やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

たて干し


昨日、天気予報では曇りとでていたこともあって、寒い中海に入るのはまっぴらごめんとの事で『たて干し』に行くのを辞めていたのだが、いざ今日になってみると猛暑に見舞われてしまい、「あ〜あ、海に行きて〜〜!」なんてちょっぴり後悔。

たて干しって、意味わかる!?

僕も会社に入ってから初めて知った言葉でして、それまで全然意味がわからなかったのですが、簡単にいうと・・・

漢字で書くと『盾干し』となり、かなり由緒のある漁法であり、また、遊びらしいのです。
どういう漁法かというと、遠浅の海岸において、満潮時に沖から浜に向かいコの字型に竿を立てて、これに網を張ります。だんだんと干潮になって潮が引いてくると、たまたま網の内側にいた魚は、コの字型の内側に取り残されてしまいます。潮が膝下ぐらいまで引いたのを見計らって、網の中にいる魚を手づかみにするという漁法なのです。
で、一度経験すると、魚を追いかけて手で掴まえるというその楽しさは格別なものがあって、特にあの掴まえたときの感動は忘れられませんね ^^

このたて干しっていうのが三重だけの言葉なのか、全国でもそう呼ばれているのかはわからないですが、パソコンで日本語変換しないのがちょっと気になります。

ちなみに、網を張っただけで魚が手づかみで獲れるほど魚の資源に恵まれている時代ではないですから、当然、業者から活魚を購入したのを網の中に放流してから、みんなで一斉に掴まえるという遊びになっちゃいます。まぁ、釣り堀的な発想と似ていると言えば似てますね・・・。

このたて干し、年に1度の行事で、これまで何度も出かけたことがあるのですが、大きなハマチやタイを掴まえている人をうらやましそうに横目に見ながら、どれだけ頑張ってもアジしか掴まえることができない運のなさの戦果に毎年嘆いているんですけどね。

毎年の戦果から考えると、参加料を支払うのがもったいないのと、ガソリン高騰の折、海まで出かけるのがもったいないこともあって、今年はパス!!

そしたら、いきなりこんな猛暑なんだもんな・・・。

海、行きたい!