・・。

 

道中で見かけたヤギ。こっちを見てくれました。

 靴擦れした箇所に絆創膏を貼って出かけたが、やはり痛い。

 歩くことおよそ20分。ようやくたどり着いた。

防波堤から降りて撮影

 堤防沿いにマングローブ林を見ながら南下します。

 マングローブはこれまでにもいろんな場所で何度も見てきました。例えば、西表島で見たし、この前の宮古島でも見たし、沖縄本島でも見ることができるので私にとってはそんなに珍しいものでもなく、あえてここまで見に来る意味があるのか?って聞かれると返事に窮するんですが・・・。

 小浜島、チェックアウトしちゃったら居場所がないから、何かをしていないとヒマだったしね。他に徒歩で回って見るような場所がないし。本当は細崎海岸とか海人公園まで足を伸ばしたかったんだけど、炎天下に加え、靴擦れしている足で歩くにはあまりにも遠かったのだ。

カヌーが置いてありました

このマングローブの間をすり抜けて沖合に出るんでしょうか

 どんどんと南下していきます

だんだんと数が減ってきました

最後の方はこんな感じの写真が撮れました

 このあたりの水深は、20センチほど。見てきたら入りたくなってきたので、サンダルのままジャブジャブ入って小浜島最後の海を堪能してきました。そのあと、絆創膏が剥がれてしまい靴擦れした傷跡に塩水が沁みて痛かったことや、ふやけた足でこのあとも歩き続けたために、他の箇所も靴擦れして大変でしたが。

 このあと、近くにあったカトレ展望台に登りました。

カトレ展望台

展望台からマングローブ林が綺麗に見えます

左下に見える堤防を左に向かって円を描くように歩き、中央付近まで行ってきました。

 この時点で12時30分。14時まであと90分となりました。

 このあと、もう一つの高い展望台に登ることを決意し、カトレ展望台を後にしました。

 このあとの続きはまた後で・・・。

 

 

  

沖縄離島物語 その7 小浜島編

大岳展望台頂上で見かけた「小浜節」が刻まれた石板

 小浜島2日目の朝を迎えた

 今日の朝食はこれ

朝食

 近くのテーブルに置いてあるインスタントコーヒーを自分で入れて飲んだ。

テーブルの上には、冷水ポットとコーヒー、緑茶の他にお酒も置いてあった

 昨日の夜、サンゴが見られるようなビーチはないのか?とオーナーたちに尋ねてみたが、残念ながら決め手となるようなビーチ情報を得ることはできなかった。ただ、いかにもという名前のビーチを勧められたので、今日はそこまで足を伸ばすことにした。

 その名も「コーラルビーチ」

 これは期待が持てそうだ。

 干潮時刻が近づく午後からビーチに行くことにして、午前中は宿の近くを観光することにして、向かった先がNHKの朝ドラ『ちゅらさん』のロケ地となった「こはぐら荘」。

こはぐら荘

 私有地ということなので中に入ることができず、道路から外観だけをカメラに収めてきました。

 つづいて向かったのがシュガーロード。

 サトウキビ畑が広がる一本道です。

シュガーロード

シュガーロード沿いの風景

 このシュガーロードをずんずんと下に降りていった先に、またもや北海道らしい風景を見つけけたので、記念にパチリ。

島内にあった商店だが。ここ以外にもあったのかなぁ

 散策帰りに昼食を買いに立ち寄った売店

 買ったのはこれ。

昼食の弁当と飲料

 このゲンキクールは、黒島の民宿で一緒になった人が石垣島で買ったと言っていたので、私も買ってみました。

 飲んでみた感想ですが、味は森永マミーに似た感じでした。甘くて、美味しくて、ぐびぐび飲んでしまいました。

 お腹も膨れた事だし、シュノーケリングの道具、レジャーシート、お菓子、マリンブーツ、水中カメラ、ビーチタオルなどを防水バックに詰め込み、途中で大岳展望台に登り、その後でコーラルビーチでシュノーケリングを楽しむことにして、宿を後にしました。片道2.5キロメートル、およそ展望台にも登るため、40分程度歩く計算になります。

 

途中で見かけた不思議な植物 何でしょう・・・

違う木では、上の方に見慣れたバナナが実ってました

 大岳展望台のふもとに到着です。

火番盛「大岳」の案内説明文がありました

 黒島で見た火番盛と同じ役割を、この小浜島では標高約99.2mの大岳が担ってたんですね。

 大岳のふもとの公園に、小浜節が刻まれた石碑がありました。このふもとにある石板と頂上にある石板とでは、少し歌詞が違うような・・・

上がふもとにあった石板、下が頂上にあった石板

 小浜節が刻まれた石碑を左手にみながら、階段を登っていくと、東屋が見えてきました。 

 さすが、たかだか標高100mとは言え、島一番の高い山です。見晴らしは最高でした。

港の方向。遠くの島は石垣島

今から向かうコーラルビーチ方向。

細崎の方向。遠くに見えている島は西表島

遠くに「はいむるぶし」や「星野リゾート」のホテルが見える。左が昨日行ったビーチ

 展望台を後にして、またもやてくてくと歩いてコーラルビーチへ

 苦労してたどり着いたコーラルビーチはこんなところだった。

少し先にボールみたいなのが見えるが・・・

 どうみてもサンゴ礁がたくさんあるようには見えないですね

 昨日のビーチより深いので泳ぐことは可能なのですが、少し沖に浮いているボールがとても気になります。これ以上先に行くと危険とか!?

 そもそも誰もいないじゃん。

 誰もいないから、一人ぼっちで泳ぐのはやっぱり怖い。

 恐る恐る近場でシュノーケリングするしかなかったのだ。

疲れたので休憩。お菓子も頬張る。

 沖合を豪華客船が通過して行った。

 と同時に、カップルでシュノーケリングをしにきていた人と遭遇。初めて、ビーチで人を見かけたよ。

豪華客船とカップ

 一人じゃないと思うと心強い。私ももう一度海に入る。ボールより遠くに行かないようにしていたけど、干潮時間近くだったのでボールはもう目の前だった(笑)

 自分一人じゃないと思って少し遠くまで泳いでいってシュノーケリングをしていたが、残念ながら写真をとるまでもない風景だった。結局1枚も水中写真をとることはなかったのである。

 一人じゃないっていいなぁと思いながら、カップルの姿を探したけどいない・・・

 いつのまにか、二人は消えていたのである。

 海の底に???

 いやいや、私が海で夢中になって泳いでいるうちに、きっと帰ってしまったんでしょう。すぐに帰っちゃうほど、魅力ない海だったんだなって・・・改めて思いました。

 いい加減飽きてきたので、宿に戻ります。

 ここからまた30分かけて歩いて戻ることを考えると、憂鬱です。

 とぼとぼ・・・

 足の裏が痛いです。

 よくみると、濡れてふやけた足で歩き続けたため、サンダルで靴連れしてしまいました。「サンダルなのに靴擦れかい?」と突っ込んでいたけれど、歩くたびに擦れて痛いです。絆創膏も持ってないので我慢して歩くしかなく、ベルトを緩めたり、足裏の位置をずらして歩いたりしながら、ようやく宿にたどり着きました。

 今日の夕食はこれ。

夕食

 満身創痍のまま、明日に続きます・・・