やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 精霊たちの森林舞踏会について

フェアリス



愛知万博の185日間の会期中のうち、130日間にわたって、愛地球広場で行われてきたイベントが、この精霊たちの森林舞踏会である。

時間は約1時間。総合プロデュースに米米クラブのボーカル、石井竜也を迎えてのイベントとなっている。

ストーリーをホームページから転記すると・・・、

★★★
かつて緑に溢れていた古代の《深い森》は、人間たちの手によって壊されてしまい、コンクリートだらけの街へと変わって行ってしまった。

《深い森》に宿っていた精霊や妖精たちは、街の片隅に残された公園などのわずかな緑をたよりに、細々と生き長らえていた。

しかし、人間たちが新たに押し進めている街の再開発計画を知り、未だに人間の手が入っていないと言われている《手つかずの森》へと新しい場所を求め、彼らは、未来に希望を託すパレードを行った。

一方、《手つかずの森》に住む精霊たちは、人間と住む街からやって来る彼らを受け入れるかどうかを「森の精霊委員会」で検討し、ある条件を出す。それは精霊と妖精のダンス。本物の精霊・妖精なら美しく楽しいダンスが踊れるはずだから。

かくして、街の精霊・妖精たちによる<森林舞踏会>が華々しく繰り広げられる。

突然、《手つかずの森》に破壊音が・・・人間の欲望から生まれた悪魔「ヒッカミ」「ヒッコ」親子が、破壊機械「ジンマジン」を使って森を壊し始める。

ついに人間たちの勝手な行動に怒った《手つかずの森》を司る風の精霊「フーボー」は人間を滅ぼすしかないと決意する。それを聞いた街の精霊たちの長老「ヨーク」は、人間たちとの共存を説く。だが、話し合いをするにもその方法が見つからない。ついに「ヨーク」は最後の手段を使うことにした。

<妖精は、人間に変身できる>そして<人間と話し合うことが出来る>・・・だが、どの妖精を選ぶか?そして「ヨーク」が選んだのは、人間の気持ちを理解しようと努めている「並木道の妖精・フェアリス」。人間に変身するともう、仲間の妖精・精霊の姿が見えなくなること、人間の世界でたった一人ぽっちになってしまうのではないか?悩む「フェアリス」に「ヨーク」がやさしく答える。

「我々の姿が見えなくて、もし君が妖精の心を見失いそうになった時には、君の耳元で鈴を鳴らそう・・・」この言葉に「フェアリス」は、人間たちに<森のこころ>を伝える使者になることを決意する!
★★★

舞台ではこの後最後に人間になったフェアリスが登場し、森の仲間達が自分の周りに常にいることを知って勇気を持ち、森を守るために一生懸命人々に働きかけをしようと決心するところで物語が終わってしまうのである。

9月24日は、この精霊たちの森林舞踏会の最終公演日。
このイベントに熱狂的なファンがいるようで、朝から愛地球広場にシートをひき、今日は一日5時までここに座っているという人達が結構いるのに驚かされました。(O_O)


 また、劇が始まったときに観客席を見渡してみると、妖精「フェアリス」になりきってそっくりの衣装を身にまとっている子供達もいるではありませんか。
 モリゾーキッコロだけでなく、フェアリスまでもが人気者だったのね・・・と初めて知りました。
 確かに、並木道の妖精フェアリス役で出演していた女の子は可愛いかった。なんという名前の俳優さんなんだろう・・・。ちょっと気になる存在だったことは確かである。 


最終公演は、順調に進み、いよいよクライマックスとなったとき、なんと総合プロデューサーの石井竜也がステージに駆けつけてきました。全く予期していなかったことで、本当に本人なの!?と驚いてしまいました。
ステージ上では、再度音楽に合わせて出演者達が踊りを踊るシーンが再現され、会場の人達と一緒になって最後のステージが行われたのが印象的でした。

最初にこの「精霊たちの森林舞踏会」を見たときに、ありふれたストーリーで1時間。舞台の下で行うシーンもあって後方席からは見にくいイベント、メインショーが始まるまで愛・地球広場で繰り広げられるプレショーが間延びしているといったマイナスのイメージが多かっただけに、熱狂的なファンがついて応援している事実にちょっと驚くとともに、回数を重ねることによってファン層が拡大していくものなんだなぁとつくづく思いました。

本日の言葉:継続は力なり!  ^^;