やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

小松からの手紙と僕が買った株の数奇な運命について

重機の数々

 

 今日、小松よりお手紙を頂戴した。

 小松と書いたが、友達の小松君のことではない。もちろん農作物の小松菜のことでもない。小松製作所の小松だ。

 紛らわしいので、以後コマツと書くことにしよう。

 手紙の内容は次のとおり。

コマツからいただいた手紙

 何のことはない。この前応募した「株主さま向け工場見学会」の抽選結果が送られてきて、そこには『見事外れました!』っていう意味のことが書いてあっただけのことだ。

 コマツ株を買ったのは2018年1月。当時のコマツ株価は右肩上がりの絶好調期。将来を嘱望される超優良株として、誰もがうらやむような名声を得た時代の寵児のようにもてはやされていた会社だった。もっとも、そう思っていたのは僕だけだった。

 思い切って200万円もの軍資金をはたいて買ったコマツ400株。買った時がピークだというのは僕にとってはよくある話で、手にしたその日からのコマツ株は豹変し、これまでとはうって変わって下落基調に成り下がり、2年かけてついに株価は半値以下になってしまったのだ。その悪夢のような日々からさらに3年間我慢し、ようやく買値まであと400円弱というところまでまで漕ぎつけたのであった。

 実に5年以上にわたって高値で買った僕をあざ笑うかのように沈んでいたコマツ株が、今後もし買値まで戻ったら、盛大にパーティーを開催する予定でいる。

 もっとも僕が買った株の中で、買値から半値以下まで下がってしまった株価が買値付近まで戻してきた株はとても珍しい。大抵は、未だに沈んだまま塩漬けになっている。パピレスコカ・コーラコニカミノルタ、ラック、日産自動車、パーク24などだ。 

 これらの会社はすべて僕が経済評論家の言葉に感化され、将来性があると見込んで購入した会社だ。今思えば、可哀そうなことをしてしまったと思う。頑張って底辺から這い上がってきて欲しいと切望する。まあ、僕が株を手放すまで無理だと思うけどな。

 

 話を戻すが、コマツに限らず、株主との交流会や会社見学会などの行事があれば、行ける範囲で応募しようと思っている。というのも、株主総会に出かけていってお土産をもらおうとずっと思っていたが、悲しいかな、株主総会は平日に行われるため、会社員だった僕が東京まで出かけていって出席できるわけがない。そんな僕が密かに楽しみにしていたのが、会社を退職したら東京見物しながら株主総会をはしごすることだったのである。

 ところが、僕が退職したときには「総会でのお土産の配布はありません」と明記された通知書が届くようになり、楽しみにしていた株主総会でのお土産の配布は過去のものへと変わっていたのだ。

 株価には見放され、株主総会の土産にも見放された僕が、なんとかして株主のメリットを探そうと目をつけたのが、株主しか参加できない会社見学や工場見学だったという訳だ。

 今回のコマツは残念な結果だったが、できればホンダの工場が三重県にあるので、その見学会に参加したいと思っている。

 コマツの株価が購入価格まで戻るのが早いか、ホンダの工場見学会に当たるのが早いか、それともどちらも永遠に実現しないのか。それを知るのは神様のみですな。