届いた商品を見ての第一印象は、今持っている布製のキャリーバッグと同じぐらいの大きさだなって思ったこと。今の布製のソフトケースよりもたくさんの荷物を詰め込むつもりだったから、もう少し大きいのかと思っていたのだ。
考えてみれば機内持ち込みサイズには上限があるので、布製のキャリーバッグと同程度の大きさになることはわかっていたはずなのだが、購入した商品に書かれていた40リットルに惑わされていたみたいだ。
キャリーバッグを開けてみた。
浅い!!想像以上に浅い。
今度のキャリーバッグは、メインの収納部が中央で分かれている上に、フロント部分もあるので、収納の深さが3分割されているようなものである。浅いはずである。
しかも、コーナー部分が丸くなっていて、収まりも悪そう。本当にこれで40リットルもはいるの?
説明書には、機内持ち込み最大容量40Lって書かれているのだが・・・。
もう一度、ホームページからメイン収納部のサイズを見てみた。
高さ48センチ×幅34センチ×奥行23センチ
計算してみると、37.536Lとなり、40L無いじゃん!!!
ちなみに、フロント収納部のサイズも書いてあった。
高さ24センチ×幅26センチ×奥行4センチ
計算してみると、2.496Lとなり、合計すると40Lになる。
でも、ちょっと待てよ。
メイン部の奥行が23センチでフロント収納部の奥行が4センチだと、合計すれば27センチになるやん。奥行の外形寸法が24センチなので、完全にいかさま寸法だよ。メイン収納部に食い込んでいる?これって、どういう事?
それに、このサイズの計算だと、全ての高さ、幅、奥行が最大寸法で計算しているけど、実際はフレームの部分が出っ張ってたり、コーナー部分が丸くなっていたり、取っ手部分がへこんでいたりして、全てが最大寸法になっていないんだけどさ。
やっぱり、容量40Lと明記しているのは間違いじゃないのかな。
その証拠に、布製のソフトケースから荷物を詰め替えていたら、あっという間にメイン収納部は満杯になってしまったよ。( ノД`)シクシク…
これって、一番大切な条件を満たしてないキャリーバックを買っちゃったよ!
まだほかにも『これは失敗したな』って思ったところがあるんだよな。
小物を入れる収納部が1つしかない。しっかり確認せずに買ったけど、まさか1か所だけとは思わなかった。今まで、一目で何が入っているのか分かるメッシュの小物入れは重宝していて、薬、コーヒーセット、マスク、化粧品、携帯カイロ、メモ用紙等々、細々した様々なものを分けてキャリーバッグに入れていたのだが、移し替えようとしたら入れるところが無いじゃん。前のキャリーバッグにはサイドにもメッシュ袋があったので折りたたみ傘を入れてすぐに取り出せたのに、それさえもついていない。トホホなキャリーバックだったのである。
ディズニーランドで購入する大きいサイズの写真を大切に持ち帰りたいのでハードケースを選んだのに、それを入れる平らなポケットがない。これも誤算だった。
ファスナーのロックを解除するためのスライドレバーの厚みがほとんどなく、さらについている位置が柔らかいファスナー部分の近くにあるため、「ぐわんぐわん」とたわんでしまい解除するのに微妙にストレスが溜まる。手袋をはめていたら、すべって解除できない。何という雑な作りのキャリーバッグなんだろう。
ファスナーの開閉にコツが必要。なぜかメイン部分のファスナーとフロント部分のファスナーの取付方法が違うため、金具を持って開けるのに手間取るし、逆にロックするにも金具の扱いで手間取る。
取っ手の取り付け位置が端のほうに偏っているため、真っすぐ上にキャリーバックが持ち上がらず斜めになってしまうので、指が痛いし、足にも当たってしまう羽目に。
メリットとして書いてあった、フロント収納部からメイン収納部にアクセスができるってなっていたけれど、フロント収納部の物が入っている状態で実際試してみたら、ファスナーの開閉がスムーズに動かず苦労する。特にコーナー部分は悪戦苦闘する羽目に。あまりにもストレスになるので、おそらくわたしはこのような使い方はしないだろう。これだったら、最初からメイン収納部からアクセスしたほうが早い。
他には、メイン収納部にある荷物を固定するためのベルトがチープなのも気になる。ベルト幅が狭いし、フック部分も弱そう。あと、取っ手部分が薄っぺらいので、さっき書いたように持った時の重心がずれていることもあり、長時間持っていると指が痛くなりそうな気がする。
まだ使ってもいないのに『これは失敗したな』って思ってしまったのはこういった理由からです。実際に使ってみたら、また印象が変わるかも知れないですが。
そうそう、このブログを書いていたらこんなものを見つけちゃいました
この商品の紹介写真を見る限り、ほとんどわたしの買ったキャリーバックと形も内容も重量も同じです。唯一の違いといえば、ボトムハンドルがないことぐらいでしょうか。
しかし、そのデメリットを気にさせないくらい、収納ポケットが複数あったり、購入したキャリーバックの気になる点が改良されていたり、値段も1万円以上も安い商品だったんですよ。
さらに驚いたのは、このキャリーバックのサイズと容量の関係です。
高さ49センチ×幅34センチ×奥行23センチ
わたしの買ったキャリーバックより、高さが1センチだけ大きいのに、なんと容量は35Lと書かれています。
ということは、やはり40Lというあの表現はサバを読んでいるとしか思えないんですよね。35Lと書かれているこっちの商品のほうが、正直な商品のような気がします。
今更、こっちの商品を買うという無駄な行為をするつもりはありませんが、もしタイムマシンがあって過去に行けるのであれば、こちらの商品を買っていたかも知れません。
今度からキャリーバッグを買うときは、現品を見て納得して決めたほうがいい買い物が出来る気がすると思った事件でした。