やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

夏の京都の王道観光旅行の2日目

龍安寺の石庭

 今日は朝から今にも雨が降りそうな天気で、午後から少しの間、雨が降るという予報がでていた。朝からずっと雨が続くようであれば、ホテルの部屋でゆっくりと過ごそうと思っていたのだが、この予報だと観光が出来そうだなと判断し、傘を持って出かけることにした。

 2日目のトップバッターとして訪れたのは、龍安寺の石庭。この庭も見てみたかった場所だったのだ。たぶん今までに行ったことがあると思うんだが、ここも記憶に残っていない寺の一つ。おそらく石庭というのにそれほど興味が沸かなかったのだろう。

 ところが大人になって、この龍安寺にある石庭には15個の石があり、どの場所から見ても15個を一度に見ることができないということを聞いてから、実際にこの目で確かめてみたくなったのである。

 600円の拝観料を支払って門をくぐり、最初に目に入ったのは大きな池と蓮の花。

龍安寺の池

 まさか、こんな大きな池のあるお寺だとは思ってもいなかったのでびっくり。

 次いで、建物の中に入り、目に飛び込んできたのはいきなりの石庭。観光客が座り込んで石庭に向かって指をさしている姿が目に入る。みんな当然のごとく石の数を数えているのだ。早速、石の数を数えてみた。1,2,3・・・・ まあ、ここで15まで数えることができればよかったのだが、たいてい13か14で終わってしまう。石といっても、高さのある石ばかりでなく、庭に埋められたようなほとんど高さのない石もあるので、重なると見分けにくくなる。

 そもそもどこにいくつあるのかさえも分からないので、果たして正解なのかどうかさえもわからない。

 

石庭の説明版

 正解かどうかわからないまま出口まで来たら、いいものが置いてあった。石庭の石の配置が模型みたいなもので作られていたのだ。

 それをもとに改めて石庭を見てみた。ようやく15まで数えることができ、心のつっかえが取れた気がした。

 この龍安寺にもう一つびっくりするものがあった。それは襖絵だ。よくある龍が描かれた襖絵だったのだが、作者をみて驚いてしまった。作者は元首相の細川護熙さんだったのだ。ちょうど今月から特別公開として第1~第9までの9種類の龍が書かれた襖絵40面をすべて公開しているとのこと。ちょうどいい時期に訪問できてよかったと思っている。

龍が描かれた襖絵

 龍安寺を後にして次に向かったのは金閣寺。何でかって?

 それは、銀閣寺にいって御朱印をいただいたので、やっぱり金閣寺御朱印もあったほうがいいかなって思ったのがその理由。金閣寺は、あたらしく金箔を張りなおして修復した直後に行ったことがあるので、僕的にも今更金閣寺かって思ったのですが、御朱印欲しさの訪問になりました。

 超有名な金閣寺だけにきっと拝観料も高いんだろうなって思っていたら、さっき行ってきた龍安寺よりも安くて銀閣寺と一緒という予想外の500円でした。

入園して少し歩くと見えてくる金閣寺

 このときからぽつぽつと当たりだした雨が少し強くなってきました。水面に雨が落ちる様子が見て取れます。しばらくすると、ものすごい雨に見舞われてしまい、傘をさしていてもしぶきで濡れていしまうほどです。地面に落ちた雨粒が跳ね返り、靴を濡らしはじめ、さらにズボンのすそまで濡れてくる激しい雨に見舞われてしまう有様。

 途中、少しだけ軒先のある場所に避難して30分ほど雨宿りしました。

激しい雨が降った時の雨宿り場所から撮影した金閣寺

 雨も小雨になってきたので、散策を再開し、今度も敷地内にある高台から金閣寺を撮影しました。銀閣寺といい金閣寺といい、みはらしのいい高台が敷地内にあるのも改めて知りました。

高台から金閣寺を望む

 金閣寺を出たところで御朱印をいただき、長い階段を下って駐車場のほうに出ました。雨に降られて意外に時間がかかってしまい、お昼ご飯も食べていない状態でしたが、このままバスに乗って次の目的地である大徳寺に向かいました。

 大徳寺ってよく聞く名前だし、敷地も大きかったのでものすごく興味がありましたが、臨済宗大徳寺派大本山で、京都の五山の一つだったんですね。
 広大な敷地内に20を超える塔頭があるのですが、常時拝観できる寺院は4つだそうです。今回は、間もなく閉場時間ということもあり、龍源院という塔頭だけ訪問してきました。

大徳寺塔頭の一つ、龍源院庭園

  時間いっぱいまで庭を見て過ごしましたが、最後のほうになって少しだけ太陽が差し込んだことにより、龍安寺と同じような石庭に影ができて、とても綺麗に見えました。