やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

久しぶりの東京旅行(9)

ラビスタ東京ベイでの朝食

ウォーターフロントのロケーションの朝食会場

朝食ビッフェの栞

朝食ビッフェの栞(メニュー)

 朝早くから行列ができるラビスタ東京ベイの朝食会場も、遅い時間の8時を回ると行列がなくなっていて、待たずに着席できた。

 今日は早起きして豊洲市場のマグロのセリを2時間ほど見学してきたので、朝食前の運動によっておなかが空いている。昨日食べられなかった海鮮丼をメインにいただいた。90分ほどかけて朝食タイムを満喫。ウォーターフロントというロケーションのせいか、外を眺めていてもいつまでも飽きない。都会の高層ビル群と長い橋を流れるように渡る自動車たち。普段見慣れない景色というものは気持ちがいいものだ。タワーマンションにあこがれるのも、やはり見慣れていない高層階からの風景が楽しめるからなのだろう。実際、目のまえに景色を遮る新しい高層マンションが建設されてしまったら、どんな気分になるんだろう。いや、毎日代わり映えしない同じ景色っていうのはそのうち当たり前の景色となってしまうのだが、当初ときめいた気持ちや高揚感というのは、果たして永遠に続くものなのだろうか。だとしたら、タワーマンションの価格ってどうなんだろう。いや、そもそもタワーマンションを買う人は不動産投資のつもりで買っていて、良い物件が出れば売り払って乗り換えていっているのかも知れない。

 な~んて、いろんなことを考えながら都会暮らしを想像してみるが、やはり最終的には自分の畑とお墓の管理が気になるので、結局は田舎暮らししかできないんだろうなっていう結論にたどり着いてしまうのだ。

 

お風呂上りにアイスクリームを食べながら夜景をみることができる窓

 ラビスタ東京ベイのチェックアウトは11時。その時間までゆっくり過ごそうっていうことで、9時半に朝食を食べ終えたあともお部屋でゴロゴロ。

 11時になったのでフロントに下りていくと、なんとチェックアウトする人の行列ができていまいた。 みんな同じようなことを考えているんだな。。。

 さて、今日はラビスタ東京ベイは休業とのこと。ホテルに休業日があるの?って聞いたら、プレオープン期間中は設けられているようでした。なので荷物のお預けは、夕方までしか承ることができないとのことでした。

 まあ、今日帰る予定だし、東京駅で買い物もしたかったのでそれで結構ですということで、身軽な服装で再度豊洲市場の見学に行きました。

 といっても、もう残された見学コースは青果の卸売市場のある5街区とPRコーナーのある管理棟と屋上緑化広場ぐらいしかないんですけど。

 

5街区の見学コースの通路

5街区にある見学コースより

5街区にある見学コースより

5街区にある見学コースより

見学コース突き当りに展示されていた宝船

豊洲市場に集まる野菜の取扱量を示したパネル展示

近年高騰している玉ねぎの出荷が多い都道府県ですが、第3位はどこ?

 5街区の青果棟を一時間ほど見て回りましたが、それほど感動するものはなかったです。珍しい果物などを間近で見ることができる東南アジア諸国の市場を見て回るほうが気分が高揚するような気がします。

 見学コース突き当りの広いスペースに展示されていた宝船は、初せりのときに新年の商売繁盛の願いを込めて沢山の野菜と果物を舟形の器に盛り込んだ宝船を表現したものだそうです。

 青果棟を出ると雨が降っているじゃないですか。

 傘、ホテルに預けているしな。

 その時、親子連れが予約の順番が回ってきたので飲食店に行かなきゃと言いながらエレベーターで1階に下りて行きました。

 どうやら5街区青果棟の1階には、飲食店街があるようです。

 雨宿りになるかな、と思いながら1階に行ってみると、確かに飲食店が3店並んでました。

 しかも、そのうちの一つが大和寿司だったのです。

 

5街区青果棟1階にある大和寿司

 この店の名前、なんか親近感を覚えますね。

 やまと・・・

 戦艦大和と同じ漢字が使われているから「やまとずし」って読めないこともないのですが、本当は「だいわずし」と読むそうです。

 しかし!!!

 朝食を思いっきり食べた後なので、いくら昼の12時前とは言えどもまだお腹は空いていないのだ。

 う~ん、どうしようかな。

 そのとき、ここの店の人が外に出てきていたので、「にぎりを数個食べるだけなのですがいいですか?」と聞いてみたところ、「大丈夫ですよ」とのことでした。

 早速店内に案内していただいた後、ネタは大将のおまかせで3貫握っていただきました。

シマアジ

のどぐろ

ヒラメのえんがわ

 出された順番です。シマアジは、想像していたのとまったく違う味でした。アジとは思えない味。いやいや、ギャグじゃなくて、本当にプリプリとした歯ごたえがあったので、ん?これは・・・っていう感じでした。

 で、次ののどぐろ。数年前に金沢に旅行して、このノドグロのお寿司を食べてきた記憶がよみがえってきました。煮切り醤油で味わうのもまた格別でした。

 最後はヒラメのえんがわ。回転寿司のえんがわとは別物ですな。っていうか、普通の寿司屋でえんがわを食べる機会がほとんどないので、比較するのが回転すしのえんがわになってしまうのが情けない。噛むと脂がじわりと口のなかに広がってくる食感が何とも言えない旨さ。

 美味しいお寿司をもっと食べてみたかったけれど、満腹感も半端ないのでこの3貫で終わりにしていただきました。

 3貫食べてお勘定は2,640円でした。

 税抜きで1貫800円ということになりますね。無職の私にとっては、築地の移転先の豊洲への旅行という大義名分がない限り、800円のネタを3貫続けて頼む機会は滅多になさそうです。

 豊洲市場でお寿司も食べることができたことだし、もう東京駅に帰ってもいいかなという気分。残されたPRコーナーで日本橋、築地、豊洲と移転した歴史をみたり、築地では鉄道が走っていたという写真をみたりして、ちょっと勉強してきました。

 

PRコーナーのマグロ

PRコーナーのキャラクター

PRコーナー全体の様子

 

 雨も上がっていたので、そのあとは屋上の緑化広場も見てきました。屋上を海の方に向かってあるき、建物から突き出たエレベーターで地上に下りたら、なんとぐるり公園に出ることができました。

屋上の緑化広場

屋上よりレインボーブリッジを見る

 ここからなら、ホテルは近い。

 休業日のラビスタ東京ベイに到着すると、メンテナンスの業者が作業をしていた。荷物を受け取り、ゆりかもめに乗車して豊洲を後にした。

 

東京駅北口

 

 東京駅では美術館に入ったり、軽い軽食を食べたりしながら過ごし、最後に新幹線の車内で食べられるよう、弁当を買うことにした。東京駅構内のグランスタをうろうろしながら、どれにしようかといろいろと悩んだけれど、やっぱり車内で手軽に食べられることができるお寿司に決定。

 

築地 竹若の上にぎり

 新幹線の車内で食べたこのお寿司。竹若というお店で買ったお寿司なんだけど、マグロがめちゃめちゃ美味しい。10貫と卵焼きが入ってお値段1,550円(税込み)。一貫当たりに換算すると、税抜きで140円程度だ。この中に中トロが2貫入っているし、その他のネタも美味しいし、意外に満足感が高かったです。

 金沢のホテル日航金沢で食べたのど黒蒸し寿司や今日の大和寿司の3貫のネタも味わうという表現がふさわしいくらいに美味しかったけど、自分にはこれくらいの贅沢のほうが性に合っているのかもな。