やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

内覧会レポート(その3)


サツキとメイの家を出たのが10時40分頃。次に向かったのがグローバルハウスである。ここのマンモス展示が人気と聞いていたので、今回見ることとした。

グローバルハウスに行くのにコイの池経由でいったところ、マンモスラボの近くにたどり着いたが、残念ながら入り口は建物の反対側とのこと。坂道をあがって、反対側に向かうと整理券を配っていた。列に並んで整理券をもらったら、12時から入場できるブルーホールのチケットだった。

グローバルハウスは、ブルーホールとオレンジホールの2つに展示室が分かれていて、1枚の整理券では片方しか入れない。もし、両方の展示室を見ようとすると、オレンジとブルーの2種類のチケットを入手する必要がある。ちなみにマンモスの標本が展示してあるマンモスラボは、ブルー、オレンジのどちらの展示室からでも見ることができるので、マンモスだけを見たいひとはどちらを選択しても問題ない。(個人的には、オレンジをお勧め!)

ブルーのチケットだけでは片方の展示室しか見れないので、今度はオレンジのチケットをもらいに再度並んだ。次に手にいれたのは、オレンジの12時10分からの分だった。これでは、ブルーの見学時間と重なってしまうので意味がない。ブルーのほうの見学時間に1時間ほどかかるので、間を1時間以上あける必要があるのだ。

13時以降のオレンジのチケットを入手するため、しばらくどこかで時間をつぶす必要があったので、この間にトヨタ館の入場整理券を取りにいくことにした。

トヨタ館に到着すると、ものすごく長い列。ずらーと、並んでいる。この列が整理券をもらうための列らしい。どれくらの時間がかかるのか聞いてみた。1時間くらいだろうという返事が返ってくる。しかも、このあたりで最終上演時間になるとのこと。急いで最後尾についたが、ここから1時間並ぶのも辛いかな。

まもなく、整理券配布の受付が締め切られた。列の最後尾には、「本日の整理券の配布は終了しました」の文字がかかれたプラカードが立っている。今の時間は午前11時前。開幕から1時間30分後には、整理券配布が終了したことになる。なんという人気パビリオンなんだろう。

さて、ここから並ぶことおよそ30分。ようやく入場整理券を手にすることができた。しかし、列には横入りを防ぐようなロープなどはなかったため、よく観察していると少しでも早い時間の整理券をもらおうと、折り返しの列に紛れ込んでいく人や、すでに整理券配布の受付を終了しているといっているのに、折り返し地点からもぐりこんでくる人たちがいるのには閉口した。世の中には老若男女問わず、最低限のマナーさえ守れない奴がたくさんいるもんだ。


現在の時刻11:25


三井東芝館にいってみると当日予約はやっていないようで、入場するには並ぶしか方法はないようである。日立グループ館にいってみたら、そこもすでに当日予約はできなくなっていて、人がならんでいた。これらのパビリオンは、トヨタやグローバルハウスと違って、当日予約券なしでも入れるので、おそらく列の後ろに並べば入場できるのだろうが、待ち時間がどれも1時間以上の見込みとのこと。

次にガスパビリオンをのぞいてみた。ここは当日予約券の発行をしていたが、予約券の発行に並んでいる列ができていて、予約するのに1時間程度かかるとのこと。端末機の操作がやはり難しいのであろう。一人が7秒で操作を終えてでてくるというわけには行かないようだ。こんな状態であれば、自分の番がまわってくるのに1時間くらいかかりそうだ。当日予約というのも考え物である。

その一方では、予約しないで見る列のほうは、40分程度で館内に案内できるとのこと。今すぐに見たい人は、予約しないで通常の列の後ろに並んだほうがよっぽど得だと思う。だけど、今当日予約の列に並んでいる人は、おそらくこのあとの時間はどこかの整理券を持っているとか、食事をしたいとか思っている人たちなんであろう。時間に制約されてしまって、身動きが取れなくなっている皮肉な例である。

急いで、グローバルハウスに戻り、オレンジホールの入場整理券を求めた。ところが最初にくれたのは、またしてもブルーホールの入場整理券。とにかく、並んで受け取るまでどちらの入場券がもらえるかわからないのである。ブルーは持ってるからオレンジを頂戴!と叫んで、ようやくオレンジの入場整理券をもらえた。入場時間は14時10分。できれば、オレンジとブルーにきちんと列をわけて配ってほしいな・・・。そしたら、どちらに人気があるのかひと目でわかるし。

さて、おなかがすいてきたので、グローバルハウスに入るまで何かを食べようとレストランに向かった。するとそこはもう長蛇の列。駄目だ・・・。とてもじゃないが、30分程度で食べられそうにない。昼食をとるのをあきらめて、そのままグローバルハウスに戻った。

グローバルハウスのブルーホールの案内は、12時の券を持っている人は、11時40分から入場することができた。少しでも早く入場して長く見たいと思ったので、11時40分の解禁とともに真っ先に入場した。

ところが。。。である。入り口で入場を止められた。ここで12時まで待つらしい。おいおい、ここで20分も待つのなら、どこかに座って20分時間つぶしていたほうがましだよ。
そう思ったところで後の祭りである。じっと20分間耐えて待たされた。一番なんだから、何かいいことあるだろうと思いながら・・・。

このブルーホールは1度に900名が入場することになる。一番に並んだ僕と900番目にならんだ誰かとは、入場するのにだいぶ時間がかかるのである。だから、20分も前から列に並ばせたのだと思う。

さあ、いよいよ12時。入り口があいて入場の案内があった。期待に胸膨らませてこの回、1番目の入場者だ!!と思っていったところで、1番だからって金メダルがもらえるわけではない。賞品さえもらえない。しいて言うならば、気のせいか、いらっしゃいませの声が大きく聞こえたくらいであろう。

暗いホールの中にはいったら、目の前にまたまた大きな扉があって、ここでしばらくお待ちくださいとのこと。おいおい、また、また、またされるの?

900名すべての人が入るには、15分くらいかかるのであろう。

じ・・っと耐えて待った。アナウンスがあった。このあとここでプレショーがあります。プレショーは18分からの上映開始になります。

12時に入り口があいて、プレショーがはじまる12時18分までまたここで立って待たされるなんて・・・。場内にざわめきが起こった。当然である。僕なんか、入場してからすでに30分以上たつのに、ずっと立たされっぱなしである。腰が痛くなってきて、早く座りたいと思っているのに・・・。

18分からはじめられたプレショーは、全然面白くない。スクリーンも見えにくかったし、話の内容もじつにわかりにくかった。途中で、どこかの団体のおじさんが怒り出した。「いつになったら、これ終わるの?年寄りにずっと立ってろって、これじゃあまるで体罰やないの。こんな体罰受けにきたんじゃないんやで。いつまで待たせるんやな」
おじさんが怒鳴るのも無理もない。みんな、マンモスを見たがってきているのだ。にもかかわらず、この館にきてからなにもしないのに、まもなく50分が経過しようとしているのだ。

このあと、ようやく2005インチの巨大スクリーンのある部屋に通された。やっと座れたのである。場内が暗くなって映像が始まった。そして終わった。実に早い。中身は何もない。いや、実際のところはわからない。映像が始まったとたん、どっと疲れが出て眠ってしまった。それだけのことである。だから、中身はわからない。

場内が明るくなって、900人が一斉に外にでる。このあと、マンモスラボの見学だ。しかし、900人が一度に見れるわけがない。また、並ばされた。早く出たもの勝ちだ。後ろの席に座った人は出遅れで、またしても長蛇の列の後ろに並ばされてた。となりの人がつぶやいた。「どんな内容だったの?寝ていて見てない」ぼくと同じだ。「これじゃあ、何のために並んで入ったのかわからない。」いやはや同感である。

マンモスラボは、ベルトコンベアに乗っての見学だ。じっくりみたくても、無常に足元が進んでいってしまう。あれよあれよ・・・・・といっている間に見えなくなった。なんか、大病院の診察風景みたいなパビリオンだった。ここが、この万博のメインパビリオンというべき存在の協会パビリオンなのである。大阪万博でいうと、太陽の塔があった建物に当たるものなのだ。