やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 ハウステンボス紀行18(10月)

ヨット体験


パレスハウステンボスで1時間ほど楽しんだ後、午後3時からのヨット体験に参加するために再度マリーナに戻る。

受付を済ませたあと、いよいよヨット初体験。同じように風を受けて疾走する帆船とは言っても、1時に乗船した観光丸とは全く違うスケール。ドキドキである。

船内の椅子の部分に腰かけるより、一段上の船体部分に腰掛けたほうがいかにもヨット乗りらしく、また風も感じることができるので、かっこよく座る。

港をでるまでは動力を使って進んでいくが、途中でヨットの帆を上げると、あらら不思議、風を受けて波の上を走るように船が進んでいく。
いや〜、風の力って本当にすごいもんである。ヨットの帆がふくらんだかと思うと、いとも簡単に船体を動かしてしまうのである。

途中で、ヨットの操舵体験をさせてもらった。目標物に向かって舵を切るだけなのであるが、風向きは一定ではないので、真っ直ぐ進むというのが難しい場合がある。これが、スクリューなど、動力を使って推進する船とは違う面白さである。

時折、風向きが変わって、ヨットが大きく傾くことがある。大きくといっても、多分30度程度の傾きなのであろう。しかし、初めての体験でもあり、当然、素人同然の人が舵を切っているわけなのであるから、非常に怖い思いをする。このとき、風を脅威に感じてしまうのである。

舵を上手く操って船の角度を変えれば傾きは元に戻ることができるのであるが、その間の数秒間は、息をのんで見守るような気分になってしまうのである。
僕が操っているときにも、同じように風向きが変わって船が傾くことがあったが、自分が運転しているときは、それほど恐怖を感じなかったあたり、なんだか車の運転に似ているな・・と、思いました。やっぱり、人が運転している車の助手席は怖い・・・。^^;

船長の話によると、少々の傾きでは転覆しないと。なんでも、135度までの傾きには耐えられると言ってたような。。。
90度で海面に並行、それ以上だから当然海中に潜っても・・・ということだろうけれど、とてもじゃないがそんな体験はしたくはない。傾きは30度程度で結構です。^^

このヨット体験、シーカヤックやサロンクルーザーとはまた違った楽しみ方であることがわかった。シーカヤックは水面に親しみを感じながら自分で漕ぐ楽しみがあるが、このヨットでは、風を感じながら静かに海の上走るという気持ちよさを味わえることができるのである。風を上手く捕らえながらヨットを操るという楽しさというか、自然を相手に戦うといったあたりで違う楽しさがあるような気がするのである。

航海が終わってハウステンボスのマリーナに戻る途中、船の舳先の方まで移動ができ、そこに座ることができた。燦々と輝く太陽を浴びながら、船首に腰掛けてハウステンボスの景色を見ながら入港する楽しみが味わえるのも、このヨット体験ならではないでしょうか。