やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 え!?あの CASビレッジが!?

長崎県西海市にキャスビレッジ(cas village)という施設がある。

もとはといえば、この敷地にはテーマパークの長崎オランダ村があった場所である。
このオランダ村の跡に、2005年3月19日オープンで、食・ショッピングなどをテーマにして運営していた施設がCAS(キャス)ビレッジ(cas village)なのである。


このテーマパーク「CAS(キャス)ビレッジ」を運営するCASジャパンが三日、長崎地裁に自己破産を申請した。負債総額は約二十二億四千万円。同社は同日までに全従業員を解雇、営業を停止し施設を閉鎖したというニュースが飛び込んできた。 

3月にオープンしたばかりの施設なのに。。。これが最初に出た言葉でした。
次にでたのが、負債22億円という金額。あれれ、ハウステンボスと比べると桁違いに少ない。

ニュースを詳しく読むと、
・・・CASジャパンは二〇〇四年六月、和風創作料理店を全国展開する「小林事務所」(本社兵庫県川西市)の小林社長が設立したとのこと。

全然知りませんでした。^^ だから料理学校がどうのこうのと当初言っていたのか。


・・・2001年に閉園した長崎オランダ村跡地約十六・四ヘクタールのうち、主要部分の約三ヘクタールを旧西彼西彼町(現西海市)から年間約百五十万円で借り受けて改修。

長崎オランダ村の敷地全てがCASビレッジになったのかと思ってました。しかし、3ヘクタールで年間150万円って、安すぎませんか!?
1ヘクタール年50万ということは、月額42000円。1ヘクタールって100m×100mでしょ。つまり1万平方メートル=3000坪の土地である。一坪あたりの月額はたったの14円。月極駐車場よりもずっとずっと安いなぁ・・・


・・・場内では「地産地消」を掲げた和洋中のレストランを中心に、物販店などを営業。ブライダル事業にも力を入れていた。計画では来年春、敷地内に学生六百人規模の料理学校を開く予定だった。

ブライダル事業も手がけていたのか。。。ハウステンボスとコンセプトが競合するんではないのかな。600人規模の料理学校。よっぽどネームバリューがないと、日本の西端で600人の生徒を集める料理学校が開校するのは難しいのでは?そもそも、卒業したところで、受け入れ場所がないんではないのかな。


・・・しかし、オープン当初から取引業者への支払いが遅れるなど資金繰りへの懸念がささやかれ、客足、売り上げも思うように伸びなかった。関係者の話では、夏ごろから約二百三十人いた従業員の賃金カットや人員整理など合理化策を講じたが立て直せず、経営に行き詰まったとみられる。

オープン当初からやばかったのか。


・・・CASビレッジの入り口には三日、弁護士名で「建物への立ち入り、資産の搬出等の個別債権回収行為はおやめください」との文書が張られた。駆け付けた取引業者や営業停止を知らずに訪れた客らは、オープンからわずか半年余りでの突然の破たんに驚きや戸惑いを隠せないでいた。

本当に突然のニュースでビックリしました。ハウステンボスからバイオパークに行く途中に、この旧オランダ村を通ります。以前は、閉園されたままで活気がなかったのですが、この夏に通ったときには、CASビレッジとして再出発したこともあって、閉園されたオランダ村を見て悲観することもなく付近を通過した記憶があります。JRハウステンボス駅にもCASビレッジの大きなポスターが貼ってあり、機会をみつけて一度行ってみようかなぁなんて思っていたのに。

とにかく、負債がある上に今後の見通しから判断して経営が成り立たないであろうということから撤退を決めたようであるので、仕方ないでしょう。
ハウステンボスの単年度黒字化も事実上2カ年後ろにのばしたみたいだし、このままだと同じ道をたどるかも・・・。

しかし、今年のハウステンボスのカウントダウンはどんな感じになるのでしょうね。