やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

 愛知万博最終日・・・

ついにこの日がやってきました。待ち望んでいたわけではないけれど、半年前の3月25日に愛・地球博が開幕した時から、一歩づつ確実に近づいてきていました。

昨晩、西ゲートを出てからリニモの公園西駅に向かう道沿いに、沢山のレジャーシートがひかれ、人が寝ころんでいるのが目に入りました。それも、数組といったものではなく、延々と続いているのです。遠くのほうは暗闇に紛れて確認できませんでしたが、いったいどれくらいの人が前夜から並んでいたんでしょう。前日の夜9時の時点で、西ゲート付近からリニモ駅付近まで、延々とシートがひかれているという現実にビックリしてしまいました。

新聞によると、共同でシートをひき、交代で家に帰っている人達もいたそうです。仲間がいると、精神的負担も肉体的負担も少なくて済むようですが、遠方からやってきた人達は、そういうわけにはいかなかっただろうと思います。一人ぼっち、ただひたすら涼しくなったというよりも、少し肌寒い夜をずっと過ごしていたのではないでしょうか。

いくらなんでも、徹夜してまでして万博に行こうとは思いませんが、昨晩も帰ってきたのが深夜1時を回った頃。それから、今日の入場ゲートをどこにしようか決めるため、ネットで情報を入手するのに2時間半。1時間ほど仮眠をとり、いざ万博会場へ向けて家を出発したのが4時30分。ほとんど、寝てませんがなぁ。。。これって。 ^^;

おとついは、高熱で寝込んでいたので、かなりの睡眠時間がとれたものの、昨日、今日と睡眠時間が1時間程度。最後の万博を・・という気力でなんとか持っているみたいなもんである。

今回は、自家用車を利用。睡眠不足ということもあり運転には若干の不安があったのだが、
昨日、始発で行っても入場に時間がかかることがわかったため仕方無かったのである。
なんといっても、今日は9時から愛・地球広場で配布される、グランドフィナーレの最後を飾るフェアウェルパーティーの整理券が欲しかったからである。

長久手会場周辺に到着したのが、午前5時30分頃。近くの民間駐車場はすでに満車となっていたが、少し離れたところに3000円の駐車場を発見。西ゲートに近い位置にある駐車場であったが、西ゲートに並ぶ人の列は想像を絶するところまで伸びていたため、西ゲートからの入場を断念。北ゲートに向かって歩きだした。歩くこと30分弱。ようやく、北ゲートに到着。

(!o!)オオ!

ものすごい人。なんじゃ、こりゃ・・・・。まだ、始発のリニモが到着していないのに、といっている間に、万博八草駅からのリニモ到着。ほとんど、人が乗っていないじゃないの。おそらく、東ゲートから入場するほうが賢明とのことで、陶磁資料館で降りたのではないかと推測する。

6時の時間であれば、東ゲートに並ぶのも有効ではないかと考えたものの、列が万博八草駅に向かって伸びていると聞いていたため、こちらから歩いていくと反対方向に伸びている状態になる。北ゲートからさらに10分程度は歩かなければならず、入場できたとしても北ゲート付近にくるのに10分弱の時間もかかることを考えると、東ゲートから入場するメリットがあるのか!?と、散々迷ったあげく、最終日の今日は北ゲートから入場することを決断した。最終的な決め手は、ゲートの数である。東ゲートの2倍以上はあると思われる北ゲートからの入場であれば、多少早いのではないか・・・と。

どちらが正解だったのかは、未だにわからない。東ゲートに6時10分くらいに並んだ人が、いったい何時にゲートを通過できたのか、データがないからである。
ちなみに、今日はゲートが8時10分にアーリーオープンとなった。過去最高である。
僕が入場できたのは、たしか8時35分頃だったと思う。

そこから直接愛・地球広場に向かわず、まず、当日の事前予約券を韓国館で取ろうと思ってコモン1の奥まで行きました。ところが、韓国館の当日予約端末機はまだ動作してません。どうやら9時からのようです。時間は8時40分。愛・地球広場の整理券のほうが気になります。さっき来る前にグローバルループ上から見たところ、意外にも沢山の人の列が出来ていたからです。

仕方ないので、韓国館の当日予約は断念し、愛・地球広場へ向かいました。
整理券配布の列に並ぶことはできたものの、しばらくすると整理券配布の列に新たに並ぶことができなくなってしまいました。ギリギリセーフだったのですが、列の後方の人達には整理券が配られない可能性があるとのアナウンスが・・・。

どうやら、朝早く入場した人が、企業パビリオンに流れずに愛・地球広場を目指した感じです。開場して40分程度で整理券がなくなってしまうなんて・・・。はっきりいって、マンモス以上の人気だったと思います。

整理券をもらうために待つこと1時間。人が多いのか、配り方が下手なのか、長蛇の列は遅々として進みません。少しはグローバルハウスのチケット配布を見習えばいいのに・・。
あそこのチケット配布の手際のよさには参ります。長蛇の列ができていても、あっというまに前に進んでいくので、配布の待ち時間も苦になりません。

たかだか、数千枚の整理券配布に1時間以上もかかるなんて・・・。配布の遅さに、いいかげんうんざりしかけていた頃、なんと突然配布終了のアナウンスが。ぼくの前方にまだ数百名の待ち人がいるのに・・・。並んだ人の数だけしか整理券を配布しないのだから、あらかじめ整理券の枚数分だけ人数を数えて誘導すれば1時間も無駄な時間を潰さずにすんだのに!!

現在の時刻は午前10時を回ったところ。会場内はもう人でごった返しています。おそらく今からだったら、どこのパビリオンも待ち行列で一杯でしょう。
朝から目標としてきた、愛・地球広場で開催されるフェアウェルパーティーの整理券が入手できなかったことで、一気に脱力感が・・。
地球広場の後方にある自由席観覧エリアにレジャーシートをひき、そこに座り込みました。
はじめから、この自由席観覧エリアにしておけば1時間以上も並んで無駄な時間を過ごすことはなかったのに、と思ってしまいました。

ずっと座っていても仕方なく、昼食の買い出しを兼ねて外に出ました。ちょうどグローバルハウスの整理券の配布中だったので、列の最後尾に並びました。列は200メートル以上伸びていましたが、あっという間に整理券をいただきました。やっぱりここは手際がいいなぁと思いながら手にした整理券を見ると、今日の整理券は黒色を基調として印刷され、ファイナルの文字が入って格好いいものでした。オレンジホールの整理券だったので本当は入館したかったのですが、時間を確認したら1時30分。う〜〜ん、ちょうど閉会式と重なってしまいました。マンモスの模型と一緒に写真が撮れなかったことがちょっと残念でした。

しかし、地球広場の整理券配布の列を締め切ってから1時間以上経過しているのに、まだグローバルハウスの整理券を配布していたんですね。この様子だと、愛知県館の当日予約もとれるんじゃないかな、と思いました。

12時を回ったころに、愛知県館に行ってみると、予想どおりまだ当日予約機が動いていました。いつもと違ったのは、その当日予約機に人が並んでいたことです。^^

一番見たかった最終公演はもうすでに予約が満席となっており、残っているのは6時から7時30分までの4公演のみでした。愛・地球博の締めくくりとして考えていたパビリオンは三井・東芝館かこの愛知県館だったので、本当は8時からの最後の公演を見たかっただけにちょっと残念でした。ちょうど、愛地球広場で開催されるフェアウェルパーティーと時間が重なっていたこともあり、愛知県館への入場は断念することにしました。

このあと、グローバルコモン3に行き、ロビン・マトリックスのイベント出演にまたしても遭遇。彼のマジックを会期中に3回も見てしまいました。

グローバルコモン3はどこのパビリオンも行列ができていて、すぐに入ることが難しい状況になってました。唯一入れたボスニア館で、なんとスタンプが2種類あることが判明。残念なことにスタンプ台帳は愛・地球広場に置いたバックに入れてあったので、押すことができず・・・。(×_×)

閉会式の中継時間が迫っていたので、ひとまず愛地球広場に戻り、3時まで閉会式を楽しみました。

そのあと、嘉門達夫が登場して185日間の映像とともに万博を振り返るトークショーがありとても面白かったのですが、モリゾーキッコロメッセの大阪万博の展示をもう一度見たくて途中で退席。このとき、愛地球広場に入れない人が沢山いて、警備員ともめているのを目撃。一端出たら、次に入場できない恐れがありますと念を押される。こりゃ、やばい・・。

モリコロメッセで楽しみ、地球市民村経由で戻ってきたが、4時30分を過ぎていたので、市民村のテントは片づけ作業の途中でした。そのあと、グローバルコモン5に行きましたが、大勢の人でごった返しており、身動きができないほどの激混み状態でした。結局どこも見ることができず、5時過ぎに愛地球広場に戻り、6時30分から始まったフェアウェルパーティーを最後の9時まで楽しみました。

その後、グローバルコモン1のパビリオンを見に行きましたが、既にどこも終了しており寂しい限りです。
そのままゆっくりとグローバルループを歩いて会場内を周り、10時の閉場時間になったにも関わらず、写真を撮ったりして余韻に浸っていました。

途中、ながくてビッフェで鰻弁当が1500円の半額の750円で販売されていたのを発見!早くゲートから出なければならないのに、腹が減っていたのに負けてしまって思わず購入。食べ終わったあとのゴミをゴミ箱に捨てようと思ったら、既にゴミ箱が使えないようになっていて、店に回収してもらいました。^^;

人が少なくなったグローバルループを歩き、西ゲート前に到着したときには、10時50分。途中のエスカレータで、おそらくゲート前での見送りを終えたあとだと思われるアテンダントの行列に遭遇しましたので、西ゲート前には警備の方々しか並んではいませんでした。

朝の混雑しているゲートでの誘導に始まり、手荷物検査と、本当に警備の方々と接触する機会も多かったため、閉場時間をとっくに過ぎているにもかかわらず、最後の最後まで警備員の方々が来場者を見送っていたことに対して、とても感激してしまいました。
その警備の人達にお礼を述べ、一人一人握手をしながら、愛・地球博長久手会場を後にしました。

西ゲートを出た瞬間、長いようであっという間に通り過ぎていった185日間の愛・地球博が終わりを告げました。


公式入場者数(25日最終)
入場者数: 244,052人
総入場者数: 22,049,544人