やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

財形年金貯蓄をやってて少しは良かったかのかも

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 今日は、会社が発行している退職にあたっての手引書をみながら、退職に掛かる手続きをいろいろとこなした1日でした。

 その中のひとつに、財形貯蓄の整理というものがありました。

 自分の会社には財形貯蓄制度というのがあって、給与天引きなので知らない間にお金が溜まり、複利運用で大きく育ち、しかも財形年金だと利息は非課税扱いでお得というのが売りでした。

 会社に出入りしていた営業マンが盛んにお願い攻撃してくるのを断り切れず、かといって手取り給料が10万円にもはるかに届かない新入社員の身分では本当に少額しか財形貯蓄に回すゆとりがなかったので、とりあえず毎月1,000円のボーナス加算なしで契約しました。

 あれから数十年経ち、1,000円ずつ掛け続けた元金は、この低金利時代では大きく育つことはできず、掛けた金額なりのお金が溜まっただけでした。

 退職するにあたり、定年までだった掛け金支払い期間を今年の3月までの期間に変更し、非課税のまま60歳からは年金として受け取りが可能になるように手続きを行いました。

 無職の自分にとっては、60歳になった時から年に3回、数万円を受け取れるというのが非常に嬉しかったので、財形年金貯蓄をしてて良かったなと、今日初めて思いました。

 会社に入ったばかりの当時は、公的年金が60歳からもらえるというのが当たり前で、しかも公的年金の掛け金は会社が半分負担してくれるが、全額自分で支払わないといけない財形年金や個人年金の存在価値なんかないよなと思っていました。それが、まさか公的年金が65歳からの支給になった上に、自分が定年まで働かないで退職することになるとは・・・。

 当時熱心な営業マンがいたおかげで、60歳から5年余りの期間、微々たる金額ですが年金生活者として過ごせそうで、将来が楽しみになりました。