高熱で寝込んでいた翌日に入場した愛・地球博。松任谷由実の映像をみるためにほとんど愛・地球広場で過ごしていたが、そのときに見たヒトコマです。
このベビーカー、昼間からずっとこのまま置かれていました。
おそらく、場所取りの道具として使われているのでしょう。
間もなく精霊たちの森林舞踏会が始まる時刻です。
後方の席の人が、観覧にじゃまだからベビーカーを移動させるよう係員に申し出ておりました。
しかし残念ながら係員の説明はこうでした。
『これはお客様の持ち物です。私たちが勝手に触るわけにはいかないのです。申し訳ありませんが、この持ち主が現れましたら、折りたたむように言いますので、それまでお待ちください。』
なるほど、人の持ち物を勝手に触ったり、移動させたりすることはできないようだ。
悲しいけれど、無用のトラブルに巻き込まれるのを避けるには、こうする方法が一番いい。
かくして、このベビーカーの持ち主のとった行動が、後方に座られた方の迷惑になってしまったという悲しい出来事でした。
しかし、このベビーカー。協会の貸出用ベビーカーなんだよな。借りておいて全く使わず、場所取り専用機として利用しているなんて・・・。協会からの借り物だから、だれも取っていかないし、安心して場所取りを任せておけるという点では、これ以上のものはないだろう。
車いす不足はよく報道されていたが、ベビーカーはどうだったんだろう。活用されずに放置されていては、何のための貸出なのかわからない。困ったもんだ。
話はかわって、東ゲートから出てシャトルバス乗り場に向かう途中のこと。
立派な階段があるけれど、ここを人があるいているのを未だ見たことがない。
今夜もまた、この階段は一切つかえず、階段脇の2基のエスカレータの前では、登ろうとする人の長蛇の列ができているのであった。
広くて大きい階段。いったい誰がいつ利用するのだろう。
朝と夜しかここを通らないからいつも閉鎖されているように見えるだけで、案外昼間は利用できたりしたのかも・・。