やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 宮内庁雅楽と歌合わせ

宮内庁雅楽と歌合わせ




9月4日、愛・地球博長久手会場のEXPOドームにて、宮内庁楽部による舞楽と和歌の歌合わせ〜王朝の美、歌と舞い〜が開催されていた。

午後2時からと午後5時からの1日2回開催されていて、内容は同じものらしい。通常、ドームで開催されるイベントの整理券は朝一番で取りにいくのだが、この日に限りグローバルハウスのオレンジホールのチケットも取りたかった為、どっちを優先させるかかなり悩んだのだった。結局オレンジホールを最優先とし、このEXPOドームの公演は5時からの部として12時に整理券を配布する時に挑戦することにした。

11時30分頃に並んだら、余裕でチケットを入手することができた。おそらく12時頃にきても大丈夫だっただろうと思ったものの、人気があるチケットはかなり前から並ばないと見れない場合もあるので、こればかりは最前をつくして天命を待つしか方法はなかろう。
結果論として、12時でもよかったと思うだけに過ぎない。

さて、時は流れて16時30分。16時15分開場なので、もうかなりの人がドーム内に入っていっていた。座れた場所は、もう最後列から数えて一桁台という程の後方席。結構見る人はいるんだなぁと思いながら、頂いたパンフレットの立派さにビックリしてしまった。

さすが、愛・地球博特別公演と名乗るだけあるもんだと思った。
宮内庁雅楽と歌合わせは2部構成となっており、誘い人に津川雅彦が登場。おお、大魔術師の火村大源(ほむらだいげん)がこんな格好で出演しているぜ・・と思ったのは僕だけではないはずだ。^^;

第一部は、宮中歌会始披講会による歌合わせから始まった。天徳の歌合わせという題目で行われ、歌合わせの説明も簡単に行われていた。青チームと赤チームに分かれて歌合戦するようなことを言っていたが、昼間に歩き回った疲れが出てきており、ときどき記憶が途切れ途切れになっている。そのうちに、歌を詠み始めたものの、お経みたいな言い回しとゆっくりとしたテンポがすっかり子守歌代わりになってしまって、あとの記憶は全然なし。

静かなドームの中で、詠み人の声だけが響いていたように思える。きっと周りの人達も寝ていたのだろう・・・(笑)

目が覚めたときには、歌合戦は終わっていて、退場するところだったので、どちらが勝ったのかはわからなかった。赤チームの一人が立ち上がるときによろめくというハプニングがあったため、後ほど津川雅彦さんが負けて悔しい気持ちがでてた演技であったとフォローしていたので、多分青チームが勝ったんだろうなと思った。

第二部は、宮内庁式部職楽部による宮内庁雅楽で、2曲披露していた。2曲といってもひとつの曲が長いので、2曲も見れば十分である。雅楽とともに、舞台での踊り手もありこれは最後まで見ることができた。
音楽は伊勢神宮で聴くような音楽であり、どこが特別公演で珍しいのだろうと思っていたのだが、帰宅してパンフレットを見たら、最近でこそ国立劇場や地方公演を行っているが、どうやら宮内庁式部職楽部が雅楽を演奏するのは宮中行事国賓を招いた場といったところでしか行っていないようである。そういう意味では、一般の人が目にするのは珍しいという事だろう。

そのせいかどうかはわからないが、場内のカメラやビデオによる撮影、録音はコンサート並に禁じられており、係員が注意したりしているのをよく見かけたものである。

予定時間通りに終了し、職楽部員が退席されたステージ跡に残っていた綺麗な模様の太鼓を写真に撮らせてもらって、その場を後にした。




地元に住んでいる限り、滅多に見れない歌合わせと雅楽の舞が見れたので、万博っていいなぁと改めて思いました。



公式入場者数(6日最終)
入場者数: 124,058人
総入場者数: 17,971,038人


台風14号の接近もあって、夕方4時以降の入場者数が少なかったようです。
 11:00現在 78,676人
 16:00現在 110,154人
 22:00最終 124,058人
夕方以降は、帰る人のほうが多くて空いていたのではないかと推測しました。