やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

草にまみれた道路と庭

とある道路の様子その1

とある道路の様子その2

 

 僕の家の前には道がある。道といっても、自動車も通ればバスも通るような広い道だ。いわゆる道路と呼ばれている類のものである。その道路なのだが、なぜか歩道と車道の間のブロック、つまり縁石の回りに雑草が生えているのだ。これが気になる。非常に気になる。朝起きて窓の外に目をやると、草が生えている道路が目に飛び込んでくる。これが嫌なのだ。

 しかし、この道路を普段から通勤や通学などに利用している大勢の人達は、この雑草に目もくれずに素通りをしていくだけである。そりゃ当然だ。自分たちは車を走らせるために道路を利用しているのであって、通行に支障のない縁石周りに生えている草なんかを気にする必要性がない。僕も車に乗ってて、見知らぬ土地での雑草に気を留めることはないし、いちいち気にかけだしたらキリがないほど雑草だらけで、ちっとも前に進まないのではないかと思う。

 

 だけど、自分の家の前の道路だけは違う。せめて家の前だけでも雑草のない道路にしたいと思い、昨日の雨で今日は畑にでても作業ができないだろうから、3時間かけて縁石周りの草取りをした。

 

 流れる汗を拭きながら、道路脇にしゃがみ込んで縁石周りに生えた草を一心不乱に引っこ抜く作業をしている、はたから見たら怪しい人。ときおり傍らをスピードを落とさずに車が通りすぎていく。大きな車が通るとせっかく集めた枯れ葉が舞い上がる。コノヤローと思って腹が立つけれど、ドライバーも同じく思っているだろうな。『こんな昼間から車が通る道で草取りなんかするなよ。バカヤロー!!』って。

 夕方になり、向こうから学校帰りの小さい子どもが母親に連れられて歩道をやってくる。「やばい。何て挨拶しようかな。あっちはどう声をかけてくるかな。小さい子どもは何て言うかな」

 どきどきしながらうつ向いたまま草取りを続けていたら、急に足音が小さくなった。ふと顔をあげると、さっきまで僕がいる車線の歩道を歩いてきていたのに、道路を横切って反対側車線に渡っていたのである。

 「やれやれ・・・。きっと『変な人が道に転がっているから、あっちから行きましょ!』なんてことを親子で話していたんだろうな。」

 

草を抜いて竹箒で小石や砂を取り除いた縁石

窓から見た道路も綺麗になりました

 今日草取りしたおかげで、しばらくの間、窓から外をみても草の生えた道路を見ることはないだろう。とりあえず、今日の仕事は終わりね。

 

 おいおい。

 公共の道路の草なんか気にしてないで、少しは自分ちの家の庭の草を気にしろや!!

 

 

草にまみれた庭その1

草にまみれた庭その2