やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

ヴィノテークへ

ヴィノテークのノンアルコールカクテル


ハウステンボス初日の夜・・・

初日といっても今回の旅程は1泊2日であるため、今夜が最初で最後の夜になる訳であるが。^^;

シェヘラザードでノンアルコールカクテルをいただいたあと、場所をホテルヨーロッパのメインバーから、ホテルデンハーグのワインバー「ヴィノテーク」に移した。

時間は間もなく11時になろうという時間だ。本来であれば、このままゆっくりとヴィノテークで時間を過ごし、場内のホテルに戻るというパターンなのだが、今回だけは違った。
なぜならば、今回の目的の一つである全日空ホテルの温泉に入りたかったからだ。この温泉浴場には夜の11時30分までに入場しなければならない。ホテルデンハーグから場外の全日空ホテルまでの移動時間を含めると、どう考えても20分といられないくらいの時間的余裕しかないのだ。

なのに、なぜヴィノテークへ?と聞かれると困るのだが、ヴィノテークのホテルマンの顔を見に行っただけというのが最も正解に近い答えかも知れない。

以前にも書いたとおり、アルコール飲料が飲めないのでこういった場所は今までは全く縁がなかったところなのである。ましてや、今までに1度しか宿泊したことがないホテルデンハーグにあるこのヴィノテークは、名前は知っててもどんな場所なのかは知るよしもなかったのである・・・・。

ヴィノテークに到着。入り口から中を覗いて見る。結構人が入っていて、カウンターしか空いていないようだった。ここは、シェヘラザードと比べると席数がかなり少ないので、ちょっと人が入るとすぐに満席になってしまうのだ。

見慣れたヴィノテークのバーテンダーが忙しそうに動いていた。元気そうで、安心すると同時に、ああ、また逢えたという気持ちになれた。
ハウステンボスでは、何人かの人と顔見知りになれたが、残念ながら次から次へと辞めていかれる。次にハウステンボスに行ったときには、もうそこにはいらっしゃらないのである。せっかく顔を覚えられてお話しができるようになったのに・・・。何度、こういう思いをしたことだろう。

決して経営状況がよいと言えないこのハウステンボスを創っていけるのは人だと思う。いくら綺麗な街並みというハードがあっても、そこに人がいなければ、また来たいという気持ちにならないであろう。

ヴィノテークに顔をだすのも、そこに人がいるからである。単なるワインバーだけだったら、わざわざ足を運ばないだろう。ただ、働き続ける場所としては、現状ではかなり厳しい条件であることはわかっているので、いつまで続くかはわからない。また寂しい別れがあるのかも知れない。そう思うと、今回の旅行で、懐かしい顔を見ることが出来たのは、これまた大きな収穫だったといえよう。

時計の針が11時15分を回った。そろそろタイムリミットだ。

全日空ホテルまで車で送っていただけるというありがたい申し出を受け、ヴィノテークを後にした。ほんの少しの滞在時間であっても、人のつながりを感じることが出来たひとときだった。