やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 行ってきました、かぐや姫コンサート生中継

かぐや姫 復活ライブ



今からちょうど60年前の1945年(昭和20年)年8月6日午前8時15分、米軍のB29爆撃機エノラ・ゲイ」が、広島市上空で世界初の原子爆弾リトルボーイ」を投下。

そして、今日、元かぐや姫のリーダーであった歌手の南こうせつさんが、「戦後60年に、大きく核兵器廃絶を訴えたい」と、5年ぶりにフォークグループ「かぐや姫」を再結成して、広島市内のホールでコンサートを開いたのであった。

このコンサートの模様が、ここ愛知県の万博会場にある愛・地球広場のEXPOビジョンで生中継されるとのことだったので、行って見てきました。

夕方6時から始まったコンサートは、予定通り8時30分に終了。しかし、アンコールの声援に応える形で2度、ステージに再登場したため、実際に終了した時には、時計の針は9時になろうとしていました。

長時間のコンサートであったためか、広島のコンサートホールでは途中で15分の休憩があり、その間は当然愛・地球広場もEXPOビジョンには字幕だけが映し出されている休憩タイムがありました。

この日、ステージにあがったのは、再結成されたかぐや姫と、森山良子、そして大友康平の方々でした。





森山良子は、「この広い野原いっぱい」、伊勢正三のギター伴奏による「涙そうそう」、「さとうきび畑」、そして愛・地球博の開会式公式ソングである「マザーアース」を歌い、相変わらずのびのある声で魅了してくれました。


一方、大友康平は、南こうせつとの心温まるエピソードとともに、「上を向いて歩こう」を、あのロック調の声で披露してくれました。

広島のコンサート会場からの生中継ということだったので、よくある音楽番組の生中継のような単調な画面がスクリーンに映し出されるのかと想像していたら全然違っていて、何台ものカメラワークによる、生中継とは思えないような素晴らしい画面展開がなされておりました。
本当に、編集後の録画放送と比べても遜色がないのでは?と思えるほどの出来映えであり、万博会場に生中継するというので、相当数のスタッフが動いたのであろうと想像してしまいました。

かぐや姫コンサートは、最初に「22才の別れ」ではじまり、最後の「神田川」まで、本当に楽しく聞くことができました。

アンコールで、伊勢正三が歌われた「なごり雪」、そして南こうせつが歌われた「おまえが大きくなった時」。どちらも心にじんとくる名曲でした。

再アンコールは、大友康平や森山良子も登場し、全員で歌われた英語の歌があるのですが、残念ながらメロディーは知っていても曲目はわかりませんでした。(T.T) 誰か、知っていたら教えてください。

今回のコンサートは、青春グラフティコンサートの時よりも時間が長かったため、かぐや姫の名曲を何曲か聴くことができました。

特に印象に残っている曲は、「マキシーのために」「ひとりきり」「あの人の手紙」の3曲です。
「マキシーのために」は、アップテンポでノリのいい曲なんですよ。しっとりとした曲が多いかぐや姫のなかで、ノリのいい曲は?と聞かれると、「うちのお父さん」「ペテン師」と並んで思い出すのがこの「マキシーのために」です。ちなみにこれら3曲とも、今回のコンサートで演奏されていました。^^

「ひとりきり」は、いろんなエピソードがあったことをこのコンサートを見て初めて知ったのですが、歌詞、メロディともに僕の好きな歌のひとつです。今回、この曲が流れて、とても嬉しかったです。あと、かぐや姫の曲の中で好きなのが「おもかげ色の空」「好きだった人」「赤ちょうちん」・・とありますが、今回は残念ながら歌われませんでした。

「あの人の手紙」は、前奏曲のギター演奏がとっても素敵な曲なのですが、テーマが戦争なので、今日のこの日に歌うのかどうか気にしていた曲なのですが、コンサートの終盤にこの前奏曲が流れたときには、「おおっ」と身を乗り出してしまいました。
実は、昔この曲をFMラジオで最初に知った時、ラジオではフルコーラスを流さず、二番の歌詞が終わった時にフェードアウトして放送したらしいのです。それを録音したのをずっと聞いていたため、この曲はハッピーエンドの曲だとばかり思っていたんですね。それから何年かして、3番の歌詞を聴いたときにはビックリしてショックでしたね。。。それだけに、僕の中では、この曲はかぐや姫の曲の中でももっともセンセーショナルな曲として思い入れがありました。

夜9時。コンサートが終わった愛・地球広場。熱烈なファンが大声でフォークソングを何曲か歌ってました。その傍らで、「あ〜あ、終わった・・」とため息をついている僕がいました。今日、このコンサートの生中継を見るためだけに愛知万博を訪れたみたいなものでしたが、かぐや姫の歌を何曲か聴けて良かったです。



公式入場者数(6日最終)
入場者数: 101,052人
総入場者数: 13,454,231人