やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

日本で皆既日食が!

新聞で、日本で来年の夏に皆既日食が見られるとの記事を目にした。


http://mainichi.jp/enta/travel/news/20080720ddm003040127000c.html


記事の概略は次のとおり。

 日本では46年ぶりとなる皆既日食が09年7月22日、九州南部の離島周辺で見られる。
 太陽が完全に月の陰に隠れる時間は最大で6分44秒と今世紀最長。

ふむふむ。
九州南部の離島ってどこだ?

鹿児島県トカラ列島の悪石島(あくせきじま)だそうだ。
初耳の島名だな。
すでに9000人もの参加希望が寄せられていて、宿泊施設が少なく飲料水にも限りがある小さな島々は、観測客の受け入れに向けた準備が始まっているとのこと。

ちなみに、現状ではどのような受け入れ状況でどんなツアーになるかというと・・・、

レストランや食堂は一軒もない。電力や水の供給設備も住民の需要を満たす程度。民宿も24軒しかなく、収容人員は計300人程度。
宿泊は民宿以外に体育館を活用し、テントも用意する。
食事は各島にある公民館の調理場を使って調理し、飲料水はペットボトルを使う。
鹿児島市からトカラまでは204キロ。週2便の村営フェリーが運航し、南端の宝島まで13時間かけて順々に寄港していく。乗船可能人数が少ないため、観測客を運ぶ場合、数日かけて「ピストン輸送」するしかない。このため滞在は最長1週間弱になりそうだ。
ツアーの発売時期は8月以降。島は暑さも厳しくハブも出る。これまでの皆既日食では南極に次ぐ厳しい観測環境だろう。料金は30万〜40万円と高額になりそう。

読み進めていくうちに、こんな大変なツアー、行きたくねぇ〜〜なんて思い始めてきた。


ちなみに、日本全国で部分日食がみられるとのこと。

鹿児島県の最南端では99パーセントがかけるし、三重県でもどうやら8割程度は欠けそうなのである。
じゃあ、自宅で観測しようかな。 ^^
ここに、各地での詳しい観測予想が書かれています。

http://www.knt.co.jp/eclipse/index.html




で、皆既日食と部分日食とではどの程度違うのか。

http://wiredvision.jp/news/200807/2008070423.html

この記事中に書かれている言葉より。
『重要な注意点:部分日食は旅行するに値しない。たとえ太陽の99%が覆われる日蝕であろうと、100%残念な結果になる。』

そっか。
皆既日食が素晴らしいことは、この記事を読んでみて初めてわかった。
月と地球との距離の関係で持続時間は毎回異なるようで、今回の持続時間は6分44秒。理論上の最高持続時間が7分30秒程度だそうだから、かなり長い。
毎年1回ほど皆既日食は地球上のどこかで観測できるようだが、6分間を超える観測時間は20世紀中においてたった8回だけだったそうだ。
ちなみに、今年の8月1日に中国において皆既日食が観測できるが、近畿日本ツーリストが募集している日食ツアーパンフレットによると、7日間で348000円。皆既日食の観測時間は1分55秒。
う〜〜ん、やっぱり高いな。


屋久島でも皆既日食が少しの時間だけ観測できるようなので、個人手配で安くいけないかな・・って思っていたら、なんと屋久島は晴天率が著しく悪いらしい。


ん!? 晴天率???


よく考えたら、僕が日食観測ツアーに参加したら、たとえ晴天率が70パーセントを超えるような地域であったとしても、たまたまの雨で観測できなかったってことになりかねないな。


大金のツアー料金を支払って一緒にトカラ列島皆既日食ツアーに参加することになるかもしれない皆さん、ごめんなさい。(笑)