　大型連休の愛・地球博 - やまとの少しニッチな日記

カラビニエーリ

昨日、愛・地球博に行けなかったので急遽本日行ってきました。

現地に到着したのは、午前８時４５分。開場の１５分前でしたが、到着して間もなくすると列が前に進み出しました。あれれ。。。
多分、今日は開場時間を１０分程度早めたのではないでしょうか。
到着して約３０分後の９時１５分にはゲートを通過、目指すはＥＸＰＯドームのお巡りさんコンサートの整理券ゲットです。

しかし、現地に到着するも本日は整理券を配布しないで、自由席とのこと。
あらら。。
西ゲートからダッシュしてＥＸＰＯドームまでいったのに、徒労に終わってしまいました。
そこから引き返して、大地の塔、長久手日本館、三菱未来館と、当日予約のとれそうなパビリオンを駆け足で回りましたが、どこも『本日の受付は終了しました』の非情な通告がなされておりました。

おいおい、開場から１時間経っていないのに、もう当日予約はできないのか。。。

さすがというか、やっぱりというか、大型連休期間中のことだけあります。

１０時をまわっても、ひっきりなしに西ゲートには人が訪れていましたので、もしかすると本日は１４万人くらいがやってくるのではないかと思うくらいの出足でした。

当日予約はどこもとれず、どこのパビリオンをみても長蛇の列だったので、なるべく空いているブローバルコモン５（アフリカエリア）に入って、涼んでいました。

そうなんです。今日はとても暑い日でした。しかし、夕方までＥＸＰＯドームでじっとコンサートを聴いていると寒いだろうと思って、少々厚着をしていたのが失敗だったようです。
当日予約機を探し歩いて外を駆け足で歩いていたため、汗だくになってしまいました。

ポカリスエット片手に、アフリカ館の展示物を見ていたら、あっという間に１１時。

１１時からお巡りさんのパレードがグローバルループで行われるということで見学。

日本から愛知県警、大阪府県、警視庁の３つの音楽隊、各国から６つの海外音楽隊の合計９つの音楽隊が参加していました。

パレードが通過するとぞろぞろと人が後をついていきます。これは大変。。。みんなこのままドームに流れ込んでしまったら、満員御礼になってしまう。
あわてて、同じように後ろについて、ＥＸＰＯドームへと向かいます。
１１時３０分過ぎにドームについたときには、入場打ち切りの５０人前。ぎりぎりセーフでドーム内に滑り込みました。

観客席はもう端っこしかあいておりませんでしたが、なんとか座席をキープ。そのまま１２時３０分までじっと待ちました。

さて、このお巡りさんコンサート。やっぱり無理して見に行って良かったです。日本の３つの警察音楽隊の演奏＋女性警官による旗振りもさることながら、各国それぞれ魅力ある演奏をみせていただきました。

終了時間が５時前と、実に４時間以上に及ぶコンサート。固い椅子で座っているのが辛くなりましたが、こんなコンサートはもう見ることができないだろうなぁと思うと、もうちょっと頑張って見ようと思い直し、なんとか最後まで見続けることができました。

警察音楽隊といえども、その演奏レベルは高く、途中からクラシックコンサートを見に来ているんではないかと思わせるほどでした。
各国がそれぞれ日本で演奏するという意味を知っているのか、日本人である僕が見ていてとても気持ちが良くなるような味わいのあるコンサートを繰り広げていただきました。

例えば、曲目の中に♪頭を雲の上にだし〜で始まる「富士の山」を演奏してくれた音楽隊。なかなかのサービスです。
これだけではなかったです。ニューヨークポリスは、なんと隊員の一部が浴衣姿で登場して場内を沸かせました。なんでも、日本が好きだという気持ちを表現する方法として、旅館から持ってきたとか＾＾；　普通、制服音楽隊と呼んでいるこの警察音楽隊に浴衣姿での演奏は実に見事なサービス精神だと思いました。
また、リップサービスで名古屋のきしめんがお気に入りというリップサービスや、日本語で「ありがとうございました」という挨拶といい、それぞれ各国からの警察隊の行動は感心することしきり。とくに圧巻というか、感動したのはイタリア国家憲兵音楽隊カラビニエーリでした。
演奏の終盤、それまで演奏中は脱いでいた帽子を一斉にかぶり直し、全員が椅子から立ち上がって来賓席に敬意を示し、おもむろに日本国歌である君が代を演奏しだしたのです。カラビニエーリの演奏する君が代は、そりゃプロ中のプロなので普段日本で演奏されている君が代と比べてもなんら遜色のない演奏だったのですが、正装姿での格式高い演奏を見ていたら身体がゾクゾクとしてくるほど感動してしまいました。