今回の上海万博の予想入場者数は7000万人。当然、これまで開催された万博において、過去最高の入場者数となる予定だ。
5月の開幕当初は入場者数が10万人を割った日がありその達成が早くから危ぶまれるというニュースが流れたものの、その後は順調に入場者数を伸ばし、7000万人の達成は確実となっていた。
なっていた・・とは、9月の入場者数の落ち込みが激しく、残り19日間で800万人弱の入場がないと達成できない状況にまで追い込まれてしまったのである。
まあ、5月以降順調に入場者数が増えたのも動員をかけたのではないかという噂もあったくらいだから、当然7000万人は達成させるとは思っているが、問題はその方法である。
日本のゴールデンウィークみたいな10月1日から7日までの入場者数の平均をみると、なんと40万人を割っているのである。これは、はっきり言って予想外であった。多数の入場が見込まれるため、入場券も指定日券となっており、金額も通常日より40元高くなっている特定日だったにもかかわらずである。
たぶん、中国としてはこの結果に危機感を持ったのではないだろうか。連休あけの日曜日には、50万人を超える入場者があり、さらにその後の平日も連日40万人を超えている。
9月は40万人を超えた日はたったの4日間だけだったのに、10月に入ってからの増え方は異常とも思える。
最後の1週間も特定日となっており、指定日券での入場しかできないというアナウンスだったけれど、日本からの万博交流団がこの最後の週に招待されているということから考えると、案外、指定日券以外の券を持っていれば指定日券に交換できるとか、当日窓口でも購入が可能なような措置を取って入場者数の確保に動き出すかもしれない。
そうなると、せっかく楽しみにしていたラストウィークが、人、人、人の群れでごった返してしまい、どのパビリオンもいっぱい、土産物売り場もいっぱい、食堂もいっぱいっていう結果にならないか懸念しているところである。
なぜならば、僕が最終日に上海万博に行く予定を立てているからだw