今年の10月19日のブログにて、「新NISAの準備として証券会社の変更手続きを行いました」と書いたところだが、その後かなりの日数が経ってから、ようやく待ち望んでいた『勘定廃止通知書』が楽天証券から届いた。
一方のSBI証券のほうの非課税口座開設届出書については早くに届いていたので、あとは運転免許証のコピー等の本人確認書類を用意して送付するだけになった。
ところがである。
ここにきて楽天証券が新NISA全力応援!と意気込み、投信残高ポイントプログラムを復活させての逆襲に出たのである。
思えば、僕はこれまでSBI証券と楽天証券の2社を使い分けており、もともとNISA口座は楽天証券で開設しているという、楽天派だったのである。
新NISAの開始が迫ってくる中で、いろんなサイトで楽天証券とSBI証券の比較をしているのを見かけるようになり、僕の中でもNISA口座の取得に楽天証券とSBI証券の2社が日ノ本の天下の座をめぐって対立しているように見えたので、どちらがいいのか、悩んでいたところである。
で、どちらが有利なのかというと、楽天証券派の僕が言うのもなんだけど、「ここはやっぱりSBI証券かな!?」って思ったので、わざわざ変更手続きを進めていたわけだが、突然、楽天証券による逆襲のニュースが飛び込んできたのである。
まあこの逆襲、楽天証券の経営陣が次のような僕が考えた寸劇の結果、導き出した結果だと思うんだけど・・・。
『殿、SBI証券にわが証券会社から多くの顧客が流出していっております!!』
『なんだと!?すぐに対処いたせ』
『ははー!』
『殿、新NISA全力応援!として、かつて廃止した投信残高ポイントプログラムを復活させる手はずを整えました。』
『何!?この経営が苦しい時にポイントをばらまくつもりか?それじゃ、今の政府のやり方と同じじゃないか!』
『殿、ご安心ください。ポイントプログラムを復活させるのは、あくまで楽天投信投資顧問が運用する投資信託で、それも人気が出るだろうと思われる2本だけですから、ポイントをばらまく以上に信託報酬で稼げます』
『なるほどのー。これはうまい手だ。今後もし財政難に陥れば、その時にまた投信残高ポイントプログラムを廃止すればいいだけだしの。その時は楽天の投資信託もかなり売れているから、定期的に入ってくる信託報酬でがっぽり設けられるのぉ。お主もワルよの~』
『痛み入りまする』
あくまで僕が考えたフィクションの物語ですので悪しからず。
で、このままSBI証券に鞍替えしてもいいものか、それとも楽天証券にとどまることにするか悩んだけれど、やはり過去に投信残高ポイントプログラムを廃止する改悪を行っているということと、楽天グループ自体、いろいろと改悪めいたことを立て続けに行っているということもあって、初志貫徹。
この際だから、思い切ってSBI証券に口座を移すことに決定し、本日、書類を整えたところである。
非課税口座開設届出書の提出手続きは本当に簡単だ。もっとも、僕の場合は既に楽天証券でNISA口座を開設していたことと、さらにSBI証券口座も持っているので簡単だったのと思う。
送付する書類は次の3種類
1、「非課税口座開設届出書の提出について」(廃止通知書をお持ちのお客様用)
あらかじめ全ての項目に僕のデータが印刷されているので、現住所に変更なければ、名前を漢字で記入するだけでOK
あとは確認書類のチェック欄にレ点をつけるだけ。
2、廃止通知書
僕の場合は、勘定廃止通知書だった。これは、楽天証券から送付されてきたA4用紙を1枚同封したらOK
3、ご本人確認書類
僕の場合は、既にマイナンバーをSBI証券に登録していたこともあり、運転免許証のコピーを同封したらOK
これら3枚の種類を、SBI証券からの書類に同封されていた封筒に入れて、そのまま切手も貼らずにポストに投函するだけでおしまい。実に簡単な作業であった。
さすが両社でサービスを競い合っているだけあるな、と感心した次第です。