いつもは、ハウステンボス行きのバスが止まっているのに今日は見かけない。あらら・・と思いながら時刻表を確認する。次のバスの発車時刻まで、１時間余りある。
ガ〜ン・・・ 折角早い便の飛行機でやってきたのに。
空港に戻り、安田汽船の時刻表を確認する。すると、ちょうどいい時間の出発便がある。しかし、出発時間まであと５分もない。チラシに記載された電話番号へ携帯電話から電話をかけ、空席の確認がてら乗船の可否を尋ねた。
間もなく出航しますので急いでくださいとの返事がもらえたので、走って港へ向かった。空港から港まで陸橋ができているのに加え、動く歩道までついているので、走ったら５分かからない程度で到着できるのだ。
船でハウステンボス入りは久し振りである。天候の悪い中、船に揺られること４０分余り。前方にハウステンボスの街並みが綺麗に見えてきた。港に入るまえ、パレスハウステンボスの隣に白亜の建物が。これが、例のシーサイドチャペル「ホワイトシンフォニー」か・・・。ちょっと街並みから浮いた感じで違和感を覚える。もうちょっと、なんとかならなかったんだろうか。
まぁ、違和感を覚えるのは最初だけで、きっとそのうちに風景に溶け込んでしまうんだろうなぁ。
そう思っているうちに、船は桟橋に到着した。いつのも風景が目に飛び込んでくる。実は、このマリンターミナルから見る、ドムトールンとマリーナとホテルアムステルダムの風景が気に入っているのだ。
出国するときは時間的にゆっくりとみることができず、かといって、昔みたいに桟橋を自由に散策することができなくなった今となっては、船で入国する時だけに与えられている貴重な撮影タイムなのである。
