やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

2023年の日経平均株価は4万円!?

 二週間ほど前のヤフーニュースを見ていて、2023年は「日本株の年」にという文字が目に留まった。

 どうやら、脱デフレで日経平均4万円が見えてくるらしい。根拠としているのが、日本株の予想株価収益率(PER)が11月末時点で12.6倍と歴史的な低水準にあって、これが今後も堅調な企業業績が継続して予想PERが過去10年平均の14倍付近まで回復すると、予想EPSとのかけ算で2024年度の日経平均株価は約3万8千円まで上昇する計算となるらしい。さらに、予想PERが過去平均から1標準偏差上振れて15倍付近まで拡大すると、2024年度の日経平均株価は4万円の大台を越えてくる計算になるとのこと。

 ふむふむ。

 なーんだ、また楽観予想しているのか。毎年、こんな感じで来年こそ・・・っていう経済専門家の意見が多いですね。昨年末に読んだネット記事では、『2022年、日本株は「黄金時代」へ…日経平均「3万8000円」の“バブル相場”がやってくる!』というタイトルで、その根拠がいろいろと述べられていたのと同じだよ。もう今年の日経平均株価が38000円に到達することは100%ないと思っているが・・・。

 去年の記事では、日本株の出遅れ修正が期待でき、場合によっては3万9000円程度もあり得るだろうと。それが今年の記事では、場合によっては4万円を超えてくるだろうと。さらに期待値を1000円上乗せしちゃってきてるじゃん。

 そう予想している裏では、きっと株価暴落に備えてちゃっかりヘッジをかけていたり、投資資金の避難先を探ったりしているんじゃないかと思っているんだけどな。たまったもんじゃないな。

 

 NISAの制度も再来年から変更されるようだし、上がる要因があるとすれば来年じゃなく再来年だと思うんだけどな。しかしこれも、微々たる上昇しか期待できないだろうな。だって、人気があるのは日本以外の先進国の株に投資するインデックスファンドを狙って買う人が多いんじゃないかなって思うし。

 今年10月は1990年8月以来1ドル150円台まで値下がり、およそ32年ぶりの円安水準になったのだが、この時も160円台とか200円台とか煽り立てる人たちがいたのを覚えている。今ドルを買うと儲かるっていうので、銀行なんかは盛んに米ドル預金のキャンペーンを展開していたが、その時にドルを買った人は今はちょっと後悔しているんじゃないのかな。

 そういう僕も20年程前にキャンペーンに踊らされて1ドル126円で購入し、その後も少し円高になった121円の時に少し買い足して平均購入価格を124円まで下げたものの、10年以上も円安にならずに塩漬けにしていた口だ。しかも米ドルの定期預金利息も雀の涙程度しかついておらず、当然、150円まで上昇した時は外貨預金をしていたので解約できず、ずっと赤字状態だったのだ。ここにきてようやく低金利時に預けた外貨預金が満期を迎えるので、これから4%弱の金利で外貨預金を行うところである。現在、130円台の為替レートなので、購入時のレートを上回っていますが、もし10月に150円の為替レートでドルを買った人は、あと何年待てば元金が戻ってくるのでしょうね。また32年かかるのかな。。。

 という感じで、今まで経済専門家の口車に乗せられて行動を起こすと、ろくな目に合わないような気がします。でも、いつも乗せられてしまうんだよな。。。。( ;∀;)

 もしかすると来年の今頃、瓢箪から駒が出て日経平均株価4万円を超えているかもしれないですからね。