やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

パリコレとポリコレとブログについて

パリ・コレクションのイメージ

 パリコレ。言わずと知れた、フランスのパリで毎年2回開催されるファッションブランドの新作発表会であるパリ・コレクションの略称だ。今日から2024年秋冬パリ・ファッションウィークのメンズが始まっているという。興味ないけどな。

 奇しくも、僕が今朝見た新聞に、ポリコレの文字があった。

 ポリコレ? パリコレじゃなくて??

 このポリコレという言葉、言葉自体は1910年代から、その後80年代になってアメリカでこの概念が広まったそうだ。

 とはいうものの、僕がこの言葉を意識したのは今日が初めて。

 なんでも、ポリコレとは「ポリティカル・コレクトネス」の略語であり、性別や人種、職業や宗教などに対し公正な表現もしくは言葉を使用することって書いてある。

 新聞を読んでいて、ビックリしてしまった。

 記事には、「『昔々あるところにおじいいさんとおばあさんがいました』って、なんでおじいさんが先でおばあさんが後なんですか?・・・・男女差別です」とか「川で洗濯って環境破壊につながるからSDGs的にアウトですよ」とか書かれていた。その他にも「妻を嫁と呼ぶのは女性蔑視で不適切」「主人公が白人なのは人種差別だ」とかいうのも載っていた。

 ふむふむ。。。

 そういうことか。

 ネット上ではSNSでのあらゆる表現に対して「ポリコレ棒」という「政治的観点からすれば正しくない」とむやみやたらに誹謗中傷することも起きているらしい。

 冒頭の昔話。どのような物語だったらいいんだろうか。

『昔々あるところに二人の高齢者がいました』になるのかな。

 「じゃあ、川で洗濯は?」

 環境破壊につながるからSDGs的にアウトというのはわかります。ですが、江戸時代以前の昔の事なので、下水道とか合併浄化槽とかは完備されていないですよね。川で洗濯するのが普通だった時代に「それ、アウトです!」って言われてしまったら、その文章を削除するしかないですよね。そうなると、『桃は誰にも気付かれることなく、海までいっちゃいました。おしまい。』って昔話が終わっちゃうじゃん。

 

 あんまり突っ込まないでおこう。

 それこそ、ポリコレ棒が出てくるかも知れないから。

 今まで書いてきたブログの中に、ポリコレに違反するような表現があるかも知れないし、これから書く時に、自分の中では面白いと思ってても、ポリコレを意識すると書けない事が出てきてしまうかも知れない。だけど、過剰に委縮してブログを書くのが苦痛になるくらいなら、とりあえず書いてみるという、これまで通りのスタンスでいこうと思った次第です。