やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 青春のグラフティコンサート2005(7)

9組のフォークシンガー達が歌った曲の中に、往年の名曲もあり充実した時間を過ごすことができたコンサートであったと思ってます。
欲を言えば、この9組に加えて、当時グレープというグループを結成していた『さだまさし』がいれば良かったのだが。トークも抜群だし、『精霊流し』や『朝刊』などのヒット曲もあるから、結構さまになったのではないでしょうか。


さて、今回の青春のグラフティコンサート2005にて歌われた曲の中で、僕が知っていて口ずさむことができた曲は・・・

杉田二郎
戦争を知らない子供たち
・風
・息子(ANAK)
ばんばひろふみ
・SACHIKO
・白い色は恋人の色
・速達
イムジン河
・『いちご白書』をもう一度
堀内孝雄
・愛しき日々
伊勢正三
・ささやかなこの人生
イルカ
なごり雪伊勢正三と一緒に)
海援隊
贈る言葉
・思えば遠くに来たもんだ
母に捧げるバラード
南こうせつ
神田川
・うちのお父さん
・22才の別れ(伊勢正三と一緒に)
森山良子
・この広い野原いっぱい
・ドナドナ
涙そうそう
さとうきび畑
谷村新司
・bye bye my love
いい日旅立ち
・チャンピョン(堀内孝雄と一緒に)
・遠くで汽笛を聞きながら(堀内孝雄と一緒に)
・昴
9組11人全員(アンコール曲)
あの素晴らしい愛をもう一度
戦争を知らない子供たち

最後のアンコール曲に至っては、会場内の観客も立ち上がって一緒に歌いました。もちろん僕も ^^;
だって、これだけ揃った大物アーチスト達と一緒に歌える機会なんて、もう二度とないかも知れないから。

アンコール曲が終わったのが、午後8時30分。終了予定時刻の午後7時を1時間以上も延長してのコンサートでした。
ちなみに9組11人の年齢を全て足したら600才を超えるとか・・・。
みんな歳をとったもんですね。

ちなみに、観客席の年代をみてみると、50代が一番多いように感じました。もう少し若い年代の人がくるのかなぁと思っていたら以外や以外。結構年配の方が多かったです。会場内の半分以上を50代の人が占めていたかも・・・。

出演者たちのトークの中にも、「みんなそんなに若くないんだから」という表現が多く、1970年代のフォーク全盛時代からの時代の流れを感じさせました。

さて、曲の合間にしゃべる出演者のトークも聞いていて面白く、人それぞれがの持ち味というのがありました。

一番感動したのが海援隊トーク武田鉄矢の母親に対する気持ちというのは中途半端じゃないですね。母に捧げるバラードとその後に歌った巡礼歌・・。どちらも、トークと相まって非常に感動する曲目となりました。また、巡礼歌の途中で3人が演奏した三味線。慣れない手つきでバチをさばく武田鉄矢がスクリーンに大写しになると、会場から割れんばかりの拍手が送られていました。

南こうせつトークも聞いていて面白かったです。会場内を盛り上げる術を知っているというか、乗せるのが上手いですね。思わず乗せられてしまいました。女性に関するトークも面白く、「女性は若いころは人それぞれであるが、歳をとったらみんな同じじゃ・・」の台詞には思わず笑ってしまいました。

イルカと伊勢正三なごり雪。どちらもこの歌を歌ってレコード化していますが、今まで同じステージで一緒に歌ったことがないということで、今回が初めての披露でした。こういったジョイントも、この青春のグラフティの醍醐味でした。

ラストを締めくくったのが、谷村新司
途中、アリスのメンバーであった堀内孝雄と歌ったチャンピョンや遠くで汽笛を聞きながらも素晴らしいものでしたが、ラストにピアノの伴奏でしみじみと歌った「昴」、とても良かったです。体操服のような普段着姿で登場した谷村新司でしたが、その存在感は圧倒的なものを感じさせるステージでした。

杉田二郎の「戦争を知らない子供たち」の曲目で始まり、そして出演者全員の合唱による「戦争を知らない子供たち」の曲目で幕を閉じた、青春のグラフティコンサート2005。まさにフォーク全盛時代の1970年の大阪万博で歌われた曲が、35年の時を経て、当時活躍していたメンバー達の手によってこの愛知万博で再び歌われたという演出に、心憎い配慮が感じられたコンサートでした。

戦争を知らない子供たち → http://bunbun.boo.jp/okera/saso/sensou_siranai.htm


公式入場者数:143,626人(6月4日22:00最終) / 総入場者数6,477,411人