やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

セミナーのオープニング講演会でオノマトペ

講演会のイメージ

 

 今日は趣向を変えて、少し学術的なお話しをひとつ。

 みえアカデミックセミナー2023オープニング講演会というものに参加してきました。

 これまでにも様々な分野における研究者の方々をお呼びして最先端の研究成果を紹介するオープニング講演会が開催されており、今回は『人生110年時代を実現する 裏切らない体づくり』と題して谷本道哉講師をお招きしての講演会でした。

 講演会は筋肉に関することをテーマに90分間お話していただき、内容としては、筋肉は加齢とともに委縮する一方で、非常に適応能力が高くて筋トレ等の運動刺激を与えれば大きく発達させることが可能なので、みなさん人生110年時代を目指して筋トレを頑張りましょう的なことでした。また、90分の間、ただ聴講しているだけでなく、実際に椅子から立ち上がって筋トレを行うという体操時間も設けられており、初めてオープニング講演会に参加しましたが、結構楽しい時間を過ごすことができました。

 なかでも少し驚いてしまったのが、オノマトペという単語が出てきたことです。筋トレをする際にオノマトペを使えばより強く力を込めやすくなるテクニックらしいです。

 え!?オノマトペ

 なんか、ずっと前に記憶したことのある名前。しかしどういう意味だったっけな、思い出せないなー。でも、こんな筋トレする時に発する言葉だったっけ????

 講演会が終わってからオノマトペについてちゃんと調べました。簡単に言うと外界の音や動物の鳴き声などの表現に使われる擬音語や事物の様態を言語音によって象徴的に表す擬態語のことだそうでです。いわゆる『ザーザー』とか『ポツポツ』とか、或いは『ぷにゅぷにゅ』や『ゴツゴツ』みたいなことですかね。

 で、このオノマトペをもう少し詳しく調べていくと、スポーツオノマトペというものも存在するみたいです。「タ・タ・タン」のリズムで跳び箱を飛ぶとか、「サッ」と手を引いて「グイッ」と持ち上げ、そこで「ピタッ」と止めるとか・・・。そんな感じで普段の言葉では表現しづらい感覚やイメージを端的に言い表すときに使うそうです。

 他にも、僕もずっと前から気になっていた卓球の福原愛さんがスマッシュを決めた時に発する「サァーッ!」っていう言葉や、テニスのシャラポア選手がボールを打つ時に言っていた「ンアー」っていうのもオノマトペを使って何らかの効果を出しているという記述もありました。

 母音の「あ」と「お」を発する時は外へエネルギーが向かい、「い」と「う」を発する時は内に向かってエネルギーが働くそうで、「ニャー」といいながら前屈をすると体が柔らかくなるし「グゥー!!」といいながら押し込むと、力が入りやすい。

 なるほど、なるほど。

 アダルトビデオで女優が「イクッ!イクッ!」と喘いでいるのも、そういうわけだったんだな。。。

 

 

https://cdn.blog.st-hatena.com/images/circle/circle-icon.png