やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

僕はどこ行きのバスに乗っているんだろう

ニンジンの種を蒔いた(手前)のとナスの苗の植え替え(奥)

 今日はめずらしく午前中の涼しい時間帯から家庭菜園場に来ています。もはや日課となっているオクラ、ピーマン、ミニトマト、パプリカなどを収穫。その後、まだまだ実りが続きますようにとお祈りをしながら追肥を行った。

 何も植えていない畝を整理し、なすびの苗2本とニンジンの種まきを行った。

 今頃なすびの苗?それに2本??

 そうなんです。もったいないがり屋の僕のことです。以前種を蒔いて育った際に、発育不良の苗を植え替えせずに残しておいたのです。今日は、その発育不良の苗を畑に植え替えました。時期的にはちょっと遅いような気もしますが、小さいなすびでも実ってくれればいいかなっていう気持ちです。だってあのまま捨てていたら、絶対に収穫できなかったはずなので。

 一方、7月10日に植えた7本のなすびの苗。毎日ニジュウヤホシテントウ虫との闘いが続いてます。見つけては潰し、葉っぱの裏側に隠れているのを見つけ出しては潰し、ついでに産み付けられた卵を潰しているんですが、ずっと見張っているわけにはいかないので次から次へと発生する害虫のほうが明らかに有利です。害虫の被害が大きいためか、成長は鈍く、まだ実が一つもできていない状況です。

 明日にでも、液体肥料で活を入れてやろうかな。

 にんじんは、乾燥に弱いので台風の影響で雨がふりそうな頃合いを見計らって、本日種まきをしました。

 ならした畝に深さ1センチの溝をつけて、そこに小さな小さなニンジンの種を落とし込んでいく。そのあと、土を5ミリほどかけて・・・

 その時でした。雨がぽつりぽつりとあたってきたかと思っていたら、

 いきなりザー!!!ザー!!!ザー!!!

 いわゆるザーザー降りです。

 作業の途中なのでその場を離れるわけにはいかず、雨に打たれるままに。

 このニンジンの種まきを終えたら家に帰ろうと思っていたのにな。もう少しで終わるところだったのに、ずぶ濡れだよ。

 ぶつぶつ独り言をいいながら、先日見ていたTVドラマを思い出しました。

 それは、人生の目標みたいなものをバスの目的地に例えて、自分はどんなバスに乗っているのか友人同士が雑談しているシーンでした。

 面白かったのは、『行けども行けどもバスがなかなか目的地に着かないんだよ、ずっと乗ってても。それで途中で降りた。今は次のバスを待っているけど、なかなかバスが来ないんだよ。』ーきっとこの人が乗るバスは、田舎のバスだな。だからなかなか来ないんだよ。

 『私のバスは、子育てしているから各駅停車。しょっちゅういろんな出来事で止まるんだよ。』ーといいながら、とても楽しそうでした。

 僕の場合は・・・・

 ずぶ濡れになっても農作業、真夏の太陽が照り付ける中でも農作業、取っても取ってもきりがない草取りの毎日。日照り続きでせっかく大きくなってきたのに枯れてしまう野菜を見て嘆き悲しんだり、害虫や鳥たちに大事に育てている野菜を食べられてがっかりしたり・・・。一体僕はどこ行きのバスに乗っているんだろう。いや、そもそもまだバスに乗れていないのかも。

 な~んて、「雨も滴るいい男」が畑の真ん中で哲学してました。

 

 このバスでないとしたら、どこ行きのバスに乗るのが良かったんだろう。

 だれだい、「お前の乗るバスは『あの世行き』だろうが」って言っているのは。