やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

大阪・関西万博の前売り券 買っても難題だらけなのか?

大阪・関西万博のカラーリング

 大阪・関西万博の開幕日まで、あと563日。

 公式ホームページには、万博会場をCGで描いたフライスルー動画がアップされているのだが、外国パビリオンの姿がはっきりしないのが難点だ。

 今日の毎日新聞のWeb版において『買っても難題だらけ 万博前売り300万枚割り当て 渋る企業』という表題で、またまたネガティブな内容の記事が掲載されていた。

 なんでも、前売り券は1枚6000円で15万枚を購入すれば9億に相当するようで、記事によると、前売り券の購入を割り当てられた経済界が二の足を踏んでいるらしい。

「枚数が多すぎてさばききれない」というのはわかるが、購入しても前売り券が塩漬けになると囁かれているとは、これいかに。

 塩漬けになるのは、僕が持っている数多くの株券で十分である。そもそも購入した前売り券は、価値が下がるどころか、当日券よりも確実に安いのだから、買えば買うほど儲かるわけである。で、あとは使えばいいだけだ。使えば確実に得になるから、塩漬けにする必要はないのである。

 『前売り券を大量に購入すれば、非常にやっかいなことになる。取引先に渡せば前売り券は税務上、商品券などと同様の扱いとなり、手続きが煩雑になってしまう。』と書かれている。

 じゃあ、取引先に渡さず、市民に配ればいい。よくやってるじゃん。『来場者アンケートに答えてクオカード1000円プレゼント!』って。あれって、厳密にすれば渡す側も受け取る側も手続きが煩雑になってしまうのか? 商店街のセールに行ってクオカードを貰ったのはいいが、その後の手続きが煩雑で大変だったよ~って聞いたことがないな。

 『運営費を確保するために、とりあえず前売り券を買ってください。この前売り券を社員に配った場合に限り、税法上の損金を認め、実質負担額をゼロ円にします。』というような携帯電話販売会社のからくりのような仕組みがあるんじゃないだろうかと疑ってしまうぜ。

 三重県でも以前「まつり博」という一大イベントがあって、同じように僕も割り当てられた3枚の前売りチケットをきっちりと定価で強制的に買わされた経験がある。世の中、そんなものだと思って社員にチケットを定価で販売すればいいだけなのである。まあ、僕が推測するには、おそらく大企業だと福利厚生とかいって、タダみたいな安い価格で販売するか、パビリオンのVIP入場券付きだったりするんだろうな。

 そもそも、大阪・関西万博に関するネガティブなニュースが多すぎるのである。マスコミもこぞって万博叩きに加担するのではなく、もっと楽しい事とか素晴らしい事とかをバンバン取り上げて、みんなが「面白そうだな、楽しそうだな、じゃあ行って見るか!」って思えるような万博になるように仕向ければいいのに。

 かつての1970年に開催された大阪万博。目標入場者数を3000万人から途中で5000万人に上方修正したにも関わらず、最終的な入場者数は6422万人だったという。今よりも交通機関が発達しておらず、休みも少なかった時代に、全国からこれだけの人が集まってきたのは何故だったのか。

 時代が変わったとか、国民の嗜好が多様になったとか、集客できない理由を探して嘆いてないで、「大阪・関西万博ってなんだか凄いんだって!とりあえず見にいかない?」って多くの国民に言わせるような万博にして欲しいと、日本国政府に対して切に思います。