やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 森の自然学校(北の森)


愛・地球博長久手会場には、北の森と南の森の2カ所の森の自然学校があるが、今まで南の森に行くことはあっても、北の森はずっと敬遠してきました。
その理由は、北の森の自然学校は森の中の絵本を読んで散策するところという先入観があり、志摩スペイン村のクエントスの森の感じなんだなぁ・・・、つまりいつ行っても自由に見ることができるんだろうなぁ程度に考えていたのです。

でも、愛知万博が閉幕してからでは遅すぎますので、そろそろ北の森を見に行こうかなぁ、と気が進まないまま森の入り口に入っていきました。
愛・地球博長久手会場は夜10時までが開場時間ですが、一部のエリアは日没時間になると追い出されてしまいます。グローイングヴィレッジやサツキとメイの家がある日本庭園などもそうですね。そして、森の自然学校も夕方6時になると追い出されてしまいます。

よく考えてみると、あの広い会場の実に1/3程度のエリアが、夜6時以降は立ち入り禁止になってしまうんですね。。。もっとも、昼間であってもほとんどが立ち入ることができない森林部分が多いので、面積は158ヘクタールあるけれど実際に活用されている面積は非常に少ないだろうと推測する。

さて、この北の森に到着したのが5時前。どうやら入場は5時に締め切られるようで、本日は終了しましたの看板の準備中であった。当初思っていたような、自由に森の中に入って散策するというタイプではなく、入り口で受付を行い、入山許可証みたいなものをもらい、レクチャーをしてからでないと森の中には入ることができないのであった。

いよいよスタート。道は一本道で、迷う心配はない。森の中を散策するというよりも、森の中に作られた木でできた橋を歩いているという感じだったのが少し残念である。

森の中には所々に変わった生物が作られていたり、絵本の看板が設置されていたりして、単調になりがちな散策のスパイスになっていた。絵本は、期待していたような大がかりなものではなく、立て看板にプリントされたもので、それが散策ルート上に設置されていて、順番に読んでいくというものだった。





志摩スペイン村のクエントスの森には、大きな絵本と物語の情景のオブジェクトが設置されており、音声テープでストーリーを流している。そして、1カ所で1話完結となっており、それらが何話かあって、クエントスの森を形成しているのであるが、そういうイメージでこの北の森を改めて見てみると、かなり異なっていた。
まず、ストーリーは1話のみ。この1話のストーリーが20枚程度の看板に分けて書いてあるのである。さらに、音声はないので、自分で読むしか方法はない。挿絵はあるものの、立体的な工作物はなし。とまぁ、こんな感じである。

毎月ストーリーが変わっていくということなので仕方ないのかもしれないが、ストーリーの情景に合わせたオブジェクトが作られているとか、オレンジホールの『音声情報提供システム/Aimulet GH(アイミュレット・ジーエイチ)』やスイス館のポケットランプを改造した音声ガイドにみられるような、ITを使った音声での読み聞かせがあるともっと楽しめたのではないかと思う。

森の中は静かです。ときおり、下界のほうから風にのって妙な音楽が聞こえてきます。耳をすませば、愛地球広場で開催されている石井竜也総合プロデュースのThe Forest Fairy's Ball 〜精霊たちの森林舞踏会〜の音楽ではありませんか。人混みのなかからこの森の中に急に入ってくると、なんか不思議な気分にさせてくれます。

展望台からは夕焼け空に大観覧車がくっきりと見えてました。展望台と名付けるには少々物足りない眺望ですが、普段は見ることができない風景に出会えることで、ちょっと得した気分になれます。



6時の閉場時刻が迫ってきます。急いで、誰もいなくなった遊歩道を歩き、森の出口から一歩外に踏み出すと・・・・
そこは、ざわめきと人の波であふれかえっている、いつも見慣れたグローバルループでした。



公式入場者数(9日最終)
入場者数: 196,299人
総入場者数: 18,515,913人

台風14号が日本を襲った週だったにもかかわらず、土曜日から本日までの7日間で125万人近くの入場があった。この1週間の平均だと178000人余りとなる。当初想定していた人数の倍になる計算だ。お陰様で、入場者数ベスト5のうち、この一週間で4つを独占したことになる。

9月3日 1位 249,873人
9月9日 3位 196,299人・・・本日
9月4日 4位 193,447人
9月8日 5位 192,661人

ちなみに第2位は、7月17日の215,976人である。