って言われていた今年の2月。まあ、1月末の27,000円台から、たった2週間余りで30,000円台に乗せてきたのだから、経済評論家がそう言いたくなるのもわかる気がする。しかし、その後の日経平均株価は、2月の高値を超えることなく低迷し、何かあるごとに大きく下げて、また少し戻すという繰り返し。
その度に経済評論家が、今が買い時。日経平均株価は年末には30000円を超えてくる。他の国は大きく上がってきているのに、日本だけ出遅れている。出遅れ株を買う最後のチャンスが今。
まあ、こんな感じで一生懸命、株を買うことを勧めている。
が、5月の急落に続いて、今も急落が続いている。これだけ続くと、また上がるだろうが、急落前の水準に達する前に次の急落が訪れ、徐々に日経平均株は下落しているんじゃないかと思うのは俺だけだろうか。
もっとも、東京2020オリンピック前には株価は上昇し、オリンピックが終わると下落するって数年前に経済評論家が言っていたのが正しいとすると、オリンピック前の今は上がっていなければならず、逆にオリンピック後は、今より下がっていなければいけないはず。
はっきり言って、日経平均株価の予想なんて無理なんじゃないかな。
今から30年前にアメリカの株に投資した場合と、日本株に投資した場合を比較し、『100万円を30年間運用すると「日本株は104万円、米国株は2100万円」という現実』という見出しの記事を最近読んだが、まったくその通りだと思う。
日本の経済評論家は、「バブルがはじけて失われた10年間だったが、これから日本株は上がる。」と言い続けているが、過去の実績は上記のとおり。まったく当たっていない。
まあ、でも年末に35,000円を超えてくるって言うんだから、経済評論家を信じてみようかな。
なぜならば、そのほうが「夢」がある気がするから。