以前にも書いたが、ここのホテルは都会の真ん中とは思えないような庭園を有しているホテルである。フォーシーズンズホテルと椿山荘の両方の施設から行き来できる庭園は、起伏に富んだ地形で、鯉の泳ぐ池、三重の塔、数々の石仏、大木等々が配置されていて自由に散策して楽しむことができるのである。
ちなみに三重の塔は、“さんじゅうのとう”と読むのが正解で、いくら僕が三重県からやって来ているとは言え、決して“みえのとう”と読まないように。 ＾＾；
雨だったり、夜だったりしてゆっくりと見ることができなかった庭園であるが、最終日の今日、散策してみることにした。
フォーシーズンズホテル椿山荘のロビーからエスカレータに乗って下の階へ。庭へと続く入り口があるので、そこから外にでる。朝の気持ちいい空気を一杯に吸いながら、池にたどり着く。同じように考える宿泊客がいるのか、絶えず散策中の人に出くわす。ハウステンボスで開園前の園内を散策しているような気分になる。それくらい、静かな環境なのである。
石仏を見ながら階段を上り、三重の塔でお参りをして、庭園の外れまで足を伸ばす。時間にして１時間弱の散策であったが、何度来ても楽しめ、心が落ち着く場所であることに変わりはなかった庭園でした。
