やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

夏の京都の王道観光旅行の4日目(最終日)

北野天満宮の撫で牛

北野天満宮

 京都の王道観光旅行も今日で4日目でいよいよ最終日となる。

 3日目の昨日はお昼まで寝てしまい1日を棒に振ってしまうというミスを犯してしまったことを受け、昨晩はちゃんと目覚まし時計をかけて寝た。

 朝早くホテルの朝食会場に行くと、行列ができていた。みんなこんな早くから行動していたんだ。「やはり京都観光をするには、人が少ない朝が決め手なのかも」な~んて思いながらも、1時間以上かけてゆっくりと食事を楽しんだため、部屋に戻ってきたのは8時30分を回っていた。さらに追い打ちをかけたのが、まさかの通り雨。この雨のせいで結局出発が大幅に遅れてしまい、初日と同じ10時となってしまったのだ。

 最初に向かったのは、菅原道真を祭神とする北野天満宮。撫で牛等で有名な神社だ。天満宮と言えば、太宰府天満宮も有名だが、全国になんと12,000社あるらしい。

 ちなみに、日本人がよく好んで使う3大天神と言えば・・・

 いやいや、所説いろいろとあるらしくて、きちっとした定義もないらしい。なので、僕が選んだ3大天神ということにして、次の三つを掲げることにした。

 北野天満宮京都市上京区

 太宰府天満宮太宰府市

 防府天満宮防府市

選んだ理由?

 まあ、よく聞く名前だったから。それに、太宰府天満宮は学問の神様としてお参りしたことがあり、これだけは外せなかったのである。

 今回、北野天満宮をお参りしたことで、あと一つ、山口県防府市にある防府天満宮を残すのみとなったのである。

三光門

 今回、この天満宮に到着したのがお昼前だったこともあり、修学旅行生が次から次へとやってきて、境内は修学旅行生だらけになっていたのである。そして、この三光門の下では、必ずと言っていいくらい、三光の説明をガイドさんや運転手さんが修学旅行生に対して行っているのである。日、月、星をそれぞれ探させているので、時間がかかるかかる。最後の星なんて、この門の彫刻にはないんだけどね。
 

修学旅行生で賑わう御本殿前。なんとここにも飛梅があったのだ。

 修学旅行生の皆さん、御守りを熱心に購入していました。やはり学問の神様なんですね。あと、絵馬も奉納してましたね。そうそう、最近はバス1台分の生徒がまとまってガイドの説明を受ける修学旅行生より、少人数でそれぞれ班行動している修学旅行生のほうが多く見かけました。僕の修学旅行は、大集団で回っていたので、観光地の説明を聞いていたのか、聞いていなかったのか、今では全く記憶が残ってないです。

 でも、先ほどの三光門で見かけたクイズ形式でそれぞれ自分たちで見つけさせるというような説明だったら、大人になってからも忘れられない記憶として残ったかも知れないです。

 最終日に北野天満宮に行こうと思ったのは、2日目の観光中に北野天満宮の前をバスで通ったものの、この日は寺を中心に観光してて寺院用の御朱印帳しか持ってなかったので、改めて神社用の御朱印帳を持って参拝したということです。ちなみに御朱印の初穂料は500円でした。

 北野天満宮には、唯一の「立ち牛」があると聞いたので、その牛を探すために時間をたっぷりとかけて3回も往復したのに見つからずに断念したのですが、あとで調べたら彫刻だったんですね。てっきり撫で牛のように大きなもので触れられる牛かと思ってました。

 あと、ここには御土居も残っているそうなんですが、残念ながら今の時期は立ち入ることができなかったです。

 このあと、京都の五花街のひとつである上七軒を見ながら今出川通に出て、そこからバスに乗って上賀茂神社に行きました。

世界文化遺産上賀茂神社

 上賀茂神社って、正式には賀茂別雷神社って言うんですね。またまた、世界文化遺産ということで訪問しちゃいました。社殿は本殿など2棟が国宝、34棟が重要文化財に指定されており、歴史を感じることができる神社でした。今の時期、本殿と権殿の特別拝観を行っていて、800円で、御朱印の初穂料は300円でした。

立砂の前で烏相撲の準備を行ってました

 

上賀茂神社の玉橋、片岡橋と楼門

 上賀茂神社に行ったのなら、当然下鴨神社に行くでしょ!

 ということで、ちゃんとお参りしてきました。

 普段は下鴨神社と呼んでいますが、正式名称は賀茂御祖神社だそうです。

 上賀茂神社と比べると、ちょっとインパクトが弱そうでしたが、これは僕がこのあとのスケジュールの時間を気にして、早々に切り上げたからかも知れません。

世界文化遺産下鴨神社

 下鴨神社前のバス停から西参道を通っていくと、すぐに本殿のある中門にたどり着くことができ、上の写真にある楼門も見ないで終わっちゃうところでした。

 ここでも本殿の特別拝観が800円で実施されており、御朱印の初穂料は上賀茂神社と異なり500円でした。

 下鴨神社は南口鳥居からまだまだ南に続いているようで、世界文化遺産の石碑を写真に収めようとすると、結構歩くようでした。表参道の両脇を川が流れており、広さ12万余平方メートルの糺の森もあるそうなので、やっぱりもっと時間をかけて見学すれば立派な神社だなと印象が変わったに違いないです。次回、また参拝しにいこうかな。今度は、京阪出町柳駅から行けば下鴨神社の広さが実感できるかも。

 急いでバスに乗って向かった先は、京都駅。ここからさらにバスに乗っていくと、鰻料理の店があります。最終日の昼食に鰻を食べたくて、ランチタイムの3時までに到着したかったのですが、京都駅付近にバスが到着したのは3時15分前。ここから京都駅の向こう側に渡ってバスに乗り換え、さらにバス停から鰻店まで歩くことを考えたら、到底3時に間に合いそうにありません。

 急遽予定を変えて向かった先は、京都駅付近にある渉成園です。東本願寺飛地境内地の庭園として知られており、国の名勝にも指定されているようです。

 ずっと前から行きたかった仏寺庭園だったので、ようやく念願が叶いました。

渉成園の傍花閣

渉成園の侵雪橋と京都タワー

 都会の街中にある庭園という感じで、今まで京都で見てきた庭園の借景にはビルなどが入り込まなかったのですが、流石にこの庭園の写真を撮ると、近くのマンションなどが映り込んでしまいます。この庭、かなり広い庭で入園料は500円でしたが、建物の中は非公開となっているため、広い庭園を散策する形となります。お抹茶の休憩所もありませんので、かなり疲れました。また、全体に池で覆われているために蚊も多くて、立ち止まってじっとしていたために何か所か刺されてしまいました。

 最後の締めくくりは、やはりここでしょう。

 昨日は西にいったので、今日は東です。でも、ここは世界文化遺産ではないんですよね。

東本願寺

 東本願寺阿弥陀堂と御影堂に入り、だだっ広い畳に正座してお祈りしてきました。
 今回の旅も無事に終わりました。夕暮れの鴨川、きっとこの川にも今日行ってきた上賀茂神社下鴨神社から流れ出た水が混ざっているんだろうと思った次第です。

鴨川