やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

台風一過

倒木の補修作業



翌日の朝、台風一過のハウステンボスは見事に晴れ渡り・・・とはならなかったものの、昨晩までの暴風雨が嘘だったかのような静かな朝を迎えた。

朝方、場内を散歩する。心配していた花の運河やダリア園は、台風による目立った被害はなさそうだったけれど、場内の木々に対しては思ったよりもあちらこちらにその傷跡を残していたのだった。

ホテルヨーロッパ前に止められたトラックから伸びたクレーンで、傾いた木を直しているのが目に付いた。トラックの荷台には、たくさんの木々が積み込まれている。恐らく、危険なために枝を切ったものや、道に折れて落ちていた枝であろう。
オレンジ広場の椅子は強風に飛ばされないように、何カ所かにまとめられて、ロープで縛ってあった。
カナルクルーザーの通過する運河横の階段には、大きな木の枝が折れて横たわっている・・・。
そしてビックリしたのは、年輪をあらわに剥き出して幹の途中からズバッと切られた太い木。おそらくこのハウステンボスの開園時からずっとこの場所で成長してきた木であろう。まさかの強風にあおられ、根こそぎ倒れてしまったこれらの木々は、二度と元には戻れない姿になってしまっていたのだった。(T.T)

1000年の街づくり。長い目で見れば、今回のようなことは何度もあることなのかも知れないが、昨日までそこにあった木。去年も一昨年もそこにあって、その場所で生きてきていた見慣れた木が突然なくなってしまうって、やっぱり悲しいことなのかも。











ビンゴゲーム大会

ビンゴゲーム大会



ホテルの部屋には、1枚のお知らせが届いていた。

そのお知らせとは、本日午後9時30分からホテルヨーロッパのレンブラントホールにおいてビンゴ大会が開催される旨の案内状が、ビンゴカードと共に置かれていたのでした。

本来であれば花火イベントの開催となっているはずのハウステンボスであるが、台風13号の接近に伴う安全上の措置として花火イベントが中止となった場合における代替措置イベントとの位置づけのようだ。

楽しみにしていた花火がないのは残念だったけれど、このイベントは、ホテル側が用意したなかなか粋な企画であったと思う。

フォレストヴィラに宿泊しているお客には送迎バスを出す旨の案内であったことから、おそらくフォレストヴィラに宿泊している人達もこの企画に参加していると思われるが、その他のアムステルダムデンハーグの各ホテルに宿泊している人達がこの企画に参加していたかどうかは定かではありません。

9時30分

大勢の人で賑やかな雰囲気のレンブラントホールに法被姿の総支配人とゲストリレーションの女性が登場し、ビンゴゲーム大会は始まりました。
司会者のホテル総支配人の話によると、このイベントは初めての企画で、そのためにビンゴゲームマシンも調達してきたとのこと。^^
ゲーム大会の賞品として「大きなダイヤモンドがあるよ」という冗談も飛び出していたが、実際何が賞品としてあるのかは当たってからのお楽しみ・・。

さて、数字が読み上げられていく。手元のカードの数字が順調に切り取られていく。滑り出しは上々だ。

ところが、リーチ状態の人がポツポツと出て来ているのに、どこで歯車が食い違ってしまったのかあともう少しというところで足踏み状態に。あれれ・・と思っていたところに、「ビンゴ!」の人が誕生。

1等賞の賞品は、なんとホテルヨーロッパの無料宿泊券でした。(!o!)オオ! なんと太っ腹。

その後も、ゾクゾクと賞品が出されていきます。賞品は大きな袋に4つ分は用意されていたので、もう大盤振る舞いの状態。何人もの人が、手に手に賞品を持ってテーブルに戻ってきます。

しかし・・・・。

そう、お察しのとおり、ボコボコに開いたカードを左手に持ちながら、未だにビンゴと叫ぶことができない人がここにいたのです。
そして、最後の賞品が配り終えられると、無情にもビンゴゲーム大会はお開きとなったのでした。(T.T)
やっぱりな。最初からこんな予感がしてたんだよなぁ。会場に来ていた半分以上の人が当たっていたのになぁ・・。

当たらなかったことが残念で残念で仕方がなかったのですが、会場から出たところで、なんと引き換える出番の無かったビンゴカードと引き換えに、残念賞のバッチを頂くことができたのでした。

一応、空くじなしってことか。^^

というわけで、「台風がくるのもまんざらではないなぁ」って思わせるほど、楽しく過ごせたひとときでした。

台風通過

6時45分現在のハウステンボス



今日の夕食は、ドムトールン2階にある和食処「中の茶屋」に決めたものの、問題はホテルからどうやってそこまで行くかだ。外は台風接近に伴う暴風雨。一歩でも外にでると、土砂降りの雨と強風でずぶ濡れになってしまうのだ。

しかし、なかなかサービス精神旺盛のハウステンボスホテルズである。なんと、場内の各ホテルから食事場所までの巡回バスを走らせるとのこと。これならば、ホテル内に缶詰状態にならずに済みそうだ。

かくして、無事ドムトールンにたどり着いたわけであるが、この強風を利用して一度体験してみたいことがあったのを思い出した。

その体験とは・・・。
そびえ立つ105メートルのドムトールン展望台。この展望台に登ってみて、強風にどの程度揺れているのかを体感したかったのである。もちろんドムトールンには強風や地震に耐えることができる「チェーンド・マス・ダンバー制振装置」が備わっているため、塔の揺れを打ち消す制御を行うことで振幅を2分の1から3分の1に低減する仕掛けになっているらしいので、それほど揺れを感じないとは思ったのですが、実際体験してみないとわからないですからね。

で、ドムトールン展望台の入り口に行ってみて驚いた。休止の札が・・・。
どうして休止なのかな?と思って近づいてみたら、その理由がわかった。とてもじゃないけれど、強風で立っているのが精一杯なのである。ドムトールンの入り口前はずっと開けていて風の通り道になっているらしく、エレベーターめがけて突風が吹き荒れているのだ。受付台が飛ばされそうになっているのを、従業員が必死の覚悟で押さえつけ、安全な場所へと移動させている途中だった。
とにかく、ドムトールンの建物から一歩外に出ようものなら、その風の強さに驚かされたはずである。轟々と音を立てて風が建物の中を通り抜けていくとともに、木々の葉っぱやゴミが舞い上がって散乱していく。それはもうひどい状況としか言いようがなかった。あまりのすごさに写真を撮ることも忘れ、その場で起きていることをただ呆然と立ちつくして見ているだけだった。

気を取り直して、中の茶屋で夕食を・・・。今回は、豚シャブを注文した。
美味しい!!やっぱり、寒くなってくると鍋物がいいよなぁ。
店内は何事もなかったようにいつもの雰囲気を醸し出している。
これが我が家での夕食だったら、こんな風に落ち着いて夕食を食べていられなかったでしょう。なんていったって、強風が吹く毎に家がミシミシという音をたてて、家の中にいるのにその風圧を感じることができるくらいなんだから・・。いつ家が飛ばされるかと思うと怖くて怖くて・・・^^;

夕方の6時30分を回ったころ、食事をしている中の茶屋の窓から外を見ると異変が起きていた。
ずっと暗雲の立ちこめた中で食事をしてきていたのに、ふと外を見ると妙に明るい。そして、空が異常な色になっている。明らかに雲が薄くなってきており、そこから光が差し込んできているのだ。先ほどまで窓をたたきつけるようにして降っていた雨や風も収まってきている。

今日は一日プールで過ごしていたため、ホテルヨーロッパのロビーに張られた台風情報でしか台風の進路をみていなかったが、どうやらこれは台風の目じゃないかと・・・。

夕食を食べ終えて外にでると、雨はすっかり上がっている。風も全くない。\(^_^)/
それどころか、上空には雲はなく、空さえも見えるのだ。

6時45分。何事もなかったかのように晴れ渡ったハウステンボスにおいて、ドムトールンからホテルに歩いて戻ることができたのは、台風が直撃している中での奇跡としか言いようがない出来事でした。

ウェルネスセンター


強風の吹き荒れる中、マウリッツ広場からホテルへと向かう。時折、ものすごく強い風が吹くので、まともに前に歩くことができない。建物の影に隠れるようにして、前へと進んだ。途中ピーレメント・ボウに立ち寄り、そしてようやくシーボルト出島蘭館にたどり着いた。ここで一休みだ。風があたらない館内は、ほっと一息つくことができる貴重なスペースとなった。

いつしか、傘の骨が折れている・・・。すれ違う人の傘もボロボロの状態だ。少し雨が小雨になった頃を見計らって、一気にホテルに戻った。

気が付くともう1時になっていた。そういえば、ラッキーナンバー抽選会のことをすっかりと忘れていた。12時30分からワールドバザールで行われるので行くつもりでいたのだが、強風と戦っているうちにすっかり忘れてしまっていたのだった。 (T.T)

後でわかったことであるが、この強風下の中でも抽選会は行われていたらしい。きっと参加者少なかっただろうな。参加者が少ないといくことは、当たる確率がそれだけ高くなるということなのに・・・。残念!!忘れずに行っていたら、宿泊券や食事券が当たったかもしれないのに!


さてさて、今日1日、こんな状態ではもうアトラクションを楽しんでいるどころじゃない。かといって、部屋でゴロゴロしているのも面白くないので、ウェルネスセンターのプールで楽しむことにした。

お腹もすいていたので、プールサイドでサンドイッチでも食べようと思って出かけたのであるが、これが大間違いであった。なんと、今の期間はプールサイドの飲食エリアは営業をしていないとのこと・・・・。なんてこった。
もう水着に着替えていたし、今更この暴風の中、食事場所を探して出かける気にもなれず、仕方ないのでこのままプールで遊ぶことにした。

ウェルネスセンターは、暴風雨の中でも快適だった。外をみると、ものすごい風が吹き荒れて、雨がたたきつけられているのが見えたが、室内で楽しんでいるには全然気にならなかったのである。

昼の1時から5時まで、実に4時間にわたってプール内でくつろいでしまった。もっとも、そのほとんどは、ビーチチェアで寝ていたのであったが。^^;

さあ、本当にお腹が空いてきた。このままでは、今日は飢え死にしてしまうかも知れない。台風が直撃する前に、何か食べておかなきゃ・・・。

こんなドアあったかな?

自動扉と外扉



トリックアートをもう一度楽しんだ後、マウリッツ広場にあるアトラクションに入ろうとしたけれど、風が強くて傘がさせない状況になってきてしまいました。

ふと立ち寄ったスーベニアショップでしばらく休憩していましたが、お昼も近づいてきたのでそろそろホテルの方に向かって歩くことにしました。

昼からは相当厳しい天候になることを予測し、お昼ご飯を食べながらしばらくウェルネスセンターのプールにて過ごすことに決めていたのです。

ショップの出口で、ふと気になることがありました。

あれれ、こんなドアあったかな?

普段はなにも考えずに通りすぎたのでしょうが、今日は外はとっても強い風が吹いていて、自動扉がうまく閉まりません。隙間からは、ピューピューところか、キャーキャーといったような風切り音が聞こえてきます。

しかしよく見ると自動扉の外側にも、扉があるではないですか。

記憶では、この外側の扉しか無かったような気がしているのだが、いつの間に自動扉がついたのだろう・・・。この日まで、全く気づきませんでした。

でも、何のための自動扉なんだろうなぁ・・・。店の面積、狭くなったんじゃないかな。^^

本日の催し物

台風前のハウステンボス


朝8時に起き、ルームサービスの朝食を摂る。
気になる台風13号は、テレビのニュースによると本日夕刻に九州北部に上陸予定とのこと。

今のところ外は時折風が吹く程度で、まだ雨は降っていない。本当にこんな調子で台風はやってくるんだろうか。台風上陸まで8時間もないのに・・・という感じだった。

入国棟で本日の催し物の掲示板を見た。
天候不良により、本日予定されていた1メートルピザと名物巨大パエリアの屋台は営業中止とのこと。
また、早々に夜20:45からの花火も天候不良のため中止と出ていた。(O_O)ハウステンボスの花火が中止するのは本当に珍しいことではないかと思っている。
せっかくスペシャル花火を見るために連休中にやってきたのに、非常に残念である。昨晩みたダリア編をもう一度じっくりと見直す夢も消えてしまいました。
また、荒天のため運休中となっている乗り物に、カナルクルーザーと観光丸の名前があった。
あらら・・・。カナルクルーザーも動いていないのか。
そしてビックリしたのは、挙式のためギヤマンミュージアムを一時クローズしておりますの看板。こんな悪天候の日に結婚式なんだ。大変だろうな。

入国口から入り、モーレン会員限定のスクラッチカードをもらう。通常は2ポイントの入場ポイントが、最高20ポイントになる可能性があるスクラッチだ。
コインでこすると、めでたく20ポイントが出た。\(^_^)/ラッキーである。

昨晩、ナイトカヌーで通った運河を確認していると、水面に雨つぶが当たって円を描き出した。みるみるうちに、数が増えていって、ついに傘をさす羽目に。明るかった空も、いつのまにか厚い雲に覆われてしまった。

風が強まり、大粒の雨の降る中、チーズ農家、三連風車と歩みを早め、昨日もはいったけれど、とりあえず無料で長時間楽しめるトリックアートの館に入ることにした。

ナイトカヌー

ナイトカヌー


花火が終わった。時間は間もなく9時になるところだ。

今回は、ナイトカヌーにも挑戦した。ナイトカヌーは今回のメニューには入ってなかったのであるが、ひょんなことから話がトントン拍子に進み、ついにナイトカヌーが実現する運びとなってしまったのである。^^

台風の影響が徐々に出てきているのか、風が少々強いようである。この状態でカヌーか。。。
「逆風のとき進むのに苦労しそうだなぁ」この前、強風下で行ったシーカヤックでの苦労が脳裏をかすめた。

集合場所に到着すると、あれれ!? ものすごい人じゃん。
カヌー乗り場はごったがえしの状態だったのである。
近頃は、カヌーを利用する人が結構増えたのではないかと思っている。いつ来ても、コンスタントに人が集まってきているのだ。何年か前の夏、その年から始まった早朝カヌーを申し込んだときには、ほとんど利用する人がいなかったのに・・・。

何度も利用しているというのもあり、陸上でのレクチャーは省略して、早速カヌーに乗り込む。光の街の時期ではないので、運河自体はライトアップされておらず、街灯りを頼りに漕ぎ進む。

今回はものすごくカヌーの数が多かったので、インストラクターから離れて自由にコース取りができ、特に初めて運河の最北端まで行けたことがとっても嬉しい出来事でした。

最近は運河を一周することが多いのですが、大抵は大回りしたといってもカナルクルーザーの反対回りのコースだったのですが、今回はなんと入国してすぐのところにある橋の下をくぐり、出国棟の横を通り、そして最後はテディベアキングダムからリンダの間にかかる橋の下をくぐり抜けてもとの運河に戻るという、普段は地上からも見ることができない建物の裏側をみることができたうえに、とてもスリルあるコースを楽しみました。

どこにスリルがあったかって!?
そりゃ最後の橋の下を潜るときですね。幅は狭いし、高さは低いし、途中で引っかかったらどうしようなんて思いながらくぐり抜けましたよ。

たぁ〜〜っぷり1時間、いやそれ以上の時間だったんですが、楽しむことができました。

そうそう、このナイトカヌーのお手伝いをしていた男性2人組がいましたが、彼らはポニーを引いて九州を歩いて施設を周りながら旅している人達だったのです。今回は、ハウステンボスのご厚意でホテルに泊まることができて幸せだと話していました。(普段はそんな良い場所で寝ていないようなことを言ってました。)
大分?熊本だったかな・・、どこかの牧場から来たっていってたような・・・。
この二人組をみていたら、一瞬、猿岩石を思い出してしまいました。
この旅行記はテレビでも放送されるようなことを言っていましたが、三重で放映されたのかなぁ・・・^^;