やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

金星の太陽面通過


見ちゃいましたよ、金星の太陽面通過シーンw

日食グラスを2009年に購入し、ようやく活躍の場が与えられることになりました。

今回は、なんとあの巨大な太陽の前を、金星という惑星が通過していく様子を、地球上から観測ができるというもの。

よく似たものとして、巨大な太陽の前を、月という衛星が通過していく様子を、地球上から観測ができるという・・・、これは日食のことですね。

日食は、見かけ上は太陽とほぼ同じ大きさの月が通過していきますので、太陽が部分的に、あるいは完全に隠されてしまう現象が観測できますが、今回の金星の太陽面通過というものは、豆粒のような金星が太陽の前を通過するだけ・・。 ^^:

それも、6時間以上かけてという気の長い天体ショーなのです。


でも、侮ってはいけません!

この天体ショーは、およそ243年に4回だけしか起こらない現象で、次は105年後の2117年12月11日にしか見られない貴重な天体ショーだったのです。

とはいうものの、スケール的に・・・・

そうなんです。肉眼で見えるか見えないくらいの小さな黒い点が、よく見ると太陽の前に存在している、というだけのものでして、金環日食のような普段見慣れている太陽とは違う太陽に出会えるとか、皆既日食のようにあたりが真っ暗になるとか、夜空を流星が飛び交うとか、そういった派手なパフォーマンスは一切なく、めちゃくちゃ地味な天体ショーなので、マニア以外はそれほど感動しないかもw

今日は、朝から雲が多く半ばあきらめていたのですが、一応日食グラスを持って会社に行きました。

通勤途中で太陽が姿を現したので、すかさず日食グラスを手に鑑賞。

会社について、晴れてくるのを待って観察。昼休みに外にでて、ずっと太陽が雲から出てくるのをまって観察。

というわけで、6時間以上のショーで、特に変化が激しいわけでもないので、ゆっくりと雲の合間から太陽が顔をのぞかせるのをじっと待って観察というスタイルとなりました。

太陽の、左下に見えた黒い点が、次にみたら左上部に、次にみたら右上部に、このまま外に出ちゃうのかと思ってたら、今度は右下にほうに黒い点が移動。

太陽面を一直線に横切るんではないんだ・・・。

天頂を上にして金星の軌跡をたどってみると、弓形のようにカーブを描いて太陽面を通過していったのです。
知らなかったなぁ・・・。てっきり一直線に横切っていくのが観察できるものだと思っていました。


まあ、高いお金で買った日食グラス。過去2回の日食では活躍の場が与えられなかっただけに、今日、ようやく役にたつことができてよかったです。