やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

年度末や年度初めの休暇と旅行計画について

 

サンゴ礁の海

 社会人になってからは、年末年始の休暇を利用して長期の旅行に出かけることはあったけれど、年度末や年度初めに会社を休んで長期の旅行に出かけるということはほとんど考えられなかったのである。学生時代であれば、ちょうど春休み期間中だったのでどこにでも遊びに行けたのだが、会社に勤めだすと周りの目も気になるし、なによりこの時期ならではの仕事や作業がいろいろとあったのだ。それに、新入社員も来るだろうし、会社の偉い人が挨拶に回ってくる時期でもあったので、休みたい~って思っててもやはり休めない時代だったんだろうな。

 この時期に休めないことで一番残念に思ったのが、幻の大陸に上陸できなかったことだろう。その幻の大陸とは、宮古島の北側にある「八重干瀬」のことで、旧暦の3月3日は干潮の満ち引きが1番大きく、陸地のようにサンゴ礁が現れるのです。会社に入った頃の旅行雑誌で、ツアー客が船で幻の大陸に上陸し、サンゴ礁に取り残された魚を捕まえている写真を見たときから、『いつか行ってみたい!』って思っていたのです。

大潮の干潮時には大陸に?

 幻の大陸に渡るには、宮古島若しくは船で離島の池間島に行って宿泊していないと行けないようなことが書いてあった気がします。インターネットもない時代、情報を得るものは雑誌くらいしかない時代なので、その大陸が出現するのがいつなのかもわからず、宮古島やその離島まで個人手配をするのも大変な時代です。毎年この時期になると幻の大陸のことを思い出しながら、『行きたいけど休みが取れない時期だし、退職してから行こうかな~』なんて思ってました。結局退職したにも関わらず、この幻の大陸に上陸することは叶いませんでした。なぜなら、今は環境保護の観点からも八重干瀬への上陸は禁止されているからです。あの旅行雑誌の写真は、遥か大昔ののどかな時代の夢物語だったんでしょうかね。