やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

立山の朝

自分の影


朝5時30分起床

今日こそは良い天気に恵まれるだろうと予想したとおり、昨日までの曇天とは違って青空が見える。

本当は深夜に起き出してもう一度星空を見るつもりだったのだが、そのまま寝入ってしまって起きることができなかったのが、ちょっと心残りではあるが・・・。

着替えて外に出て、さっそく写真を撮りまくる。
ちょうど太陽が昇ってくる時間で、まだ太陽の高度が低いため、山肌に光と影が綺麗に差し込んで立体的に見え
る。

6時を過ぎ、昨日に引き続き立山自然案内人によるガイドツアーが始まっていたが、あまりにも朝の立山の景色が綺麗だったのでガイドツアーに参加しないでそのまま必死になってシャッターを切り続けた。1時間で100枚近く撮影した。

太陽が昇るにつれ雪原が明るく光り始めると、シャッタースピードが2000分の1秒という最高速度で撮影しているのに露光オーバーの表示が出てくるのが気になったが、「さすが雪山だ〜〜、ものすごく明るいんだ」と気にもとめなかった。
実際、雪原の中に立っていると眩しくてまともに目をあけていられないくらいだったのである。

7時になり、朝食の時間が迫ってきたので撮影を切り上げて朝食会場に向かう。

露光オーバーの合図が出ていたのが気になったので、朝食会場において出来具合を確認したところ、どうも画像が期待したほど綺麗ではない。本来の空の青が綺麗にでていないのである。さらに、山肌もどうも寝ぼけた感じがしてはっきりしない。画像を拡大すると、くっきりと写ってないのである。

う〜〜ん、こんな描写じゃないんだけどな・・と思いながら撮影モードに切り替えて、ふと気づいた。

感度設定が最高値のままになってるやんか。

暗い場所で効果を発揮する最高値の感度設定になっていたため、撮影した画面にノイズがかなり出ていたのだ。

_| ̄|○ガクーリ 

さっきまで撮っていた写真が・・・。

考え込むと朝食が喉を通らない。バイキング形式なので本来ならばゆっくりと時間をかけてたっぷりと朝食をとるはずなんだが、もはやゆっくりと朝食を食べている気分ではない。

早々に朝食を切り上げ、出発時間までの時間を利用して再度撮影にチャレンジした。
だが、太陽が高く登ってしまっているので、早朝に撮影したような雰囲気で撮ることができなかったのが残念だった。

星空の撮影という昨晩の無謀なチャレンジが、このような形で今日の撮影に影響を与えることになろうとは・・・。

しかし悲劇はこのあとも襲ってきたのである。