やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

今日は節分の日。豆も恵方巻も、そして最後は鬼まで登場してしまいます。

今週のお題「鬼」

 

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泣いた赤鬼

 

 今日2月3日は節分の日

 小さかった頃は、この日は豆を持って『鬼は外、福は内』と大声で言いながら豆まきをしました。あれから月日が経ち、大きくなるにつれて掛け声はだんだんと小声になっていき、大人になった今はまったくしなくなりました。

 反対に、小さかった頃はまったくしなかったのに、大人になってし始めたことがあります。今年の方角は「北北西」。そうです!恵方巻を食べるようになったことです。

 とは言っても、子どもの頃にこんな習慣があったという記憶はなく、いつの間にか世の中の流れに巻き込まれて食べているという感じで、別に食べなくても済んでいくので、気が向いた時だけ食べるようにしています。

 今年はどうだったかって?

 食べてません!(笑)

 さて、はてなブログ今週のお題は「鬼」です。

 

 「今年、自分が追い払いたいこと」

 やはり会社を辞める身となった今は、将来の生活についての不安の払拭でしょうね。まあ、これは今年に限らず、ずっとですけど。毎月の給料が無いという状態で生活を維持していくというのは未経験なので、やはり最初はものすごく不安があります。ひと昔前のように、60歳で定年退職したら年金が支給される時代ではないので。

 

 「鬼が笑うような未来のこと」

 できれば世界中にあるさまざまな観光地を巡る旅をしたい。健脚、健康で何の不安もなく海外旅行に行ける機会は、あと何十回もあるわけではないはず。しばらくの間はコロナ禍で行けないだろうし、もちろん金銭的な余裕がなければ行けないだろうし。4月からは時間がたっぷりとあるのに、これまでのようなお金の使い方は出来ないのではないかと思う反面、オーロラが見たいだの、スフィンクスに会いたいだの、ナイアガラの滝のしぶきを浴びたいだの、ヨーロッパの古城に泊まりたいだの・・・、いつの日か、実現したいな。

 最後に、「鬼と聞いて思い出す事」

 皆さんは「鬼」と聞いて何を思い出しますか?

 やっぱり、鬼滅の刃ですかね~

 私の場合は、小学生の頃に読んだ紙芝居に出てきた「鬼」でしょうか。紙芝居のお題は「泣いた赤鬼」だったのではないかと思います。鬼が出てくる物語は、他にも鬼退治で有名な桃太郎や一寸法師などがありますが、なぜか今でもずっと気になっている物語がこの「泣いた赤鬼」なのです。この本の紹介を兼ねてあらすじを記します。知っていたら、読み飛ばしてください。

 

 昔昔、ある村に仲の良い青鬼と赤鬼が住んでいました。赤鬼は村人と仲良くなりたくて、峠で茶屋を営んでいましたが、村人は鬼が恐くて近寄ってきません。そこで悩んだ赤鬼は、友達の青鬼に相談しました。青鬼は、一つの案を提案しました。それは、『僕が村人を襲って怖がらせるので、そこに君がやってきて村人たちの前で僕を殴って退治してくれ。そうすればきっと、村人は君のことをいい鬼だと思って、近寄ってくるようになるよ。』ある日、青鬼が村人たちを怖がらせている場面に赤鬼が登場し、村人を怖がらせてはいけないと、青鬼を叩きました。青鬼は小声で、「もっと強く殴って、懲らしめて」と赤鬼に言いました。赤鬼は、青鬼に言われたように殴り、とうとう青鬼は頭を抱えながら「もうしません、許してください。」と言い残して逃げていきました。

 それからは、赤鬼が営む峠の茶屋には村人がたくさんくるようになって、繁盛したそうです。

 しばらくたってからです。あれから青鬼の姿を見かけることがなくなった赤鬼は、心配して青鬼の家を訪ねました。家の前に張り紙が張ってあり、そこには「赤鬼へ。僕が君と一緒に仲良くしているところをいつか村人に見られてしまうと、あの日のことが芝居だったとばれて君に迷惑をかけてしまうので、僕は村をでていくことにしたよ。さようなら。」張り紙を呼んだ赤鬼は、青鬼の家の前でわんわんと泣きました。

 

 ストーリーはうろ覚えですみません。多分ググったらすぐに解決するんだろうと思いますが、小さい頃の想い出を塗り替えるつもりはありませんので、覚えているままに書きました。あしからずご了承を。

 小学生だった私は、本当は青鬼も村人たちと楽しく暮らしたかったのだろうと思っていて、立ち去ってしまった青鬼がかわいそうで仕方なかったのだと思います。かといって、赤鬼が悪いわけでもなく、赤鬼も仲の良かった青鬼を失ってしまったことで泣いてしまったのではないかと。

 村人と仲良くなりたかった鬼たち。全員が仲良くなれるハッピーエンドの終わり方ではなく、一人の犠牲によって残りの人たちが仲良くなれるという設定。

 青鬼のことを思うと自分のしたことが正しかったのかどうかわからず、そのため真実を知っている赤鬼は心が痛んだままずっと過ごさなければならないという過酷さ。この後の青鬼と赤鬼はどのように相手を思いながら人生を過ごしたのか興味がありますね。

 さて、あなたは 赤鬼、青鬼、どちらでしょうか。