やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

金環日食にちなんで


僕が今回の金環日食の観測地点として選択したのが、那智勝浦町のホテル敷地内でした。

このホテル、島の高台に建てられており、東側の海を遮るものは何一つ見当たりません。
当然、東から登ってくる太陽を遮るものもありません。そう、今回の日食の時に太陽を隠していた分厚い暗雲を除けばですが・・・。


この素晴らしいビューポイントに加えて、温泉ホテルということで、前日から宿泊して楽しむのにも適しているんです。


唯一誤算だったのが、あまりの巨大ホテルが故に収容人数が巨大すぎて、金環日食の観測地点がごった返すおそれがあったこと。特に、僕が予定していた屋上での観測が、下手したら人で埋まる可能性があったことです。

でも、ご安心ください。

当日は思いもよらぬ悪天候に加え、海からの強風、それに冷え込んで寒かったという条件が重なって、屋外で観察しようと思った人が予想外に少なかったのです。
特に屋上では、数人しか確認できなかったですね。

僕はというと、悪天候で太陽の位置さえわからないくらいだったので早々に観測を諦め、部屋でぬくぬくとテレビによる各地の生中継放送を見ながら金環日食の進行を楽しんでいたくらいです。

で、今回お世話になったホテルの所在地である紀伊勝浦町では、前日の5月20日になんと金環日食の事前講習会が開催されていたのです。

時間は、15時から1時間程度。講師は、下里水路観測所所長。場所は、那智勝浦町役場2階大会議室です。

事前にホームページを見て講習会の存在は知っていたのですが、時間的にはホテルのチェックインを予定していた時間だったので行こうかどうか相当悩みました。
ちょうどこの頃に土砂降りの雨が降ってきて明日の天気に期待が持てそうになかったことから、せめて講習会を受けて今回の記念にしようと思い立ち、開始時間ぎりぎりに役場につくことができました。

日曜日の夕方だし、それほど人は集まっていないだろうと予想していたのですが、意外や意外、大会議室が満席で埋まるくらいの人出があり、びっくりしちゃいました。

まあ、ほとんど町内の人でしたけどねw

1時間の講習を受け、少し賢くなって役場を後にしました。

もちろん参加したらいただける日食グラスもゲットしちゃいました。

遠方からやってくる人たちも受講するだろうと予想して事前講習会を開催したのでしょうか、受付簿の住所欄には、「町外」や「県外」の印をつける欄が設けられていました。

金環日食の中心線が通過する町ならではの、ちょっと気のきいた催しでした。