やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

(株)パピレスの将来性について真面目に考えてみた

古びた紙

 私のブログにも度々登場する株式会社パピレス

 何故ゆえに何度も登場するかというと、マネー雑誌で取り上げられているのに釣られて購入し、その後は鳴かず飛ばずどころか、私に多大なる損失を与えた典型的な塩漬け株だからである。

 昨日、久しぶりにこの名前をチラッと見てしまった。昨日の日経平均株価が暴落したのは昨日のブログで書いたところだが、そのニュースの中で、急落中の注目銘柄にパピレスの名前が挙がっていたのだ。急騰中ならまだしも、急落中って。できれば、見たくなかった・・・。事実、昨日のパピレスは、絶壁のような下降線を描いて10%近く下げていたのだった。

 このパピレスという社名は、公式ホームページを見ると『紙の起源である「パピルス」が不要「レス」になることに由来します』とある。世の中、環境に配慮した様々な取り組みが行われており、ペーパーレスもその流れの一つになっている。

 たとえば、クレジットカードの請求書。これまで毎月郵送で送られてきていたのに、いつの間にかネットで確認するようになっており、紙での郵送には別途費用がかかるようになっている。

 ツアー旅行のクーポンや行程表も紙で印刷しないで、電子化されたのを見るように変わってしまっている。レストランのメニューも然りだ。タブレットを見て注文になっていて、紙のメニューがなくなっている。メニューの代わりにQRコードを書いた紙を持ってきて、自分のスマホで見てね!ってところもある。

 他にも、銀行では紙の通帳を無くすところもあるし、買い物した商品を入れる紙袋でさえ、いつの間にか有料になってしまっている。

 このように、紙がなくなっていきそうな時代の流れであり、このままいけば、まさしくパピルスが不要になるという由来で起業した『(株)パピレスの時代がやってくるんじゃないか!!』って思いたいのだが、そうじゃないんだろうな、きっと。

 もはや、死に体のような株価の推移。3月末にかけて株価が上がってきているのは、株主優待の10000ポイント目当ての買いが増えるから。優待確保後に即売されるので昨日のように急落。だれも会社の将来性なんかに期待していないみたい。

 そりゃそうだろう。

 漫画を読もうと思って、この会社が2007年から開始した業界初の電子書籍レンタルサイトRenta!に行ってみた。お得にレンタルって書いてあるので、どれくらいお得になるのか計算してみたところ、ほぼほぼ紙の漫画を買うのと価格が違わない。むしろ、紙の漫画を買う方がポイント値引きがあって安く手にはいる。読み終われば、古本屋にセットで持ち込めば多少キャッシュバックもあるだろう。ペーパーレス化に反するけど、やっぱりリユースできる紙の漫画っていいよな。

 ということで、同じ値段ならばRenta!でレンタルするメリットって何?。せめて中古本並の価格でレンタルできたら、お得感がでてきて利用したくなるのにさ。

 この先、たとえペーパーレス化がグングン進んでいってトイレットペーパーも廃止され、手桶に水をためて左手でおしりをキレイにする時代がやってこようとも、パピレスの株価は今の水準の3倍もした私の買値までは戻らないだろうな。