今年は、例年よりかなり早く梅雨入り。梅雨だというのに好天気が続いていて不思議だなと思っていたら、6月下旬から雨の日が多くなりだした。この時期、気温も上がってきて、雨降りの翌日は蒸し暑くて大変な季節だと思う。庭の草取りも、会社の休日に雨が降っていたりして思うように進まず、5月初旬に綺麗にした庭も草が生い茂った状態になってしまっている。
今日は、雨降りの翌日で雑草も一部濡れているもののこれ以上放置するわけにはいかず、隣家との境界を中心に草取りと庭木の剪定を行った。
その中で一番手こずった雑草があった。この雑草、種が実ると草取り時に軍手や衣服に大量にくっついてしまう俗に言う「ひっつき虫」で、毎回大変な目にあっているのだ。今ならまだ花が咲く前なので、引っこ抜いてしまおうと思い、手をかけた。通常、雨上がりで地面がやわらかいうちは、簡単に根っこから抜けてくるはずなのだが、この雑草、そう簡単には抜けない。草取り道具を使って、根っこの周りを掘ってみたが、なかなか抜けてこない。こねくりまわしていると、根を残したまま途中から切れてしまう。この雑草、庭の垣根にしている金木犀に沿って延々と生えているじゃありませんか。例年、種がついた頃に剪定はさみを使って、種に触れないように注意しながら根本から切っていたのだが、絶えるどころか、なんか、毎年増えているような気がする。
たったの20数cmほどの高さであっても簡単に抜くことができず、周りを掘って苦労してようやく抜けたと思ったら、ほぼ真下に向かって、背丈と同じくらいの長さがあって、茎の数倍の太さの根っこが出てきてビックリ。
2時間ほどこの雑草を抜く作業に没頭しましたが、日が暮れてしまい時間切れ。また次の機会に取ることとしましたが、気になってこの雑草の名前を調べてみました。
その名も、「アレチヌスビトハギ」。北米原産の帰化植物で高さ1m程になる多年草とある。どうやら太い地下茎があって、刈り取られても早期に回復するらしい。
確かに俺の庭は手入れ不足で荒地化している場所もあるけれど、しかしそれにしてもやっかいな雑草に憑りつかれたもんだ。