やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

最後のパレード

話題のニュースのなかに、『ベストセラー「最後のパレード ディズニーランドで本当にあった心温まる話」に収録されている1編が別の手記と酷似していた問題で、版元のサンクチュアリ出版が書店への出荷を当面停止、著作権者との協議の中で新聞に謝罪文を掲載すると回答していたことが分かった。』とあった。

この本、実は3月に新聞に掲載された広告をみて早速購入した本で、定期購読本以外の図書を滅多に買うことのない僕としては、おそらく新しくパソコンを買った2年前に購入したゲーム攻略本以来の図書購入であり、清水の舞台から飛び降りるつもりで買った本ったのだ。(この2年間にたった一冊しか本を買ってないので、なかなか図書カードを使う機会がなくて困っているのだが・・。^^;)

なぜ、この本を買う気になったか。

ひとつはディズニーランドの文字。これには、弱いですねぇ。。。ディズニーランドなどのテーマパークが好きですから、こういった本には興味を持ってしまいます。そういえば、長崎ハウステンボスに関する本も当初は何種類か出てましたが、最近では興味をひくようなハウステンボス関連図書はまったく発売されてないですねぇ。寂しいです。

もうひとつは、東京ディズニーランドのキャストだけが知っている涙が止まらない物語となっていたから。その物語の数、なんと33篇。東京ディズニーランドの開業に携わり、当パークのスーパーバイザーを約15年間つとめたっていう著者が収録したっていうのも決め手でしたね。
やはり株主としては、ディズニーランド関係者の書いた本を買わなきゃ・・っていうのは冗談ですけど。しかし、オリエンタルランドの株価は全然上がっていきませんな。証券会社のセールスマンが将来有望会社で、持ち続けたらドンドン上がりますよという声で80数万円で買ったものの、その後鳴かず飛ばす。今だに60万円前後の株価で低迷しているじゃないか。

そして、『この本は、決して、小説のようにドラマティックな物語ではありません。またディズニーランドの裏側に迫るようなビジネスに役立つ本でもありません。ただ「夢」や「希望」といった言葉のすばらしさを確かめながら、ゆっくりと温かい気持ちになっていく、そんな一冊です。』と書かれていた本の紹介文。

まあ、こういったことからこの本を買おうかなっていう気になったんですが、まさか自分の買った本が、ニュースで取り上げられるとは。

3月下旬に届いた本は一気に読み終え、まあまあ共感する部分もあったのですが、読み終えた感想としては、どうしてそこまでする?っていう気持が強かったですね。一人の人のために、会社が損害を被っても?または利益を減らしても? 株主の立場からいうと・・・w

まあ、本を読んだ後の感想とか、内容についてのとらえ方は人それぞれなのでここでは詳しく書きませんが、4月にはいったある日のこと、新聞記事に「最後のパレード」に盗用の疑いという記事が載っているのをみてびっくりしてしまいました。

その後の進展については、出版社も認めるような形となっているようですが、すでに販売された本についても回収するように求められていたようですね。

1260円で買った本。1260円で買い取ってもらえるのなら、回収に応じようかな。もう読んだことだしな。それに、こんな記事が出回ってしまったら、そのあと万が一読み返したとしても、このストーリーは盗作?フィクション?なんて感じで気になって感情移入できないしな。


 この「最後のパレード」の出版社は、現在、書店からの追加注文に応じていないもようだし、大手書店の「丸善」は4月29日以降に全国約30店舗の店頭から撤去することを決めたようである。


まさか数年ぶりに買った本が、書店への出荷の当面停止と新聞に謝罪文掲載措置になるとはねぇ。

そういう本を買った僕が悪かったのか、僕に買われた本が運悪かったのか・・・w