やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 愛知万博に来て、最近思ったこと

今日は、愛知万博に来て最近思ったことを二つ・・・。


その1

入場ゲートを待つ列には当たりとはずれがある。

朝の1分の遅れが入場の5分の出遅れにつながるという話はよく聞く話。
最初に列に並ぶ時に人より1分の遅れがあったとすると、入場ゲートを通過する時には、その人とは5分の差に広がっているというたとえ話。
これは、鞄の中のチェックや金属探知器のチェックに時間がかかるためであるが、実際に行って経験してみると身にしみて感じることがある。
とにかく朝早くいって、当日予約を行おうとすると1分1秒でも早く入場ゲートをくぐりたいと思うのが人情。
しかし、この列の選択時に当たりとはずれがあることに、最近気がついた。

その日はとにかく早く入場したくて、人があんまり並んでいない列を選んで後ろについた。ざっと数えた限りでは前から50番目くらい。これくらいなら、10分もあれば入場できると思っていたのだが、それが大きな間違いだった。

ゲートがオープンして、しばらくしてから異変に気がついた。歩みがのろい。。。。
そうなんです。左右の列の人達はぞろぞろと前に進むのに、ぼくのいる列はいっこうに進む気配を見せないし、進んだとしても2〜3歩。

あれれ。。。おかしいなぁ。


会場前に隣の列に並んでいた人は、もう荷物のチェックを受けているのに、僕の列の荷物チェック場所までは、まだかなりの距離があるのだ。

待つこと15分。じわりじわりと手荷物検査場が見えてくる。後方の金属探知器には人はだれもいない。なのに、左右の列の金属探知器には人がずらり並んで順番を待っている。しかも、左側の金属探知器に並んでいる人が係員に誘導されて、僕らの列の金属探知器で検査を受けだす始末。
金属探知器に人が並ばないのはなぜか。答えは、供給が追いつかないためだ。理由は簡単。手荷物検査で時間がかかっているから、列は進まないし、あとの金属検査場は手持ちぶさた状態なのである。

いったい、だれが手荷物検査をしているの?と背伸びして係員を見てみた。

う〜ん。仕方ないかも。

眼鏡をかけて顔がすこしぽっちゃりとした感じの女性が、一生懸命脇目もふらずに手荷物検査をしている姿が目にはいった。

こういう場では、得てして女性のほうが入念かつ丹念かつ執拗に手荷物検査をしがちなのが、僕の経験上明らかになっているからである。
男性がチェックをする場合は、かなりおおざっぱに見る。荷物の中身をみないで、人物の挙動を鋭い眼光で見抜くかのように、荷物検査を行っているのである。そのため、列の進み具合はおどろくほど早い。あっというまに、次から次へと後方の金属探知器へと送り込まれてしまうのである。
逆に女性のほうは、本当に鞄をのぞき込んで、物を調べている。わからなければ、ご丁寧に持ち主に聞くということまで行っているのである。
今回の女性は、僕の前の人のリュックの小さなファスナーまで開けるように言われていたあげく、ポシェットまで、じつに4点のバック類を机の上に広げてチェックされていたのである。
ここまでくると呆れたを通り越して、お見事としか言いようがない。

この手荷物検査はセキュリティチェックなのであって、高校生の手荷物チェックじゃないんだけどな・・・。
ペットボトルの持ち込みが禁止となっているが、ペットボトルを見つけることが目的じゃなく、爆薬などの危険物の持ち込みを未然に防ぐことが目的なんだよね。鞄の中を脇目もふらずにのぞき込んでいるだけでなく、少しくらいはそれを持ち込んでいる人物にも気を配って欲しいなぁ。どうみても、田舎から出てきた観光目的の老夫婦じゃん。

あ〜あ、職務に忠実なのもここまでくるとな。。。
おかげさまで、実にゲートオープンから20分もたってから、ようやく入場できた僕は、当初の目的が達成できず涙をのんだのでした。(×_×)

教訓:少しくらいは列が短いからといって、早く入場できるとは限らない。この列が当たりなのかはずれなのかは、全て手荷物検査場に配置される係員の手にゆだねられているのだ。。。



その2

大地の塔の当日予約機は3台。しかし、その中の1台が、高齢者と障害者専用になってしまっていて、2台しか使えないのである。
3台が2台・・・。33%オフ。ブランド商品の販売価格なら大喜びといいたいところだが、待ち時間が今までの1.5倍になったというのは非常にありがたくない話である。
老人と障害者の専用機として3台しかない予約機の1台を割り当てる必要があるのかという話を抜きにして、もう少し柔軟に対応できないものかと感じた次第である。


事の発端は、僕が列の後ろにならんで予約するまでの間、約10分。朝9時半頃だったので、一般予約機のほうにはどんどんと人が集まってくる。しかし、結局高齢者障害者専用端末機を使う対象者は現れず、ずっと使われないまま温存されつづけたのである。

なぜ、専用機なのか。そこが問題だと思う。優先機でもいいのではないか。
通常は3台で運用し、高齢者・障害者専用の列に該当者がやってきたら、優先機への誘導をストップし、該当者に利用させれば済むと思うんだけどな。

列車の優先座席を例に挙げて、現実問題としてそういうことができるかという意見もあると思う。

ただ、ぼくが行った日の大地の塔の予約機の前には係員がいて、一組ずつロープで区切りながら端末機の前に誘導していたのである。なので、列の長さの割には非常に待ち時間が長く感じられたのとともに、この状態であれば、3台の予約端末機をフルに活用できるのに、と思った次第です。

さらに、2人の係員がいたので、親切に操作説明までしていただきました。といっても、予約操作に慣れているので、説明が終わるまでには、もう予約を取り終えておりましたけど・・・。
人と機械という体制がこれだけ整っているのにもかかわらず、専用機というだけで使いもしないで遊ばしておくなんて・・・。稼働率っていう言葉、教えてあげたいですね。
まあ、お堅いお役人の名古屋市パビリオンなんだから、稼働率云々よりも、一度決めた規則を守るほうが重要なのかも知れません。

公式入場者数:139,001人(6月6日22:00最終) / 総入場者数6,754,268人