家庭菜園を放置すると、オクラやピーマン、それに長ナスたちの収穫や世話ができないことが心にひっかかるが、家庭菜園に人生を捧げるつもりもないので思い切って夏の京都に出かけることにした。
今回の旅行の目的の一つに、銀閣寺の向月台を見ることだったので、一番最初に向かったのは当然銀閣寺。
大通りのバス停でバスを降り、両脇に土産物屋などが並ぶ細い道を歩いて銀閣寺に向かう。平日なのに修学旅行の生徒や外国人で人通りは絶えない。
拝観料500円を支払って入園すると、一番最初に目に飛び込んできたのがこの向月台。早くもお目にかかるとは。過去にも銀閣寺にきたことがあるのだが、向月台の記憶が全くなかったので、次回訪問する際は見落とさないようにしようと思っていたのに、こんな大きなものだったとは。なんで今まで気が付かなかったのが不思議なくらいだ。
十分と言えるくらい銀閣寺に長時間滞在した後に向かった先は、これもまた行きたかった哲学の道だ。
哲学の道というくらいだから、なにか考え事をしながらゆったりと散策できるような涼しい小径かと思っていたのだが・・・
暑かった。
しかも、足元が悪い。ぼーっと歩いていたら、け躓くか石畳から踏み外すかのどちらかだ。しかも、前方を注意していないと、前からくる人とぶつかる狭さなのだ。カップルが2人並んでゆっくりと前を歩いていようものなら、追い越すのも一苦労だ。どう考えてもぼーっと考えながらゆっくりと歩く道ではないなと、期待していた道とはイメージが異なっていたのが残念だった。
この哲学の道沿いにいくつかの魅力的なお寺があったのだが、とにかくお腹が空いて目が回りそうだったので、近くにあったお食事処に飛び込むように入った。
銀閣寺周辺で見た観光地料金のお昼の内容からみると、非常にリーズナブルに満足できる昼食がいただけたと思っている。しかも、支払いにペイペイが使えたし、パスワード付きのフリーWi-Fiがあったのも満足できた要因の一つである。
続いて南禅寺に行こうと思ってバスを降りたのだが、たどり着いた先は南禅寺じゃなかったので、拝観料支払窓口の手前でUターンし、再びバスに乗って平安神宮までやってきた。平安神宮はこれまで何度も来たことがあったのだが、立派な庭園があることを今回知ったのだ。しかし、あまりにも暑いこの時期に、広大な庭園を見てあるくのはちょっと大変だと思い、気候のいいときに再訪することにした。果たしていつのことになるかわからないが。
平安神宮の近くに京都市京セラ美術館というすごく立派な建物があり、初めてだったので館内も見学してきたのだが、併設のカフェも順番待ちができるほどの盛況ぶりだった。今度時間がたっぷりあるときに、ゆっくりと見学したいと思った。
バスに乗り、最終目的地の祇園についた。祇園と言えば八坂神社。八坂神社の近くに用事があるので、京都に来るたびにここに寄っている気がする。いつもの賑わいを見せる八坂界隈を歩き、八坂神社でお参りをして最後に向かったのは京都駅。
京都駅近くのお店で夕食をとり、こんな遅い時間にバスなんて走っているのか?と驚くような時間帯のバスに乗車してホテルに向かい、今日の1日が終わりました。