やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 ハウステンボス紀行8(10月)

部屋から見た夜の風景


ホテルの部屋に入りゆっくりくつろぐ。

ホテルヨーロッパの部屋は、シックなインテリアで非常に落ち着くことができるので好きである。また、インスタントコーヒーやティーパックによる紅茶ではあるものの、部屋でゆっくりと無料で飲めることも魅力的である。

今日の部屋は、窓からドムトールンが望める部屋である。僕はこの部屋が一番気に入っている。朝になると太陽が差し込みはじめるとともに、運河を白鳥が優雅に泳ぎ回って「おはよう」のご挨拶にやってくる。9時を回ると運河を船が往来し、ドムトールン付近には人が集まってきて、一気に賑やかになってくるのである。
昼間はお客で賑わいをみせていた運河沿いの建物やドムトールンも、日が暮れてくるとともに、綺麗なイルミネーションやライトアップによって昼間とは違った雰囲気の建物に生まれ変わる。この、夕暮れ時の表情が一番好きなのであるが、この時間帯は夕食やイベント見物に出かけていることが多く、部屋から楽しめることが少ないのが残念である。
そして夜も10時を回るとこの街も静けさを取り戻し始め、遠く離れたアムステルフェーンから楽しそうな笑い声などの人の声が風にのって伝わってくる。そして、ときおり吹く風が、運河の水面に写った橋や建物の影を揺らしていくのを、こうやってじっと眺めて過ごすのが至福のひとときなのでもある。

クリスマスシーズンも綺麗にイルミネーションで輝いている街が楽しむことができるが、夜は相当冷えてくるため、ゆっくりと時間をかけた楽しみ方というのができにくい状況にある。やはり時期的には今頃が一番良いみたいで、こうやって外の景色をじっと見ているのも運河を渡る風がすこし肌寒いと感じる季節までなのかぁなんて思いながら、今宵もハウステンボスの夜を堪能したのであった。