やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 瀬戸会場の愛知県館

ニホンオオカミがいる部屋



瀬戸会場の奥に、日本館と並んで愛知県館がある。日本館は一段下がった場所に建設されているため、エスカレータで下った1階がパビリオンの入り口になっているが、この愛知県館は3階部分が入り口となっていて、段々と階下に下る形で見学を行い、最終的には日本館の入り口付近へと出ることになる。従って、順番としては愛知県館を見てから日本館に行ったほうが、移動する距離は少なくて済む。

ただ残念なことに、双方ともシアター型をメインとしているため、ある程度時間に縛られて思うように見学できないことがある点である。二つとも、自由見学であり、随時入場になっているのであれば、間違いなく愛知県経由日本館行きをお勧めできたのだが・・・・。


さて、この愛知県館のシアターは2種類ある。昆虫の目から見た世界と、綺麗な景色の2種類であるが、最初は同じ映像であるし、また途中にも同じ映像が流れるので、大きな違いは見られないし、それほど見ていて面白い映像でもない。

愛知県館に入場すると、レッドデータブックの展示がされているウェイティングルームで、映像が始まるまで待つことになる。列の左側にこれらの展示とパネルがあるので、並ぶときは列の左側に並んだほうが良い。
シアターへの入り口があくと、列はどんどんと進んでいくので、パネル展示は見ることができない。したがって、並んでいる間だけしか見れないと思っていたほうがいい。もっとも、パネル展示といっても、希少価値の動物たちがパネルになって展示されている程度のものではあるが・・・。

シアターは、階段状に見下ろすような形になっていて、後方の左右の扉から入場となる。帰りは、前方右手側から出ることになるので、時間的に日本館に急がないと駄目な方は、なるべく下の方(前方)に降りていって、右側の席に座るといいだろう。また、アテンダントのアナウンスでも、出口を急がれる方は前方席に行くようにと勧められる。

僕の場合は逆から入ったので、日本館の時間を気にすることはなかったが、あんまり時間がない方はこのあとの展示を急いで見ていくことになるので、少々気の毒である。もう少し余裕を見て見学したほうが、愛知県館のことがよくわかると思うんだけどな。

実は、シアターをでると愛知県館のメインというか、ニホンオオカミの剥製などにお目にかかれるのである。単なる犬じゃん・・・・と思えるような優しい顔をしたオオカミではあるが、剥製になった姿を見ていると絶滅してしまったんだ・・と少し悲しくなってきてしまう。

この剥製、実はオランダのシーボルトという医者が江戸時代に日本から本国に送ったもので、大変貴重なものらしい。
愛知県館のニホンオオカミをはじめとする剥製がシーボルトの功績で残っていて、今僕が見ることができるということと、よく訪れるハウステンボスにもシーボルト出島蘭館というアミューズメント施設があって、シーボルトの事を学ぶことができるというこの奇妙な関係がなんだか少し嬉しかったりします。

この剥製、ガラスケースの中に納められていて、写真撮影は禁止です。なんだか、少し冷凍ユカギルマンモスを思い出してしまいました。ちなみに、動く歩道ではありませんので、ご安心ください。なお、ゆっくりと歩いていって人の見た後で見学すれば、じっくりと見ることができます。興味がある方は、列の一番最後でご覧ください。次の人波が押し寄せてくるまでの約10分間、じっくりと見ることができるでしょう。

剥製を見終わって、階段を降りたら1階です。ここでは、絵本の展示コーナーやワークショップなど、小さな子供が喜ぶような場所です。普通の人はほとんど通り過ぎていくだけですが、ワークショップでは紙芝居をしていたり、簡単な工作をしていたりしますので、大人でも楽しめます。また、エコマネーのポイントもつきますので、あわてて出ていかないほうが・・。  ^^

ちなみに、この日は雨だったこともあり、2種類の映像を見るために愛知県館には2回入場しました。また、ワークショップにも2回参加してゆっくりと過ごすことができました。



公式入場者数(14日最終)
入場者数:103,801人
総入場者数:7,723,428人