やまとの少しニッチな日記

徒然なるままに~自分の体験談を中心に、思ったことを綴っています。

ケチケチ旅行で楽しむ大阪・関西万博~タイパビリオンは「学校の展示会のよう」なのか?~

 今朝の新聞を見ていてこんな記事を見つけた。

 大阪・関西万博に出展しているタイのパビリオンを巡って、タイ国内でのSNS上では自国パビリオンを訪れたとするタイ人による書き込みが相次ぎ、「学校の展示会のよう」などとの批判が続出し、担当閣僚が現地を視察して検証する事態になったとのこと。

 私が思うにはあの展示が「学校の展示会のよう」って思うくらいタイの学校の展示会は素晴らしいのかと思ってしまうのだが(笑)

 なにをもって貧弱だと思うのかも不思議で、「他国パビリオンのように物語性のある展示になるよう見せ方を工夫してほしかった」とあるように、単なる見せ方の問題だったのか、それとも「パビリオン整備にかけたコストと内容が見合っていない」との意見があるように、38億円という万博費用が高額すぎたという感想なのかわからないが、SNSに投稿した個人の感想が大きく社会を揺るがすことができる時代になったのを痛感した次第です。

 世論の高まりを受け、開幕して10日後の4月23日にはソムサック保健相が訪日してパビリオンを視察したそうだが、めっちゃ対応が早いな。っていうか、万博を見終わって日本から帰国したタイ人がSNSに投稿して炎上させるほど、そんなに多くの人が開幕直後に大阪・関西万博にやってきていたのかw

 で、「学校の展示会のよう」って言われているタイパビリオンにはもう何回も入っているが、そんな印象を一度も受けたことがないくらい充実した展示内容だと思うけどな。

 まあ、あくまで個人の感想だから、日本にやってきて万博にやってきて、自国のパビリオンより優れた各国のパビリオンにたくさん入場している富裕層たちと、私とは展示内容に対する感想がまったく異なっていても仕方ないとは思いますがね。とはいうものの、SNSに投稿して批判したくなるほど酷い物だったのかなって・・・。

 タイパビリオンの建設。

 いいですねぇ。この建て方。

 タイのシンボルである象もちゃんと展示されていましたよ。

 気がつきました?

 建物の半分は鏡に映っている虚像だってこと。

 巨象じゃないですよ!

 パッと見た目にはわからないようになっていますね。これで建物を大きく見せながら建設費用の削減を図る。エコですね~、見せてるだけで建築面積は狭いままだけどw

 建物前の広場ではステージ周辺が綺麗に飾りられており、何やらイベントを行っていました。

 中に入るとこんなに可愛いスクリーンで迎えてくれます。

 タイ国の豊かな自然・文化の紹介もちゃんとありますよ。高い医療水準を誇るタイならではのPRも怠らずにされていました。

 他にどんなものがあったのかって?

 多過ぎて書けませんがな。

 情報が多過ぎて見るのも大変です。

 テーブルの上に皿を置くと、美味しそうな料理が盛られます。こんな展示って学校の展示会にありますかねぇ。

 地域で異なっている料理の紹介や作りたい健康メニューと食材をタッチしていくだけでさまざまな料理を提案してくれます。

 私も体験してこのような料理が紹介されました。

 紹介された健康メニューはスマホにも表示されました。

 タイと言えばタイ式マッサージも有名ですよね。

 4月下旬は館内に並んで体験マッサージが受けられる整理券をゲットしました。このあと6月に訪問した時は、屋外に設置されたQRコードを読み込んで予約する方法に変わってました。

 これは4月下旬の時の様子。マッサージを受けるイスが6月とは異なってますね。

これは6月上旬の時の様子。マッサージを受けるイスが4月とは異なってますね。

 体験マッサージを終えたら、飲み物がいただけました。

 この体験マッサージ、ずっとリュックを背負って会場を歩き回ってゴチゴチになっていた筋肉の強張りも解れて気持ち良かったです。お陰様で骨折したときからずっと気になっていた足の痛みも取れ、このあとは快調に歩ける体に戻りました。なお、効果には個人差がありますので、この体験マッサージを受けたからといって全ての方の悩みが解決するわけではありませんので悪しからず。

 タイは香水も有名ですよね。

 4月や5月に入った時は、こんな香りの体験もできました。このエリアは月例展示になっているので、会期中には何度も展示替えがあります。

 タイと言えばあと、料理も・・・

 レジでお金を支払ってカウンターで料理を受け取り、屋外のテラス席で食べることができます。

 屋外にもプレハブの建物があってそこでも展示を行ってましたが、ほぼほぼ人が来ないような感じで、私が長時間展示を見ていたらプレゼントをいただきましたw

 屋外の通路にもカラフルなモニュメントがたくさん並べられています。

 とまぁ、ざっとこんな感じで紹介したわけで、タイパビリオンは入場予約することもできますので、長時間並ばなくても楽しむことができます。

 そりゃ確かに本物の文化財を展示しているイタリア館や壮大なスケールで月の石まで持ってきているアメリカ館などの超大国と比較してしまえば見劣りしてしまうのかもしれませんが、なぜタイ国内で「内容が貧弱」とか「学校の展示会のよう」という指摘を受けて炎上したのか、是非ご自身の目で確認してきてみたらいかがでしょうか。

 私には北欧館の展示よりも「サワディー」と明るく挨拶してくれて、映像でもこの言葉が何度も流れてくるタイパビリオンのほうが自分には合っていました。

 ついでに言うならば、この挨拶の言葉を聞くと小林製薬のトイレ用芳香剤を想像してしまうのは私だけではないと思うのだがどうでしょうか。