「人生ってピンチの連続ですよね！」
突然、他人からそう言われたら、「そうだね！」っていったんは首を縦に振って頷くとは思うけれど、冷静に考えてみると、はて！？何をもってピンチだと言えるのかなって。改めて考えてみると、例が出てこない。
たとえばで列挙されている、締め切りギリギリの仕事や宿題、免許証の更新忘れって、果たしてピンチと言えるのかどうか。確かに、ヤバイ！って口にすることは数多くあって今の自分があるんだけど、それらは乗り越えてきた危機って言えるのかどうか。どうも冷静に考えてみればみるほど、「人生最大のピンチ」て、今の自分にあったのだろうかって真剣に悩んでしまう。だって、「あ！今月は財布がピンチだわ！」って言うことなんて若い時はしょっちゅうあったし、「ヤバイ！株価が暴落してるじゃん」って、はっきり言って日常茶飯事くらい起きてしまっているし。
う～ん、「人生最大のピンチ」ねぇ・・・。
株券を持っている会社が倒産してしまって、株券が紙くずになってしまった時？
いや、これも最大のピンチって言う割には何度も経験しているしな。
ピンチはチャンスって良く言うけれど、そもそも財布がピンチなのに、チャンスって思うほどポジティブ思考じゃないし、倒産した会社の株が突然暴騰して莫大な利益を生み出すっていうチャンスなんてそもそも来ないと思うし。
昔からヒヤリハットの事例を出したり、危機管理対策を考えたりするのが苦手だったので、もしかすると、僕にはピンチをピンチとして捉える能力が備わってないのかも知れないな・・・。
まあ、それなら話のつじつまがあうんだけど、これって老後破綻の危機が目の前に迫ってきていても、まったく気づかずに生活しているってこと！？
これこそ、人生最大のピンチかも・・・
