某回転寿司のチェーン店で夕食を食べてきた。
行列ができているかと期待していたが、時間的に早かったためかすんなり座れて一安心。
赤だしに茶碗蒸しにいろんな種類の寿司をほおばる。寿司は一皿どれでも105円なので、ネタや皿の色を気にしないで食べることができるのが嬉しい。
好物の一つである、ネタに貝の身を使った寿司が回ってきた。思わず手を伸ばして皿を取ったものの、どうも作ってから時間が経過した寿司のようだ。
指でシャリを触ってみると、かんぴんたんだ。
(※注)「かんぴんたん」ってどういう意味かわかる!?
簡単にいうと、ものがからからに干からびた様子を表す言葉。意味がわかんなかった人、ゴメンね。
ご飯が乾燥してしまって、固くなってしまっている寿司ほど悲しいことはない。いわゆる、回転寿司の宿命だ。誰からも相手にされず、回転レーンを何周か回っているうちに、こうやって干からびてしまうのだ。
しまった、はずれを引いてしまった。いつもはかなり注意して皿を取るのだが、好物の寿司ネタに目がいってしまってたのが敗因である。
少々のことなら諦めてそのまま食するのだが、今回のはかなりひどかった。
仕方がないので思い切って店員さんを呼び、「この寿司、カンピンタンなので新しいのと交換してもらえますか」と申し出た。
そしたら丁寧に謝罪され、すぐに新しいのと交換していただいたうえに、お詫びとしまして1枚サービスさせていただきますと言うが早く、さっと積み上げた皿から1枚を抜き取って引き上げてしまったのだ。
余りの早業にびっくりしてしまったが、これで105円値引きになったことは確かである。
しかし、1枚皿をサービスしてもらえるとは、予想外の出来事である。
あ〜あ、これは大変なことになった。
これに味を占めて、これから少しでもカンピンタンの皿を見つけたら文句を言って1枚の割引サービスを受けるか、それとも、105円を負けてもらうほどのことはないのでこれからは少々のカンピンタンだったら我慢してそのまま食べてしまうかの、どちらかの苦渋の選択を迫られそうである。
もっとも、気が弱い僕としては後者になってしまいそうな気がする・・・。(×_×)